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えちえちノベルソロジャーナル【R18】のススメ

なにこれ?

この記事はソロジャーナルアドカレ10日目の記事です。

この記事では「えちえちノベルソロジャーナル」【R18】のオススメをします。
(以下、「えちナル」と表記)

この文章にはヤヴァイワードは含んでいないが、そういう作品の話になるので、未成年やそういった話題が苦手な人はブラウザバックだ!

で、君誰?

定期更新ブラウザゲームこと、定期ゲからロープレ界隈に入り、友人にオンセに誘っていただけたことでTRPGに復帰しました。
最近は専らDX3を遊んでいます。
定期ゲもTRPGも、後日談として自給自足されるPLからの創作物が好物。主食です。いっぱいください。
高確率で自陣に狂ってやたら長い怪文書感想文を書くのが特技です。

えちナルの前に、ソロジャーナルって何?

いくつかのテキストテンプレートとサイコロなどのランダマイザを使って遊ぶゲームです。一人TRPGと思ってもいいかもしれません。
贅沢な一人あそびであり、妄想──もとい、想像を形にする補助輪として機能します。
個人的にこのあたりのまとめがわかりやすいです

ゲームブックと似たところはあると思いますが、あっちの方がソロジャーナルよりもランダマイザに振り回されるのを楽しむ印象を持っています。ソロジャーナルは「ジャーナル」という言葉にあるように、「素敵なログ」を残し、それを後から読む楽しみがある為、「自分が苦手とするものはしなくていい」としている作品が多い印象を受けます。例に漏れず、これからオススメする「えちナル」もそう。

とはいえ、こうじゃないとソロジャーナルではない、……という明確な区分けはありません。
その為、GMレスのTRPGやゲームブック、ソロジャーナルは「高級な一人あそびができる」という点で似通っている部分があるように感じます。

えちナルって何?

個人的には、Boothの商品画像の一番後ろにある、テストプレイ勢の悲鳴が全てではあります……。あの新鮮な悲鳴集、とても好きです。
それはさておき、真面目に書いていきますね。

えろジャーナルとかすけべジャーナルとか脳内では呼びたくなりますが、えちナルとは、そういう妄想の補助輪となるソロジャーナルです。
キャラクター2人をテキストテンプレートに放り込んでダイスの出目によっていちゃいちゃ度合いが変動するログ【ラブレター】を作成します。
後述しますがこのラブレター、完成したらお相手PLに送りつける贈ることを想定されているのでこういった呼称になっています。このネーミングセンス最高。

えちナルをオススメしたい人

  • うちよそを楽しんだ後、そういう後日談があってもいいなと思う人

  • そういう創作をしたことはないけど興味がある人

  • そういう創作をしてみたい人

えちナルのオススメポイント

0からそういう創作をできなくてもおk

そういう創作や、うちよそのそういう関係に興味はあるけれど、創作したくてもできない……という層に刺さるかなと思います。
シナリオテキストがめちゃくちゃ優秀なので、サイコロ振って名前を差し替えるだけで簡単にうちよそのうすい本ができあがります。おそろしい。……というか本気出し過ぎじゃないですか製作陣の皆様……(笑)
違和感を感じるところはどんどんうちよそ達に合う形に直しておk!……とるるぶにも書いてあります。加筆のオススメ箇所やロープレ挿入箇所などのガイドもある為、編集もしやすいです。
男性視点・女性視点なども選択でき、過激なものから、R15やデートをたくさん楽しむタイプまであるのでカバー範囲はとても広め。ありがたい。
個人的にはSub/Domまでカバーしてるのびっくりしました……。性癖に正直すぎてとてもよいと思う……。

このソロジャーナルをプレイしなくても、そういう描写の参考にするだけでもいいと思います。勉強にナル……。

解釈違いが起きづらいセッティング

うちよそのそういう妄想を一方からの視点・想像のみで描くものになる為、いわゆる解釈違いや、不快感を与えてしまうと怖いな、と思いながらるるぶを手に取りました。描く部分が2人のデリケートな部分だからこそ、「解釈違い」が起きてしまったらと考えると怖すぎる……。
ですが実際は、最終的にうちよそをしてくれたPLに贈ってお互いに楽しむことを想定しているため、事故が起きないような工夫が各所に施されていた為、あまり心配はいらないな、という印象でした。

いずれも夢によその子は登場しますが、見た目こそよその子でも中身はあくまでも悪魔が作り出したもの、というセッティングになります。そして「これは夢なんだ」という自覚がとうちの子にもあるシチュエーションです。

なので、相方にラブレターを渡したとしても「うちの子はこんなことしない!」……とはなり辛いかと。うちの子じゃないので。
むしろ、「これは夢なのに」「ホントのあの人じゃないのに」……とかいう、めちゃくちゃ頭の悪いエロ同人みたいなセッティングを合法的に楽しめます。これホントに違法じゃないんですか?
仮にちょっと解釈違うかな……となっても「まぁ夢だし」と受け入れやすいです。まぁ夢だし。
あと、「相方の妄想だとこういうのもアリなの!?」という発見にもなるかと。

そもそも「解釈違い」とは言わなさそう

「このソロジャーナルに連れてっていい?」→「いいよ!」
……となった時点で「このセッティングでうちの子の妄想に君の子使っていいですか!」……という許可なので、「そもそも解釈違いではない」という認識になるかな、と思います。

えちナルを遊ぶにあたって気をつけること

他方面に迷惑をかけない遊び方を心がけましょう。

これはルールブックにもしっかりと書いてありますが、決してよその子のデリケートな創作を無許可で作ってはいけません。
自分以外のキャラクターを使う場合、許可をとってから遊んでください。許可を取れない場合は遊ばない。

うちよその立ち絵についてもR18創作に使用しても問題ないかを確認の上、遊んでください。picrewなどの場合、規約にR18での使用を禁止している作者さんもいらっしゃいます。

とても幸せなうちよそが成立したとしても、そういった創作が苦手な方も中にはいます。
付き合い始めたからって、誰もがその先を見たいわけではありません。成人しているからって、誰もがそういう創作を受け止められる訳でもありません。カップリングが成立する前から、そういった話題が苦手な人もいるでしょう。
ルールブック内には、お相手さんに連絡をとる際のアドバイスなども
あるので、参考にして、しっかりお許しをいただいてから遊びましょう。「やめて」と言われたら「やらない」を守って、楽しく遊んでくださいね。

また、ラブレターこと、プレイログを多方面へ公開する場合は、公開しても良いかも各所に確認の上、R18であることを明記の上、ワンクッション置くなどの工夫をしてください。

使用ツールなど

ココフォリア

ランダマイザは6面ダイスと理性ポイントというステータスのみのため、使い慣れたオンセツールであれば何でもいけるかと思います。
手元でダイスを振って進めていくのもいいでしょう。
テンプレート文章に名前を当てはめる為、ココフォリアの場合は置き換え箇所をルーム変数で管理すると簡単かと思います。

犠牲者2人駒

駒があるとやはり雰囲気が出ます。立ち絵がなければ書くのも良いかもしれません。
ただし、R15orR18作品への使用となるため、他者さんの書いたイラストの場合、そういった用途に使っても大丈夫かを確認して使うようにしましょう。

うちよそお部屋テンプレート(booth)

うちよそ用のお部屋テンプレを出してくださっている方がいらしたのでお借りしました。キャラクターカラーに合わせて設置するだけで簡単にうちよそ部屋が作れるのでとってもありがたい……。

フォント変更(任意)

なくても良いですが、好きなフォントをインストールし、chromeなどでフォント変更を行ってココフォリア等のテキストに反映させると趣が変わります。
(Chromeでのフォント変更方法は下部、「完成したログの調理」にあるリンク先にもあるので参考にしてみてください)

あそびかた

  1. るるぶを読んで使いたいシチュエーションを決める
    ルールブックにはシナリオという名のシチュエーションが6種類付属しています。うちよそに完全にピッタリなものはなかなかないかもしれません……が、夢なので若干ズレてるか?……位のものであれば口調を変えたりの加筆でいけます。

  2. ココフォリアのお部屋を作る
    前述のうちよそお部屋キットでサックリと。エネルギーを使うのはダイスを振った後からなので、お部屋は雰囲気が出る程度に省エネで作ります。

  3. ルーム変数やテキスト置換などで各呼称をうちよそ仕様にする
    私はエディタの機能で一斉置換しましたが、ココフォリアのルーム変数などに入力して使うのが楽かもしれません。

  4. サイコロを振って出てきたテキストを加筆変更しながら遊ぶ
    苦手なものが出たり、同じ描写が出た場合はスキップや振り直しをしてもよいことになっています。
    実際私も、ダイスロールの結果がダブってしまった際には何度か振り直しを行いました。

  5. 完成したログを調理する
    そのまま薄い本になりそうなログが完成しました。なんてこった。墓まで持っていかないといけない系テキストだぜ。
    折角なので、表紙をつけてepubにしてスマホに保存すると、本当に薄い本ができます。
    やり方は下記を参考にしてもらえれば。ログさえできればwebブラウザでぽちぽちするだけで電子書籍化できます。

完成!

うちうちの薄い本ができた!!1


うちうちのうすい本ができた!!! やったぜ!!!
個人的にepub形式にする場合は、導入・各イベント6回・エンディングをそれぞれ見出し化して、目次機能で飛べるようにすると振り返りに便利だなーと思いました。

感想

めちゃくちゃ楽しいソロジャーナルでした。
記念すべき初ソロジャーナルです(笑)
よもやこれが初になるとは思わなかったな……。

ソロジャーナルはいつでも自分の都合でできる分、「いつかやろう」と積読化しているものが多かったんですが、これは「よっしゃやってみっか!」……とできました。自分に合っている作品だったのだと思います。

ちなみに、今回は許可を得ずとも放り込めるうちの子xうちの子にしました。うちよそでやってラブレター投げ合いっこするのはこれまた楽しそうなので、そういう投げ合いをしてもいいぜ!……といううちよそを……作りたいですね……まずはそこからだ。

なお、プレイログをオープンにし過ぎるのは恥ずかしいので、プライベッターにパスワード付きで置いてあります。(でも置いた)
彼らのキャラシを知っている人たちや、彼らのことを知っている人ならわかるかな位のパスワードにしているので、実際のプレイログがどんな感じになるか、興味がある人はどうぞ。

そんなわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました!
えちナルに興味を持っていただけた方は、是非買って読んでみていただけましたら!
(なんぼでも貼る)

今回はこういったソロジャーナルのプレイ感想でしたが、ソロジャーナルは作品によって楽しみ方も付き合い方も異なるようにも思います。
作品側からテンプレートが強めに用意されているものから、単語の集まりのみが提示されて、自分の創造力で作っていく力が強いものもある印象です。
一つのソロジャーナルに出会って「これは私向きじゃないな……」と感じても、違うソロジャーナルに触れると「私の求めていたもの……!」となることもあります。
自分が心から楽しめる作品を、是非是非探してみてください。

この記事を読んでくれたあなたにも、良きソロジャーナルライフが訪れますよう……。

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