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2023.愛逢月
学生時代、それはもう怠惰な夏休みを送ったもので、勉強した記憶が全く無い。
大体家でゴロゴロして、時々友達と海に行ったりだとか、花火をしたりだとか、祭りに行ったりだとか、今思えば青春しすぎていて眩しいくらいである。
家族で旅行したりは無かった。
家にいる時はというと、午前中に起きてずっと自室の畳に寝転がって小説を読み耽っていた。
小学校高学年〜中学時代は上橋菜穂子先生の作品が好きでよく読んでいた。
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闇の守り人が一番好き
ファンタジー系の話が好きなのはきっと上橋先生が原点になっているのだと思う。
当時は今ほど現実世界が嫌ではなかったが、せっかくの長い休みに宿題なぞやりたくなかったので、架空の世界に沈むことは現実逃避ではあったのかもしれない。
大人になった今では好きな時に好きなだけだらけることが出来る。
が、"本来やるべきことをやらずにだらける背徳感"は学生のうちにしか味わえない。
夏休みの頭に宿題を全て終わらせて残りを遊びに充てるより、宿題を溜め込んだまま毎日自由に過ごす方が気持ちが良い。
内心、若干の苦しさはあるが。
学生時代の楓へ
お前の夏休みの過ごし方はそれが最適解だぞ。
恐らく真面目に過ごす方がつまらん。
…などと美談にしようとしているが、毎年夏休み最終日にはもう殺してくれと思っていた(宿題が終わらなさすぎて)
あんな夏休みにもノスタルジーを感じるようになってしまって、おれも歳を取ったんだなぁ。
もっと楽しい夏の思い出はいっぱいあるはずだけど、一番色濃く残っているのはこれです。
楽しい夏休みでした。
久々にちゃんと文章書いたわ。
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