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「漆黒」にこだわり抜く。


各画像はクリックで高解像度


ブラックアウト


を徹底して追求するこちらの一台、
80系ハリアーにご入庫頂いた。


車両の外板色は「202」
潔いほどの黒、ソリッド。

そして80系ハリアーで象徴的な
”各部のメッキ加飾”
は消去され、

これも徹底して

「202ブラック」加飾

というモノ。


少しでも”神経が細かい”者からすれば、
ただでさえ202のボディ。

それだけで既にその先へと長く続く

「愛車との付き合い」

に戦々恐々とするところ(苦笑)


小キズが、洗車が・・・と
悩みのタネが尽きないのではないか?


だがオーナーであるM様、

”そんな事はどこ吹く風”

と言わんばかりにこの出で立ち。


202ボディにおののくどころか
自らの意思で

202パートを積極的に増設!

しているのだから頼もしい。


そしてこちらのM様、

今回の作業は更に「隙間」を埋めるべく
なかなか例のないご依頼を頂く事となった。


それが


グリルガーニッシュ及びロワグリルは202ブラックでまとまっているフロント。


このパート。

「フロントグリルUPR」

へのご要望を頂けた今回。


多くのケースで80ハリアーの「グリル」
と言えば

「ロワグリル」

がそれこそ無数の施工例を
ご紹介してきているのだが・・・


今回はいわゆるUPRグリル。


アッパーグリルの下部「格子部分」への艶やかなグロス光沢を採用。


やや白っちゃけた感のあった

”黒シボ素地”

のエリア。

これががコントラストの効いたブラックに
変化しているのがお分かり頂けるだろうか?

ちょうどトヨタマークの下、
さらにバンパーガーニッシュの上

にあたる”格子部分”にご注目頂きたい。


これがスピンオフ的に実行された

”SHIBOTORI PLAN”

でやはり!

カラーは「202ブラック」での施工となった。



オーナー曰く「唯一のウィークポイント」だったUPRグリルの一部、この質感。


周囲の202加飾と見事に同化した施工後の姿。


この比較でお分かり頂けたと思う。


すぐ目の前にある
「バンパーガーニッシュ」
は既にブラックアウト施工で202ブラック。

そのガーニッシュと並列する
UPRグリルの下部の仕上がりは、

まさにそれと同化する艶やかな光沢となった
完成後のショット。



UPRグリルからLWRグリルまで続く光沢加飾が実に美しい。


文字通り「隙間を埋める」その言葉通り。


恥ずかしながら弊社デモ機も
さすがにこのパートは黒シボ素地・・・。

この姿を見た途端に
これまで一切に気にもしていなかったモノが

一気に自分の中でクローズアップ!

される事となってしまった(汗)


もはや・・・

気になって仕方がない!!(笑)



「徹底する」とはまさしくこういう事か、の純正OPナンバーフレームも202仕様


さらに。

これも限りなく”上級編”だと思う次第だが
多くの人が愛用する見慣れたこの

”ナンバーフレーム”

にご注視頂きたい。


下辺にはおなじみ「TOYOTAロゴ」が入る
このフレームは紛れもなく純正OP品。

そう、
今回はこちらのメッキも消去(!)

”202によるブラックアウト”

が実践されたことも
付け加えさせて頂く。


恐るべし徹底ぶり・・・
かなりの上級者の片鱗を見た気分。

素晴らしい!




インテリアのアップデートも継続して行って頂くM様のご入庫時の室内。

冒頭からメイン


の内容をご紹介させて頂いた今回、
だが、実は作業は更に多岐に及び・・・


インテリアにも数々のレザープロダクトを
筆頭に手を加えて下さっているM様。

今回は先ほどの
”SHIBOTORI PLANスピンオフ”

とは真逆に「王道的な」アップデートも
行って頂いた。


加飾後の部品は「ボタン操作品質」も入念にチェックされるピット長のメイン業務。


それがこちらの
”ステアリングセクション”。

エアバッグの中央に設置される
トヨタマークには

「ソリッドベースFor.エアバッグ」

をチョイス。


そして、

「ステアリングSW ASSY」


ご覧頂く通りのピアノブラックへと変更。



彩度を失い「息吹を感じない」といった印象の純正時。


素地からピアノフィニッシュへ、これだけで格段に高級感は上がる。



ダッシュUPRを優雅に走るステッチが純正では味わえない雰囲気となっている。


それと並行して
こちらも80ハリアーでは大変人気のパート。

”メータークラスター”

だが、
今回は同時に右横の

”サイドレジスター”

にも注目して欲しい。



サイドレジスターは「ダイヤル調整」のエリアまでハイグロス光沢となる。


中央モニター部分との繋がりを実現するメータークラスターの加飾。


この2つのパートを今回は同時に

「ピアノブラックフィニッシュ」

へと変更させて頂いた。


ステアリングSWといい、
サイドレジスター、メーターもそうだが

考えてみれば”ピアノブラック”、

これもソリッドブラックだ。


偶然とは思うのだが
内外装をこれほどまでに

”ソリッドブラックが席巻する”

というのはかなり珍しいケース。


そしてサイドレジスターに関しては
運転席側だけじゃない、





助手席側もご覧の通りの
ピアノブラック加飾へと変更。

中心に向かってガーニッシュ状の意匠を
与えられているハリアーでは

”レザーとの繋ぎ”

を役割とする。



上段は弊社プロダクトによりレザー、
下段は純正でレザー。

その上下を一旦区分けするように
中心を貫くガーニッシュ意匠が

艶やかなピアノブラックとなって
レザーの高級感も
より一層高まっているという例。


ちなみにこのサイドレジスターは

”エアコンのフィンから操作つまみ”

までの全てがピアノフィニッシュとなるのも
案外知られていない。


割と存在感を全面に押し出して主役級
の印象が強い「金属調」。

それに対して、あくまでも控えめに
周囲の素材を引き立てる印象が
「ピアノブラック」。

その使い分けはオーナーのセンスが
光るところじゃないかと思う。


そんなわけで今回の作業では

「純正交換ピアノブラックトリム」

を一挙3パートに採用頂いた。


そして!


ご紹介の舞台はここで再び
エクステリアへと移り。



朝一番のご入庫から夕方までお預かりしての作業となる4ドア設置のウェルカムランプもこの日採用頂いた。


なんとまさかの?!
”4ドア完全対応”
となるご用命を頂いたこちらは

「LEDウェルカムドアハンドルユニット」

も202ブラック本体でインストール。


先日このアイテムは別のオーナー様でも

”202ブラック車両”

への施工例をご紹介したのだが、

どうしてもLEDの光源というのは
黒ボデイの場合吸収されてしまう・・・。

ホワイト系の外版に比べて
反射の度合いが弱まって見える特性。


だが、今回のM様ハリアーも
その時と同じく



傷防止のマットカーボンが光の拡散に一役買っているこの光景。


後席ドアへの点灯は80系で初めて可能となった。


”傷防止のプロテクター”

がマット光沢のカーボン調で
採用されているため、

黒ボディであっても見事な拡散性を
お愉しみ頂くことが出来た一例。


どうしてもこのドアハンドル照明、
ホワイトパールやシルバー系のお車に
メリットが大きい印象なのだが、

ブラック系のお車でもこうした工夫によって
更にわかりやすく、上質な点灯状態を
お愉しみ頂けるという好例じゃないかと思う。


今後ブラック系ボディでこの製品を
ご検討頂く際には
ぜひ併用をオススメしたい!




本当に長時間に及ぶ作業時間を頂いた今回のM様ハリアー。


という事で

この日の作業も無事に完了!


極めてニッチな着眼点から
実施させて頂いたSHIBOTORI。

更には王道ピアノフィニッシュの
インテリアメイク。

そして優雅なLED採用・・・と

多岐に渡り複数のプロダクトを
今回もご用命下さり、心より感謝!


80系ハリアーでは新たに設定された

”219プレシャスブラック”

の人気が高く、一気に広まった。


そのため、現行の80系では今回の

”202ブラック外板車両”

というのが極めて貴重な存在に。



(202か・・・大変だからな)


と、
聞いただけで即座に反応する自分は
相変わらず器が小さい。



それでもひとつわかっているのは、


「ソリッドブラックだけが再現できる世界」


というのがある事。


崇高な、
そして凛としたあの高級車像。


どんなにテコ入れをした所で

”202にはかなわない領域”

が存在することも、
実は皆が知っていると思う。



ますます進化を遂げていく
M様ハリアーを
今後もぜひ楽しみにさせて頂きたい。


それと共に、今や

”超希少種”

となった80系ハリアーでの
カーライフを


思う存分!!


愉しんで頂きたいと思う。



END




80ハリアー「インテリア純正然」


80ハリアー「LEDプロダクト」




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