会社設立vol.6 銀行口座開設と社会保険加入

「そのうち届きますから」と、法務局で冷たく言われた国税庁の法人指定通知書が早かった。設立申請から7日目には届いたようだが、郵便局が配達してくれない。謎の黄色い紙が届いた。「ここには人が住んでますか?誰が住んでますか?回答しないと郵便物は返送しちゃいますよ?」という内容。完全に個人宅向けの内容になっているのでどう書いたらいいかわからない。仕方なく、連絡先が記載してある郵便局に行って事情を話すと、初めての配達先は確認取れるまで配達しないらしい。それはそれでいいけれど、そういうことは周知して欲しいし、個人宅向けの「世帯主は誰ですか?何人住んでますか?」みたいな紙を企業宛に出さないで欲しい。郵便物を受け取るには会社住所が確認できるものが必要だった。登記簿謄本見せたら渡してもらえた。事前に郵便局とすり合わせできると問題なくていいと思うけれど、登記簿も取れない状況では難しいかもしれない。国税庁からの郵便物が早いことを考えると早めに対応した方が良い。

社会保険の手続きを進めるためにはまず、保険料振替のために銀行口座を作る。ネット銀行はダメなので、地域の銀行にお願いに行った。事前に相談していたので、書類等は問題なかったが、なんだかんだでクレジットカード発行までには1時間かかった。当然口座開設の審査もあるので時間には余裕を見ておいた方が良い。口座と合わせて済ませたいのが、年金事務所に提出する振替申出書。銀行の確認印をもらってから年金事務所に提出するので、年金事務所で書類をもらっておいて銀行で記入、押印してしまうのが手っ取り早い。金融機関分の書類もその場で受領してくれる。口座開設手続きの時に振替申出書も見せたが、金融機関印が必要なことを銀行担当者が理解しておらず、年金事務所から舞い戻ることになったので、相手よりこちらが詳しくなっていると手間が少なくて済む。

振替銀行口座ができたので、今度は年金事務所で事業所の新規適用届の提出と、個人の被保険者資格取得届提出した。保険料の計算や書き方など事前相談していたので、手続きはスムーズ。担当者もとても親切で助かった。会社設立日から加入となり、受診の予定があることを伝えるとそこに間に合うように手続きも進めてもらえそう。提出したのは下記の書類。

・(法人の)新規適用届(地図はGoogleマップ印刷添付でOK)

・履歴事項全部証明書(登記簿謄本)

・法人番号指定通知書コピーまたは国税庁法人番号公表サイト自社ページの印刷

・保険料口座振替納付申出書

・(加入する人の)被保険者資格取得届


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