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ミレニアル世代の生き方改革(21世紀の資本編:富の格差 、GAFA 、私たちはどう生きるか?)

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 この記事では、人生100年時代、そして富の格差が拡大し続ける現代において、「私たちはどう生きるか?」について書かせて頂きます。


 先日、フランスの経済学者 トマ・ピケティが出演し、解説する映画「21世紀の資本」を鑑賞して参りました。

● 「21世紀の資本」本編映像


 

 300万部の大ベストセラー(原作は728ページもある)が、たった103分にまとめられているため、お時間のある方はご覧頂ければ幸いです。


働いても働いても豊かになれない?
格差はなぜ無くならないのか?
あなたはお金持ちになるか、貧乏になるか!?


 

 それでは、今回もよろしくお願い致します。


目次

1. 富の格差「r > g」

2. GAFA

3. 私たちはどう生きるか?

4. まとめ


1.富の格差 「r > g」

 フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』は、5,000円を超す分厚い学術書であるにもかかわらずベストセラーとなりました。景気が上向いているなどと報道されているにもかかわらず、豊かさを実感できない人々や、経済的な格差が是正されない社会に疑問を感じていた多く人々に、一つの答えを示したことが売れた理由でしょう。本のキーワードは「r > g」という不等式です。


 『21世紀の資本』の主張は「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がる。格差の解消のために、なんらかの干渉を必要とする」というものです。その根拠となったのが、「r > g」という不等式だ。「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。
 この不等式が意味することは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということ。言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」というわけです。
 格差は現在も拡大に向かっており、やがては中産階級が消滅すると考えられる。この不均衡を是正するためには、累進課税型の財産税や所得税を設け、タックス・ヘイブンへ資産を逃がさないように国際社会が連携すればよいというのがピケティのアイデアです。


 そして、この『21世紀の資本』の警告は、日本にも当てはまるのでしょうか?

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