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イギリスのメディアは連日ラッセルの話ばかりしている

モータースポーツの最高峰、F1に関するさまざまな情報を発信する「ふぉーみゅらワンワン∪・×・∪」。

このブログでは日本のモータースポーツサイトや日本語版ウィキペディアでも掲載していない小ネタやトリビアをお届け。みなさんが気になる情報の調査もします。

目標はDAZN F1公式さんに「あのブログでこんなこと言ってました」って引用されること。

今回はウィリアムズ・レーシングのレギュラードライバーで、メルセデスの育成ドライバー、ジョージ・ラッセルに関する最近の報道について。

2017年にGP3(現F3)、2018年にF2で、それぞれ参戦1年目ながらチャンピオンを獲得。2019年よりウィリアムズ・レーシングからF1フル参戦中、今年でF1参戦3年目、イギリス出身で1998年2月生まれの若干22歳。

2年連続チームランキング最下位のウィリアムズでもその才能を随所にみせているラッセル。ウィリアムズでは予選で2年間37戦チームメイトに負けなし。2020年はマシンの性能を限界まで引き出して何度もQ2に進出。

そして何と言っても忘れられないのが2020年第16戦、バーレーンで行なわれたサヒールグランプリ。コロナウイルスに感染したハミルトンに代わりメルセデスから出走。窮屈なマシン(ハミルトン174cm、ラッセル185cm)でもその才能を遺憾なく発揮し、2度のタイヤトラブルに襲われるまではトップ快走。F1に新しいスターが誕生したとまで言われました。(結果は予選2位、決勝9位、ファステストラップ。自身F1での初ポイント3点を獲得。あとレース中のボッタスへのオーバーテイクは、2020年のF1公式Twitter上でのベストオーバーテイクに選ばれてました)

ちなみにタイヤトラブルの悲劇により優勝を逃しレース後は無線で号泣、下車後に落ち込む姿が全世界に中継されたことで、逆にファンは急増。自身のInstagramのフォロワーも当時90万人→現在160万人まで増加しました。

そんなラッセルを母国イギリスのメディアが放っておくわけもなく、ハミルトンの契約未更改も相まって、イギリスの大手タブロイド紙の「
デイリー・エクスプレス」はここ最近連日ラッセルに関する記事を投稿してます。

大体の内容が、ハミルトンの契約が纏まらなかったらラッセルが2021年からメルセデスに昇格する、遅くとも2022年からハミルトンかボッタスのチームメイトとしてメルセデスで走る、みたいな内容になってます。

ちなみに当然イギリスのメディアなので、理想論としてはハミルトン&ラッセルペアがいいよね、みたいな論調になりがち。一時期はメルセデスがボッタスとの2021年の契約破棄をしてラッセルと契約するんじゃないかみたいな噂がありましたが、これもイギリスのメディアが流したそれとなく論理的に筋が通っている情報に対して、メルセデス陣営が回答せざるを得ない状況まで話が大きくなったのが原因なのかなと思います。

成績至上主義で契約があってないような世界なので、パフォーマンスが悪いドライバーがいたらその穴を埋めるのは誰なんだろうと考えるのが当然の世界だと思いますし、個人的には2021年シーズン途中でもボッタスのパフォーマンスが悪ければラッセルが昇格する可能性は十二分にあると思っています。

下の記事は昨日、1月13日の「デイリー・エクスプレス」にて、昨シーズン途中からウィリアムズの暫定代表になり、今年から正式にチーム代表に昇格したサイモン・ロバーツのコメントを載せたもの。

記事内でロバーツは「ラッセルとは2021年末で契約が切れるけど、その後のことはわからないよ。でも彼がウィリアムズでF1キャリアを終えるってことはないだろうね。振り返ったとき、あんな素晴らしいドライバーと一緒に仕事が出来たんだ、と考えるのが良いだろうね」とコメントし、その才能を絶賛しています。

速くてイケメンでクリーンでナイスガイなラッセル。日本人のF1ファンで彼のことを悪く言う人をほとんど見たことがありません。

来年のメルセデス昇格を手繰り寄せるためにも、今年こそはウィリアムズでのポイント獲得に期待です!

日本でF1ファンがもっと増えるように、もっとF1を楽しく視聴できるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!