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水族館の話

Hello, everyone.

This is Gray.

The daily note update has begun.



どうも灰色 in 新大阪です。

なんやかんや早いもので、今年も自分の誕生日までもうすぐなんですが、この歳になってくると……というよりずっと前から自分風情では特に何もめでたいことなんてないしほっといてもイベントなんぞ起きないので、自分で普段しないことをやることにしました。

うわさのnote毎日更新をやってみることにします。好きなものの話とか、日記とか。

文字数は原稿用紙一枚あればよしとしましょう。

おそらく途中で挫折しますが、ネタは豊富にあるのでなんとかなるといいな。

というわけで、早速ですが初回です。




好きです、水族館。

いいですよね、水族館。

クソデカ水族館によくある、イワシとか小魚がグルグル回ってるやつとか好きです。キラキラしてるし。

そういう統一感があるのもいいけど、雑多にいろんな種類の魚がぶち込まれた大水槽もいいですね。エイが取り巻きを従えて悠々と泳いでるかと思いきや、端っこの方にテンション低い魚がいたりして。

テンション低い系で行くと、カブトガニなんかも好きです。遥かなる時を超えてきた、格の違う虚無を感じますね。ああいう全然動かない系とにらめっこしてるだけでしばらく楽しい。タコまで行くとだいぶ怖いです。デビルフィッシュの名は伊達じゃない。

クラゲがひたすら浮き沈みしてるとこなんか癒されて最高ですね。海で出会ったら最悪ですが、たとえ猛毒があろうと水族館ならせいぜいイルミネーションみたいなもんです。

深海魚ゾーンとかも人が少なくてよいです。小さい窓を覗き込むタイプだと照明も薄暗かったりして、まさに深淵を覗いている気がします。深海にしかいないカニ(スベスベマンジュウガニ?)とか至高ですね。

ふれあいゾーンみたいなのでヒトデをつついて感触をキモがるのもよいですね。ぶにぶに。

水槽に頭突きをしまくったのか、マンボウが傷だらけになっているのを見るとなんとも言えない気分になります。

あとショップも最高です。お菓子とか意外とその水族館の個性が出ますよね。紙が球体の中で舞ってるタイプのくじ、子供の頃憧れました。

ショーもまずまず普通に好きなのでタイミングが合えば見たいです。人間に対してふてぶてしい態度を取るタイプのアニマルが最高です。ペンギンでも一生マイペースに端っこを動き回ってるやつの方に注目してしまいますね。

メガ水族館だけじゃなく、小規模なところも趣があってよいと思います。というか水槽が好きなのかもしれない。幼少期によく親が近所の生物園に連れて行ってくれたことがあって、そこが規模の割にやたら充実していたので(特定されるかもしれない)、その経験が水槽とか温室とかが好きになったオリジンかもしれません。

あと、マグロ。

というか回遊魚。

この文字列を見るたび、思い出すことがあります。

不良漫画の金字塔「ろくでなしBLUES」の一場面です。

池袋に君臨する最凶の男・葛西。絶対的な強さの裏に、負ければ全てを失うという恐れと孤独を抱えた彼は、唯一心を許している側近にこんなことをつぶやきました。

「俺も回遊魚(サカナ)と同じ、止まったら死ぬだけだ」

at サンシャイン水族館・マグロ水槽前。

なんでしょう、このドラマチックなようでシュールでもあり、カッコいいけど滑稽にも思える奇妙なインパクト。

池袋という土地をこれ以上ないほどに活かした、無二の名場面でした。

それ以来私はマグロを見るたび、渡哲也ではなく池袋の葛西を思い出してしまうのです。

いや、それほどでもないか……。

毎日noteなんてことをしている私ですから、オフラインでもお世辞にも物静かとは申せません。というか大のお喋りなのですが、たまにこんなことを言ってもらえます。

「よく話題が尽きませんね」

私の返しはもちろん、決まっています。

「俺も回遊魚(サカナ)と同じ、止まったら死ぬだけだ」


なんの話でしたっけ?



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