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良きモノ(3)カイ・ボイスン(Kay Bojesen)_食器
良きモノ図鑑
ブログ全体が良きモノの図鑑です。ジャンルによってマガジンを設けています。今回はカトラリですが、食器ジャンルにいれます。
カイ・ボイスン(Kay Bojesen)
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カイ・ボイスン(Kay Bojesen、1886年8月15日 - 1958年8月28日)は、デンマークの銀細工師、デザイナーです。木製の動物を制作したことで知られ、特に1950年代にロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(the Victoria and Albert museum in London)に展示された木製の猿は、今日ではデザインの古典とされています。
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By Ethan Kan from San Francisco, USA - Monkeys!, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17153590
カイ・ボイスンは、1886年8月15日にデンマークのコペンハーゲンで生まれました。最初は雑貨商の修行をしていましたが、1906年にデンマークの銀細工師ジョージ・ジェンセン(Georg Jensen)のもとで働き始めました。デンマーク美術館は、彼の初期の作品をアールヌーボー様式であると説明していますが、これはジェンセンの影響であると考えられています。
1922年、ボイスンは、手足が動く、高さ6~10インチの木製玩具をデザインし始めました。ボイスンがデザインした玩具には、チーク材とリンバ材の猿(1951年)、オーク材の象、オーク材とメープル材の熊、ブナ材の揺り木馬、オウム、ダックスフント、デンマーク王室兵のおもちゃ(太鼓持ち、ライフル持ち、旗手など)などがあります。1990年、デンマークのデザイン会社ローゼンダールがこの玩具の権利を購入しています。
ボイスンは、玩具の他に子供用の家具やジュエリー、家庭用品のデザインも手がけていました。1938年にデザインしたステンレス製のカトラリーセットが、1951年のミラノトリエンナーレIXでグランプリを受賞したことから、ボイセンは、このセットを「グランプリ」と名付けました。現在、グランプリのカトラリーは、リニューアルされ、カイ・ボイスンの孫娘、スザンネ・ボイセン・ローゼンクヴィスト(Susanne Bojesen Rosenqvist)によって製造が行われています。グランプリは、デンマークの国民的カトラリーとして知られ、世界中のデンマーク大使館で見ることができます。
グランプリ(Grand Prix)
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カイ・ボイスンがデザインしたのち、孫娘のスザンネ・ボイセン・ローゼンクヴィストによってリニューアルされたカトラリー、グランプリ。もともとシルバーカトラリーとしてデザインされたこのシリーズは、デンマークの戦時状況下、カトラリーの素材である銀の供給が難しくなったため、当時は工業デザイン商品の素材としては珍しい「ステンレス」を用いて、シルバーカトラリーをもとにデザインされました。
大泉物産
新潟県燕市にある金属加工メーカー。
1991年に、カイ・ボイスンは日本での製造を依頼します。以来、カイ・ボイスンは、日本の新潟県燕市にある大泉物産の工場で製造され、全世界で使用されています。
カイ・ボイスンのロゴ
ロゴは、本家?とステンレスカトラリーで違うようです。
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デンマークのカイ・ボイスンのサイト
参照
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