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深夜に侵入!?自動車学校の思い出

通っていた大分県立高田高等学校には普通科と商業科があった(1987年当時)。

商業科では仮卒前に就職が決まった生徒は、仮卒前でも自動車学校に通うことが許可されていた。

聞けば、仮卒後は自動車学校が混雑し、免許取得までに時間がかかるとの情報を得たので、普通科で就職を決めた自分は、担任に願い、自動車学校通学を特別に許可してもらった。

当時、高田自動車学校は、生徒が希望する先生と希望する受講時間を自由に選べる仕組みだった。

受付カウンターに全講師が縦軸に、時間割が横軸に書かれた表が置かれ、空いたマスに氏名を書き込む流れだ。

とはいえ、均衡を保つために、1日に受講できる時間数は2時限までと決められていた。

ところで、生徒の体調不良などによりその日になってキャンセルが発生することがたびたび起きていた。

このキャンセル待ちは当日の早い者勝ちのため、初めのうちは自動車学校が開く早朝から問い合わせが殺到したのだが、そのうち、始業前に並ぶ者が現れ始め、仕舞には前日の夜から泊まり込む猛者も現れ始めた(どうやって侵入したかはわからないが、教習車のドアを開け、車中で寒さをしのいでいた。)。

ちなみに自身の従姉はこの自動車学校で旦那と会い結婚に至った。人生なにが起こるかわからない。

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