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読書鏡を作る

なんて洒落たタイトルにしてますが、何のことはない老眼鏡です。3年ほど前から、単焦点のコンタクトレンズで遠方を見るのは不自由はしないけれども手元の本を見たり、スマホを見たりが辛い。遠近両用のコンタクトにして少しの間は良かったのですが、周囲が暗くなるともうだめ。年は取りたくないものです。そこで旅先で思いつきに買った、老眼鏡を重宝したのと、デザイン製のあるものに少し手を出してコレクションが増えてゆく。

すると自然にメガネのデザインとかに目が行くようになって、一目惚れしたのが、guépardgp-02e。フランス語のメーカー名ですが、日本でデザインされて、(確か)鯖江で制作されているらしい。

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実物を見ずに通販で買いました。予想より小ぶりですが、デザイン的には大満足。今度はレンズを入れ替える算段をします。

自宅のある阿佐ヶ谷にはレンズ専門店などなくて、いわゆるチェーン店の眼鏡店がほとんど。思案して、検索すると職場近くにこちらもチェーン店の店舗があり、喜び勇んで持ち込むと、5分間ほどフレームと格闘した店員さん、壊すことを恐れて「うちではお受けできません」と断られてしまいました。フレームが肉厚で、かつべっ甲製。確かに扱いは難しそうです。

途方にくれましたが、職場からそう遠くはない新宿駅周辺にはそれこそビル全部がメガネ店、という超専門店があるので、そのひとつ、和真(ワシン)の新宿本館にフレームを持ち込みました。緊急事態宣言下なので、街もガラガラ、お店も人はまばら。まずはもとから嵌っているレンズを取り出せることを確認してもらい(けっこう格闘している様子は見て取れましたが)、丁寧に視力を測り直してもらい、入れるレンズの相談をして注文することにしました。入れるレンズは「近々(きんきん)」とい複焦点レンズで、80 cm  くらいと、30 cm くらいの手元の2箇所が見やすいように設計されているようです。「遠近」は聞いたことありますが、ほかには「中近」があって、部屋の中を見渡すくらいの距離でも焦点が合うし、手元もよく見えるものだそうです。

新型コロナの影響もあり、かつ、お盆の時期に重なり、オリ・パラの関係で物流が滞っている関係か、ゆっくり2週間後のできあがり。まあ急ぐものでもないので、じっと待つことにしましょう。

しかし、こんな風に東京では現実的な時間でたどり着ける場所に超専門店があるし、私の生活圏では荻窪や吉祥寺で店を探す選択肢もあるのだけど、こんなに選択肢がない所は一体どうするのだろう。ネットを探すと、フレームを送るとレンズを入れ替えてくれるサービスもあるけど、和真では瞳の位置をどのように合わせるか、細かい調整をしてくれました。本来は身につける物は試着すべし、は正しいのですがお店がどんどん無くなっている地域では一体どうしているのだろう。

(備忘録:書くべきテーマ)
・なくなると大変なサービス
・阿佐ヶ谷でワインを買おう、のアップデート





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