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ピアノひと挿し!


各画像はクリックで高解像度


カーボンも良いが


それとはある種、対極の存在とも言える
「ピアノブラック」
がカッコ良い。

と、再認識させて頂く部分もあった
今回ご紹介の作業。


本当に何の変哲もない究極の真っ黒、
装飾感というのは皆無だ。
その点で言えば「カーボン」などはその何倍も
華やかな気もする。

・・・なのに。

どうして多くの人は
”何の変哲もない無の境地”
のようなこのピアノブラックに心酔するのか?

言葉で説明を求められると
正直言って困るような・・・。


ただ!

そうした理屈を抜きにして、
それがインストールされたインテリアなどを
眺めていると本当に癒やされたりする。

実に不思議だと思う・・・。


というわけで

前回に続いてのご入庫を
頂く事となったF様の”GR86”モディファイの
模様を早速ご紹介させて頂こう!





「無加飾」と言えばいいのか、GR86からはこのウインドウSWベースに。


まずはこちらの



”ウインドウSWベース”から着手頂いた。


素地、無地。
装飾がないというよりも”素材そのもの”
要するに剥き出し・・・
という純正の仕様。


「コストが安いから」

それが理由だろう、
聞かなくてもわかる。
ここでそこを掘り下げても本題とは
逸れるばかりなので、

”企業努力”

という言い方に
あえて変換させて頂くとして・・・。



光沢感に満ちた漆黒のブラックトリムへと変更になったF様86のウインドウSWベース。
各ボタン操作にも一切の支障をきたすことのない「完全純正交換」を採用する。


今回はご覧の通り。

「ピアノブラックフィニッシュ」

による上質な変化を
お愉しみ頂いた!


”純正の上からテープで貼る”
ものではなく。

一旦純正を完全撤去したのち、
新たにピアノブラックの製品を
装着する。

各ボタン、スイッチ類は純正の素地品から
一度すべて外され、
ピアノブラック製品へと移し替えられる

というものだ。


そんなウインドウスイッチから
室内の中央に目を向けて


前回「コンソールUPRガーニッシュ」にピアノBKを採用したご入庫時。
連続した「シフトゲートカバー」もMT専用品をピアノ加飾で採用頂いた。


今回は
室内中央のシフトセクションにも
手を加えて頂いた。

写真のご入庫時、前回までで既に
「コンソールUPRガーニッシュ」
をピアノブラックへと換装して頂いていたが、
今回はさらにそこから連続するパート

「シフトゲートカバーMT」

にもそのグロス光沢の上質な雰囲気を
「拡張」して頂いたもの。


AT車では標準でこの仕様、なぜかMT車は無塗装という不思議なパート。


純正時の状態が、あまりにも乏しい。

というのは
もはや”控えめに”言ったとしても
フォローのしようがないほど。

いくらなんでも「走りを重んじる」
GR86とはいえ・・・
ちょっと悲しくなるほどの質感に思える。


”AT車両”は標準でピアノブラックなのに、

とはMTオーナーなら一度は
感じたことかもしれない。


そんな”シフトセクション”の変更だが
実はもうひとつ、
新作にも今回はご用命を頂いていた!

先ほどまでの画像にも
写り込んでいた
「シフトノブ」
を変更していた事にお気づきだろうか?


改めてもう一度触れてみると、
まずはご入庫時、純正の状態。


GR86 6MT車の純正シフトパターンがこちら。


基本的には先代よりキャリーオーバーと
思うこの仕様で、グレーメタリックをベース
にしてメッキのロゴがパターンを刻むもの。

今回ここを変更頂いたわけだが、
複数の選択肢の中よりF様がお選び下さったのが


シフトパターンと同時にその外周「ベゼル」にも手が入るG-SELECT No.4。


こちらの配色パターン。

これが新作としてGR86オーナーへ
ご提案を開始させて頂いた
「G-SELECTシフトノブ」
というプロダクト。


今回は合計5つある選択肢の中より
”カラーNo.4”
をご選択頂いたもの。

中央のパターンオーナメントには
”ホワイトパールCS”
を纏い、太陽光が当たれば美しく輝く。

そしてベゼル及び下部の台座には
そんなパールの輝きとは正反対の
”ピアノブラックフィニッシュ”
という組み合わせがNo.4。


少しの遊びゴコロと共に、
改めて「純正シフト」を見ると
華やかな印象が一段と増しているとわかる。


ご依頼時にシフト本体をレザー&ステッチ仕様にすることも可能だ。


今回シフトノブ本体は純正のまま、
オーナメント&ベゼルの加飾を変更頂いた。

ただ、

手元に残った”純正シフトノブ”を
保管しておけば、今後本体を
Ultrasuedeやレザー&ステッチへ
加飾する際に「仮付品」として使用ができる。

GR86の純正6MTシフトノブは
他の車種よりもやや高く、
9,700円税別(2022.10時点)もするので、
これはぜひ有効に活用して頂きたい。


そんなわけで今回の作業、
室内の”両サイド”そして”中心”を司る

「王道のTライン」

上に2つのピアノフィニッシュを
採用頂いて無事に終了となった。





さりげない「オレンジアクセント」のサイドターンが有効作用しているF様86


クルマは外観から。

という言葉には説得力があり、自分も最初は
外観の要素から入る。

ただ、
クルマを長く乗ろうという観点になると
「居心地」「移動時間」
などの目安に変わる場合が多い。


”愛車との時間とは、殆どの場合

外から眺めている時間よりも
数十倍室内での時間が長い

からだ。


ただ、初心者を中心にひとつ大きな問題
となるのは

「他人からは見えない」

という点。


他人からの称賛は得られないことが
まずほとんど。

なのにやる。

なのにやる人が後を絶たない。


”他人からの称賛が指針ではない”

からだろう。


愛車との時間を圧倒的に長く過ごす
インテリア。

時に
自分自身のモチベーションにも
スポットを当ててみてはどうだろうか?



END




GR86「インテリア純正然」





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