![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87670718/rectangle_large_type_2_a8fd1a27726f4805261f78a62f3ca2c2.jpeg?width=1200)
「赤い機体」のGR YARIS女子。
![](https://assets.st-note.com/img/1664149344119-wLzirMonQq.jpg?width=1200)
毎度写真で感じるのは
この佇まい、
車高も、トレッドも改められ
まさに
「走る!」
を
連想させる張り詰めた雰囲気。
「赤と黒」を基調とした車両・・・
というよりも「マシン」と言いたくなる。
こんな車両から降りてくるのは
本当に華奢で、腰が低く
よもや
「GRヤリスの6MTを操る」
とは想像もつかないようなオーナー。
人を見かけで判断するのは良くないが・・・
ましてや今の時代
”男女差別だ”
なんて言われてしまいそうだけど(汗)
だけど恐らく大半の人が
この「赤い機体」と
あのオーナーを結びつけることは
恐らく難しい・・・。
そんなGRヤリス
に今回もご登場頂いた。
埼玉方面よりお越し頂きますS様、
いつも弊社をご愛顧下さいまして
本当にありがとうございます♡
なんと言ってもS様をご対応させて頂く上で、
弊社に精通する女性STAFFがいて良かった
と、毎回思う事実。
さっき、男女差別・・・のような事に
触れたのだが、
もはや車のカスタマイズにおいて
「女性のご相談を女性が叶える」
という事は現実として
当たり前のように日々眼にしている。
重要なのはこれが
洋服やアクセサリーではなく、
「車のカスタマイズ」
だという点で、
もはや10年前には考えもつかない
状況なのだけど・・・(苦笑)
そんな真紅のGRヤリス
今回はエクステリアの小変更にて
ご入庫頂いた。
S様が着手したのは主に2点。
![](https://assets.st-note.com/img/1664150390434-0EilkAGd2h.jpg?width=1200)
ひとつはこの”リヤセクション”。
これまでにもインテリアなど、
女性ならではの視点で様々なモディファイを
実施して頂いている。
それがなんだか嬉しかったが
まさか
ボディキット
に話が及ぶとは想像しなかった。
暴力的なまでにワイド化された
リヤフェンダーに対して、
ふと視線をルーフ側に向けると
なんとも愛らしく丸みを帯びた
ルーフスポイラーセクション。
当時開発しながら
この
”上と下のギャップ感”
に違和感を拭えなかったから
こんなアイテムを考えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1664150600320-vye0WSwDJR.jpg?width=1200)
これがその装着後。
丸みを帯びて草食系とも思えたこのパートに
いかにも空力を予感させる
”翼端板”
が出現、
それでいてシンプルに小型。
これは弊社のボディキットチャンネル
”SPORTDESIGN”
からご提案の
「リヤウイングエフェクター」
という製品。
![](https://assets.st-note.com/img/1664150842579-uHfzdvfbWE.jpg?width=1200)
なんとこれを今回
「ボディ色×マットブラック」
で塗り分けて装着したい。
と
いうのがオーナーの希望。
これを受けてご用意したのが
写真のようなセパレート仕様。
天面がなぜマットブラックなのか?
というのは
この車両が1ST EDだから。
標準モデルではリヤルーフスポイラーに
ハイグロスブラックのものが採用されるが、
”1ST EDITION”だけは専用加飾。
そこを考慮して天面にはマットブラックを。
純正リヤルーフスポイラーとの”並び”を
意識してこの仕様に。
![](https://assets.st-note.com/img/1664151163568-huEprv6IPG.jpg?width=1200)
ただ、これが実際には簡単ではなく。
そもそもリヤウイングエフェクターは
「塗り分けを前提としていない」
デザインのため、
柔らかな曲線、面構成のまま
天面から側面へと流れる。
ピークと呼べるようなきっかけは無い。
そこで、STAFFは「素地品」を用意。
S様の車両を事前に仮入庫させ、
人工的に見切り線を設けて
あらゆる角度から車両を眺めた。
前7:3、リヤ7:3、真後ろから・・・
と、
どの位置から見ても
「違和感のない見切り線」
を探して行く作業。
ただこの作業、
本当に楽しそうにやっていた記憶(笑)
1mm単位で位置をずらしながら
角度を変えながら、
微調整は続き遂に導き出した
塗り分けのライン。
今回のご依頼の”生命線”だ。
そして完成したのが写真の仕様。
事前に完成状態を「装着前」のまま
オーナーにはご覧頂いていた。
だが、お分かりの通り・・・
愛車に実装着された姿をリアルに見る
のは別格の出来事だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1664151633123-HY6oTKeLY8.jpg?width=1200)
このご入庫時の姿から
今回悩みぬいた末に完成した製品を
インストールする。
![](https://assets.st-note.com/img/1664151741800-iNxbzYK7Nq.jpg?width=1200)
これが装着後の姿。
これまでは弊社のデモ機も含め、
遠方通販での発送も含め。
このように「ボディ色を交える」という
ご依頼は一切なかった。
まさにオーナーの
創造力の勝利
じゃないかと改めて思う
完成後のこの姿。
リアルカーボン採用で
雰囲気を高める・・・
事は実践できても、
この発想は自分にはなかったな・・・と
実感した次第。
![](https://assets.st-note.com/img/1664152012469-2ggow0NCAV.jpg?width=1200)
今回僅かな反省点は
1ST EDITIONのセミグロス、いわゆる
艶の引け具合
を完全に掌握できなかった点。
オーナーのS様にはこれをお詫びした次第。
どちらかというと
ルーフの純正カーボンラッピングに
寄ってしまった光沢。
今後もコントロールするのは極めて難しいと
思うが課題となった一案。
とはいえ、
このワンオフ作品を晴れやかな笑顔で
とても喜んで頂けたのは救いだった。
さらに、このリヤウイングセクションでは
もうひとつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1664152207087-84uMpSKCg8.jpg?width=1200)
S様の着眼点がまた
「極めてニッチ」
である事に驚きを隠せなかった
このご用命。
中央クリアなレンズが採用される
ハイマウントランプ。
![](https://assets.st-note.com/img/1664152316143-q8HlCIrg8M.jpg?width=1200)
ここにご覧の通り、
”レッドクリア仕様”
を採用頂いた
「カラードハイマウントランプ」
も同時に変更。
澄んだ透過光率の高いこの加工は
時の30系プリウスから
今なお続いている製法。
今回は点灯時の写真がないが、
純正ではともすると
”ピンク色っぽい点灯色”
に思える事もあるこのパートが
”色彩の濃い、真のレッド点灯色”
になる事は
あまり認識されていないポイント。
![](https://assets.st-note.com/img/1664152524178-BTg1scIMpF.jpg?width=1200)
このハイマウントランプも変更し、
リヤ上段の景色
はこの日で一変する。
なによりも両サイドに力強く
スポーティに生えた「翼端板」が
大きなトピックだが、
こうしたレンズ加飾の変更は
後にじわじわとオーナーの満足度を
高めていく。
「誰も気づかない」
・・・これがまた心地良い。
![](https://assets.st-note.com/img/1664152726429-ZHePBUSYVm.jpg?width=1200)
まずはこれで今回の
”リヤセクションアップデート”
は無事に完了。
「全面ブラック塗装」
よりも、むしろこちらの方が
自然なのかもしれない・・・?
とすら思えるほどの
抜群のフィッティングとなった今回。
大型のこれでもか!!
というリヤウイングも魅力的だが、
いかにも上級者だ
なんて、
もしかしたら
エンスージアスト感まで垣間見せる
玄人好みな2分割ウイング。
これを採用頂き、
更にモディファイは続き・・・
次に着手をしたのは
同じくエクステリア。
弊社が強く推奨しているプログラム
「エンブレムデアソベ」
もこの日実践して頂いた。
![](https://assets.st-note.com/img/1664153118243-XSE0xwM1S1.jpg?width=1200)
こちらがまずご入庫時。
一般の人が見れば
「TSSがあるかないか?」
を一目で判断するのは難しいが
これはTSSレス時のTマーク。
今回この鮮烈なレッドの外板
”エモーショナルレッドⅡ”
に纏ったそのカラーが
![](https://assets.st-note.com/img/1664153284693-12BnE9VJZf.jpg?width=1200)
王道中の王道
と言えるこのカラー
「ブラッククローム採用」
とにかく赤い外板色には
この上ないほどのマッチングを魅せる。
抜群の安定感・・・
というよりも
言い方がおかしいが
「安心感」
を覚えるようなこのタッグ。
![](https://assets.st-note.com/img/1664153413176-CM93jXdpwG.jpg?width=1200)
若干の赤みを帯びたような
スモークメッキのこの仕様は、
ご存知
LEXUS F SPORT
の各モデルでもグリルフレームなど
多くのパートで専用として採用される加飾。
その潜在的な記憶が
「安心感・安定感」
と、認識するのかもしれない。
上質かつ、スポーティな
妖しく光る黒メッキの魅力を新たに採用。
![](https://assets.st-note.com/img/1664153548698-GH9181z7IG.jpg?width=1200)
そして、こちらのリヤセクションも
![](https://assets.st-note.com/img/1664153591453-z16NcRP0dH.jpg?width=1200)
この変化。
市街地で後続から追従する視界でも
信号待ちで必ず気が付く。
それでもまだ一般に向けては
「珍しい」
と思われることが多い
”ガラスレンズ越しの意匠”
だが、
そのガラスレンズ越しを飛び越えて
妖しく黒い輝きを放つ
このエンブレムがいかにも事情通。
ホイールやエアロでフル武装の
車両は国産・輸入車を問わず
星の数ほど走っているが、
エンブレムデアソベ
を実践する者は極めて少ないと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1664153783661-92zK538dNh.jpg?width=1200)
その
細部まで手が入った本物感
は、
これの存在すら知らなかった者にとって
衝撃的だろうと思う。
黒く輝く鏡面・・・
に面を喰らって間もなく、
その選択肢にまさか5色もある!
という事を時間差で知る事となる。
という事でご紹介をさせて頂いた
”GRヤリス女子”
による愛車のアップデート。
![](https://assets.st-note.com/img/1664153991721-F0anfWu3DP.jpg?width=1200)
S様にはご依頼を頂いた上に
このようなお気遣いまで頂戴してしまい・・・
本当にありがとうございました!
大好物な”黒胡椒せん”は
埼玉県が本場♡
埼玉県は「地のもの」がとても多くて
いつも本当に羨ましく思う。
意外と横浜はこうしたモノがない・・・。
![](https://assets.st-note.com/img/1664154132206-iWLi8sNSH5.jpg?width=1200)
この数年でとにかく実感するのは
女性オーナーがカスタムを愉しむ
事案が飛躍的に増えた事だ。
それも過去であれば
旦那様、あるいは彼氏の同伴で
訪れていた形が
女性オーナー単独で訪れる
形に変化した。
女性はまるで”ファッション”のように
車のパーツを捉える。
本当の意味でのコーデだ。
そもそも根本的な話となるが・・・
「着飾る」
という着眼点で、いつの時代も関係なく
男が女に勝てる要素
など
無いのかもしれない。
女性進出
というのは業界にとっても
重要な課題だ。
そこを今後も女性の意見をもとに
率先して取り組んでいこう。
女性が相談しやすい場所に。
END
![](https://assets.st-note.com/img/1664154523936-OpSqJP1jV6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1664154579533-QDpiFr9bDt.jpg?width=1200)
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