3月10日(水)
@channel
おはようございます。今日のテーマは、「笑えない嫌味は、ノンセンス」です。
今日は念願の長野県観光協会とのキックオフミーティングです。待望のプロジェクトであり、愛着のある長野県との取り組みということで非常にワクワクしています。
長野といえば、信州。信州といえば信州大学。白線流し(Generation GAP)に感動した18歳の私が大学に選んだのも長野県松本にある信州大学でした。ですので、長野にはとりわけ思い入れが強いわけです。
ということで、本題に。
英語学を選考していた私が信州大学の卒論で選んだテーマは「A study of Irony」でした。皮肉と訳すことができるアイロニー、この発言内容とは違う言外の意味で、あえて本来の伝えたいことを伝える不思議さになぜか惹かれていたんでしょうね。それが、最近忙しくてなかなか向き合えていない、「おもてなし迷惑」につながるわけです。
アイロニーは、ユーモアが生まれるポジティブな面と嫌味に聞こえるネガティブな面の両面を持ち合わせています。そのどちらに解釈されるかは、発言者の口調や言葉のチョイス、文脈などのさまざまな要素が関係しています。笑いを取ろうと思って、放った言葉で相手が傷ついたり、その逆であったり。
ポジティブかネガティブか、この解釈は常に受け手にゆだねられますが、少なくとも言えること。それは、アイロニーというのは、例えば発言者の意図がネガティブであったとしても、受け手よってはポジティブにとらえることができる解釈の余地、割合は別にして、必ずポジティブとネガティブの両要素が含まれるべきであると考えます。それがアイロニーとただの悪口や嫌味との大きな違いであると思います。
よって、笑えない嫌味、つまりポジティブと捉えて温かく見守ってあげようと思える要素がない言動は、全くセンスがないし、相手のことを想いやる気持ちに欠ける行動だとと思います。それがたとえお客様に対しても、そんなセンスがない嫌味を言うくらいなら、ダイレクトに伝えたい部分をはっきりと伝えるべきだと思います。その方が、発言の本来の目的が、何かを改善したいという想いである場合は、より効果的だと思います。
特にSlackなどのテキストでのコミュニケーションにおいては、ダイレクトに要件を伝えること。これが誤解を生まない一つの安全策とは思いますが、それでもアイロニーの可能性をテキストでも試したくなる。そんな今日この頃。本日も、ユーモアたっぷり頑張っていきましょう!
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