見出し画像

ソウル旅行 2023/8/28〜31

メンバー紹介

母:ソウル生まれの韓国人(帰化していない)。大学院留学で来日→日本人男性=父と結婚→私を産んで育てた。基本的には情に厚いギャルだが、気の強さと歯に衣着せぬ物言いで悪気なく人を傷付けてしまいがち。

夫:トランジット以外で初めての渡韓。食べたいものがありすぎる。唯一使える韓国語は「メッチュハナジュセヨ(ビールひとつください)」。

私:簡単な会話や聞いた話の要約くらいならできるが精度は70%程度。ハングルの読み書きはほぼ不可能。最近NewJeansにハマっている。


1日目 8/28

 早朝から車で空港に向かった。飛行機は搭乗者が見つからずやや遅れて出発した。私たちの隣のおじさんが、機内販売でデパコスを6万円分購入していた。誰にあげるんだろうか。

 ソウルは曇りと雨の繰り返し。叔母Aが車中でずーーーーっと韓国の地理について説明してくれるのを、私が夫に一生懸命通訳する横で、母は全然関係ない話をする。この時点で頭が疲れて眠気MAX。
 腹ごしらえをしたあとは、曽祖父母&祖父母のお墓参りをした。お墓に行ったのはもしかしたら祖母のお葬式以来、約10年ぶりかも?

 夕食は叔母Bと韓定食。色々食べられたし超美味しかったけど全部がちょっとずつ甘かった。店員さんのイントネーションが独特で、母いわく「多分だけど韓国人ではなく、かつて韓国から中国に逃れた人の子孫ではないか」とのことだった。
 叔母Bから結婚祝いとして、叔母Bが両親の結婚式のとき日本で買ったハンドバッグ、曽祖母から受け継がれた絹布、1970年代に祖母が買ったノリタケのお皿セット、叔母Bが昔大阪で買った蝶のつがいの置物をいただいた。
 最後に叔母Bの家で飼い犬と遊んだ。すごく賢くて可愛かった。高齢に加え病状が深刻で、会えるのはこれが最後かもしれない。

 帰ってすぐシャワーを浴び、23:00頃気絶した。

金浦空港にいた何らかの機械。鳥みたいでかわいい


2日目 8/29

 土砂降りと小雨の繰り返し。夫がInstagramで見つけた鍾路5街のユッケビビンパ屋に行く。開店時間までの暇つぶし&雨宿りで入ったカフェは長居前提のALL VENTI SIZEがウリ。頼んだデカフェオレはデカフェなのにコクが感じられて飲みやすかった。周辺は布問屋だらけで、店内にも布のサンプル本を見ながら打ち合わせしている人たちがいた。

 ユッケビビンパ屋は観光客にも有名らしく、私たちが店に入って出るまでの間、日本人が3組もいた。夫はユッケビビンパ、私はソルロタンを注文。夫が具だけを混ぜているので「パ(ごはん)もビビン(混ぜる)しないとビビンパ(混ぜごはん)にならんやろがい!」とツッコみ二人がかりで混ぜた。ソルロタンは塩分に配慮して超薄味に留めた。どちらもめちゃくちゃ美味しかった。

 少し歩いて、激烈可愛い文房具屋「THENCE」にて1万円分購入ww いわゆるY2K的なデザインが特徴で、日本向け通販はいつも即完売してしまう人気店である。
 悩みに悩んだ結果、ジッパー付きのリフィル式ノート&リフィル、ノートと同じ仕様のカードケース、ダイカットステッカー、大親友と山分けするフレークシールやミニレターセットを買った。おまけでさらにフレークシールをもらった。

 夫のリクエストで国立民俗博物館へ。私も初探訪。一番面白かったのは屋外展示だった。伝統建築「韓屋」のみならず、70〜80年代ソウルの街並みを再現したゾーンもあり、歩くだけでワクワクした。母が小さい頃過ごしたソウルはこんな感じだったのかな、とか考えていた。
 私の目当ては子供向け展示「月うさぎと野うさぎ」だったが、ミッションアタック形式のため予約必須かつマジで子供向けとのことで断念した。悔しすぎてワークブックだけ貰ってきた。内容としては、月うさぎと野うさぎが協力して薬草を摘む、みたいな感じ。多分……。

 帰り道、博物館周辺にデモをする人たちがいた。活動家は2〜3人しかいなかったが、警察官が目視でざっと30人くらいいて物騒な感じだった。
 その光景にやや疲弊しつつもタクシー乗り場に立つが、なかなか空車を捕まえられない。すると横にいた警察官が日本語で「どこに行きますか?」と聞いてきた。「○○洞のホテルです」と返したら、「○○洞はあっちだから、あっちで待つといいですよ」と言って、デモや警備が少ないほうへそっと促してくれた。心遣いに感謝。その後すぐタクシーが捕まり、無事ホテルに帰ることができた。

 叔母A宅で親戚の集まりがあった。叔母A夫婦、叔父C夫婦、叔父Cの息子=従兄弟夫婦とその息子=はとこ、母、夫、私の10人で食卓を囲んだ。従兄弟の妻=義従姉妹(?)は二人目の男の子を妊娠中で、来年1月に産まれるという。

 詰め込みでやったDuolingoのおかげか、前回渡韓した7年前に比べて韓国語が分かるようになっていた。家族の会話を聴くのが楽しかったし、聞き取れた部分はなるべくすべて夫に通訳した。一方で話すのはすごく大変だった。でも自分の近況や考えを自分の言葉で話せたことがすごく嬉しかった。夫が苗字を変えたときの話は難しかったから、日本語がちょっと分かる従兄弟が通訳してくれた。

 叔母A、叔父C、叔母B(昨日渡した)に結婚式の招待状を渡した。せっかく渡したのに&来られないのに全部日本語なのもな〜と思って、余白にハングルで聖句を手書きしたら、すごく喜んでくれて嬉しかった。

 カンジャンケジャンの甲羅にご飯を入れて、蟹味噌、胡麻油、白胡麻と混ぜで食べるのがマジで凄かった(語彙力喪失)。私が生まれる前からいるお手伝いさんが作ってくれたキムチやお肉の佃煮もめちゃくちゃ美味しくて、祖母の家で食べた朝ごはんを思い出した。
 今回も色んなところで色んなキムチを食べたけど、やっぱり祖母から受け継がれた我が家のキムチが一番美味しいと思った。

 ごはんを食べている途中に出た虹をみんなで見た時間がいい思い出。

 家族について考えるとき色んな気持ちになるけど、やっぱりこの家族こそが神さまが私に与えてくださった家族であり、同時に私自身もこの家族に与えられた存在なのだなと思った。

鍾路にいたゆるキャラ? 鐘の形? かわいい


3日目

 瑞草のロッテマートにある韓国版MUJIや地階のスーパーで各種おみやげを購入した。
 昼ごはんは叔母Bと一緒に(多分)ミシュランの焼肉だった。骨付きカルビを網の上で巻物みたいに広げて焼くやつがめちゃくちゃ美味しかった。

 LINE FRIENDS フラッグシップストア江南店のNewJeansポップアップに行くも、グッズは全部売り切れ……。撮影するとその場で写真がレシートに印刷されるフォトブースで遊んできた。
 ちなみに今ソウルではフォトブース(落書きができないプリクラみたいな)が大人気で、聖水や明洞など若者が集まるエリアには至る所にフォトブースがある。狎鴎亭「Wiggle Wiggle.zip」でもお買い物ついでにフォトブースで遊んだ。チープな画質にしかない可愛さがある!

 聖水洞をチラ見するもおしゃれオーラに勝てず早々に退散、建大入口へ。ふと見つけた服屋「Market A」でサマーニットとバッグを買ったり、ふと見つけた緑豆100%の빈대떡屋さんでキムチチヂミを食べたり、大学生みたいな遊び方をした。チヂミは緑豆粉特有のパリパリ感が美味しかった。
 ホテルの近くで追いソルロタンをキメた。

ミンジとヘリンの間に立って写真撮った。実質ファンミ


4日目

 明洞のロッテデパートでFILAのスニーカーを購入。珍しく白にした。母は厚底のコンバースを買っていた。母と三人でサムギョプサルとチャドルバギ(牛のともばら肉)を食べた後は、夫とカフェで休憩。大手銀行が運営しているそうで、すぐ隣にカフェ直結のATMがあった。至る所にキャラクターがいて、インテリアもコンセプチュアルで楽しかった。キャラもの大好きな夫も満足できたみたい。
 帰りの飛行機は天候の関係で到着が少し遅れた。23:30過ぎに帰宅。

豚肉好きすぎ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?