魅惑ダークサドルタン。
今回は実に久しぶりの
まさに魅惑の、と表現をしたい
「ダークサドルタン内装」
で一変するプロダクトを。
振り返れば当コンテンツの
”レザーEXCLUSIVE”
というチャンネルを
一気にクルマ好きの皆様へ浸透させる
事になった、と思えるプロダクト。
そんな弊社にとっても想い出深い
転機となったダークサドルタンでの
インテリアアップデートを
ご覧頂きたい。
今回は東京都よりお越しのT様に
ご登場頂き、早速その変貌ぶりを
ご紹介してみよう!
場所はまず60系ハリアーの室内における
メインパート、助手席側を陣取る
「ダッシュアンダーカバー」
L字型に中心へ向かって折れ曲がる
比較的面積の広い部品。
上段既にダークサドルタンとなっている
エリアはダッシュボードの一部、
ここが標準状態でレザー&ステッチと
なっているのは今となっては「例外的」な
質感の高さだ。
そして、今回はその下。
大幅に質感が上がるとともに
一挙に「ダークサドルタン内装だ!」
という印象で満たされた交換後の姿。
それにしても純正の革とよく似ている・・・
と、これは語り草なのだが
”純正そのもの”を入手したことによる
完全再現でもあった。
ただ、月日の経過とともにいよいよ
この素材も底が見えてきたのだけど・・・。
純正も抜群の質感を誇ってはいるが、
それでもまだかすかに
”黒&ダークサドルタンの2トーン”
という印象に見えなくもない。
だが、交換後のサドルタン専有面積からは
迷いなくこのおクルマが
「ダークサドルタン内装だ」
と、言い切れる雰囲気があると思う。
さらにこの”ダッシュアンダーカバー”は
左右2PCの構成となっており、
この助手席側の他
運転席側にも小さなご覧のパートを
備えているもの。
やはり純正ではハードプラ素材なのだが、
注目すべきはその下のコンソールサイド。
ここにも優雅なレザー&ステッチが見えているが
実はこれも標準仕様(!)
2017年登場の後期モデルなので、今から5年ほど前。
たった5年間のうちに
クラウン以下、トヨタのインテリアクオリティが
いかに退化したのか?
が、如実に理解できる光景だ。
そんな運転席サイドにも
この通り、美しい色合いで
国産車離れした室内をより強調する
「ダークサドルタン革」
を採用頂いたのがこの写真。
純正近似のシャンパンゴールドステッチを
ダブルであしらい、
よもやこれが”後付されたもの”とは
有識者でもなかなか指摘は出来ないと思う。
極めて自然、色調から光沢感まで
うっとりするほどの調和をご体感頂ける。
既にオーナーであるT様は
この日のご入庫までに
「純正形状シフトノブ」
もダークサドルタンへ(純正は黒革)。
モダンかつ高級車然としたこのショットを見れば
ハリアーの人気のほどが改めて伺える。
そして、この60系にはご覧頂くサドルタンの他
ボルドーというワイン系のインテリアもあった。
従来国産車とは一線を画すその存在感が
多くのクルマ好きに記憶として残り、
その残像が現在の80系まで引っ張られてきた。
自分はそう分析しているが・・・。
更にこの日は運転席ドア側に設置の
「スタートボタンカバー」
にもご用命を頂き、
こちらもこの通り、
ダークサドルタン革で統一。
スタートボタンや各スイッチ類を
純正同様に機能させつつ
革張りの仕様をお愉しみ頂けるもの。
パート自体は小型だが
ダッシュがサドルタン、中央にシルバー
そしてその下・・・
という配列規則については
助手席側でご紹介したダッシュアンダーカバー
と通ずる意匠になるので、
室内全体のコーデ感が一段と高まるという
パートでもある。
純正時も充分に高級感のある
雰囲気ではあったが、
このスタートボタンカバー変更後の
状態を見た今、
改めて純正状態を見ればどことなく寂しさも。
ハードプラ素材からの大幅な変更となるので
当然といえば当然だが、
”あえて純正配色にこだわる”
というオーナーには
「黒革×シャンパンゴールド」
の選択肢もある。
例え配色は変わらずとも、
プラスチックの黒とレザーの黒
どちらが良いか?
くらいはいくらなんでも論じる以前に
誰でもわかるものだ。
最後にワンポイントでお愉しみ頂いた
「ソリッドベースFor.エアバッグ」
装着後の姿。
エアバッグエンブレムの背景が
レンズのような光沢を纏うハイグロスブラックへ。
これでこの日のアップデートは全て完了!
見事欧州モデルにも匹敵するほどの
豪華なインテリアへと変貌を遂げて頂いた
その全景をご覧頂くと
このようなクオリティに。
これがトヨタ車?!
とはシンプルに現実を感じさせる
意見だと思う。
トヨタ車、しかも高額な部類ではあるが
量販車種のひとつを担うモデルの室内だ。
元々はこうしてハリアーなどを筆頭に
トヨタがクオリティ向上を果たし、
インテリアへの着眼レベルをひとつ
上げてくれたもの。
ただ、継続性がないので現在は
その面影もなくなった・・・。
そこをチャンス!
と思ったのかどうか?
60系ハリアーで培ったクルマ好きの
新たな興味を上手くすくい上げ
「ひとつの売り」
に転じているのがMAZDAだ。
他社の揚げ足をキレの良い
”ドラゴンスクリュー”
の如く取り上げるのがトヨタの巧さ
ではあったのだけど・・・
今回ばかりはMAZDAに軍配。
この数年で多くのクルマ好きの中では
”MAZDA車の内装は価格と見合っていない”
という意見が完全に定着した、
もちろん「良い意味で」だ。
最後は少し私見を挟んでしまったが(汗)
まさに完成形であり、
一度は日本から消滅した「ハリアー」を
見事再び人気の筆頭モデルへと
復活させた60系の功績は限りなくデカい。
そして、街を走る60系の多さ!
今なお本当に前期、後期を含めて
とにかく高い頻度で遭遇する。
今、60系ハリアーの室内を見ると
ため息が出るほど・・・。
たった数年前の、1つだけ前のモデルで
このクオリティだったのか?!
と、衝撃を受ける。
奇しくも80系の登場とヒットにより
「60系の存在価値が向上した」
面が多くある・・・
というのは個人の意見だ。
END
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