見出し画像

勝率71%!11連勝達成!9連勝3回、5連勝以上複数回!進化レヴィオンロイヤル


こんにちは、ぐらふです
今回は「進化レヴィオンロイヤル」についての記事を書いてくれ!という要望が多かったので、僭越ながら書かせていただきます

今回、自分はこちらの構築でグランドマスターに到達することが出来ました

画像1

今回は、この構築についてのプレイングやマリガン等の話をしようと思います。


はじめに

この記事は僕がレヴィオンロイヤルを様々な人に使ってもらった時に
「このデッキは非常に扱いが難しい!」
との声が多かったので、あくまでも個人的に知っておくべき大まかなプレイングを記す目的で書いてあります。
なので結局は感覚が染み付くまで握り続ける必要があることを理解しておいて貰いたいです。



構築について

このデッキには、大きく分けて3つの特徴があります。

・盤面制圧能力が異様に高い
弓使い、正義、ペコリーヌ、カゲミツの存在により、盤面制圧力が段違いに高いです。
クオンを返しながら押し付けたり、場合によってはギンセツを2連打されようとも高い盤面力で押し返しながら無理矢理リーサルまで持っていけることがあります

画像2

↑7ギンセツを含むギンセツ2枚を返しきった試合(いずれも酒呑童子アリ)

・息切れをしづらく、EPが切れてからも対等に戦うことが出来る
このデッキはレヴィオンシスターズ、レヴィオンの探索者、思わぬ躓きの存在により、手札が枯れるパターンが少なく、終盤に腐りやすい低コストのレヴィオンフォロワーもアルベールや探索者、マイムで圧縮することが出来るので長期戦になってしまったとしてもある程度長い目で戦うことが出来ます

・盤面を押し付けやすく、爆発力が高い
レヴィオンフォロワーはジェノの存在により、EPを使用せずに進化することが出来るので、進化置きという本来なら大きなリスクを伴う動きも妥協しやすくなっています。
例えば4ターン目にカゲミツを自害させておいて、5ターン目に生き返ったカゲミツの横にアルベールを出して進化、そのまま相手のリーダーを5点で殴るという動きは3点処理+押し付け+顔面打点という器用なことが出来るので試合展開をこちらのペースに持ち込みやすく、また相手のライフをリーサル圏内まで無理矢理押し込むことが出来るため非常に強力なコンボであると言えます。

以上の3つの特徴を最大限活かせて初めて、レヴィオンロイヤル本来の強さを引き出すことができます。
また、よく質問されることに、「なぜルネスを採用していないのか?」があるので、その解説もここで併せて行いたいと思います。

ルネスをあえて不採用にしている理由

レヴィオンロイヤルといえば、理不尽なヘルスで出てきて一方的に顔面を殴り続けてくる「レヴィオンの見習い・ルネス」のイメージも強いと思います。
このカードは序盤から大きなスタッツを押し付けて、3ターン目にエンハンスで使用すれば2回攻撃を持つという非常に優秀なカードではあるのですが、相応の欠点もまた、多数存在します。
僕はこの欠点を非常に重く見て、「あえて不採用にする」という結論に至りました。

ルネスの欠点

ルネスの欠点として、具体的に3つの例と理由が挙げられます。

・終盤のパワーが低い
このカードは、1ターン目や、中盤での微妙なマナのくっつきで出す動きが非常に強いのですが、終盤になってくると猛虎の弾くらいにしか使えなくなってしまいます。また、手札のレヴィオンカードの枚数によって性能が左右されますし、探索者やシスターズから終盤に引っ張ってきても全く強くありません。

・エンハンスアルベールから出てきてしまう
このフォロワーはレヴィオンフォロワーなのて、当然ながらエンハンスアルベールから出てきてしまいます。
エンハンスアルベールでフル展開をする動きは決して弱くはないのですが、このデッキは「盤面に何もいない状態」がほぼ存在しないのでエンハンスアルベールを使った際に溢れてしまいます。溢れた結果、ジェノや弓使い、探索者ではなくただの1/1バニラが出てきてしまった時の絶望感は凄まじいものです。特にジェノや弓使いがルネスに吸われてしまった場合はそのあまりの弱さ故にルネスを抜く考えに至るはずです。
実際に僕は3連続でルネスに枠が吸われて絶望しながらアプリをアンインストールしかけました。被害者を増やさないためにも言っておきます。ええ。

・1ターン目から無理に動く必要が無い
このデッキは従来のレヴィオンロイヤルと比べ、苦手だったヘルス5、6への回答ができ、カゲミツやシズルのおかげで打点的にも大幅な補助を貰えたので無理に1ターン目からルネスを設置しなくても十分相手を返せますし十分攻めることができます。アグロ性能をほんの少し高めるためだけにわざわざルネスを積むのならばクイブレを積んだ方がまだやりようがあるでしょう。

以上の理由から、僕はルネスを不採用にしてあります。


マリガンについて

このデッキはマリガン1つで勝敗を分けると言っても過言ではないくらいマリガンが重要になってきます。
なので立ち回りの前にマリガンの解説からさせていただきます。

キープ対象

このデッキのキープ対象は少し複雑なので注意が必要です。

◉先後問わず必ずキープ
・レヴィオンシスターズ
・2cフォロワー(ペインレスサムライを除く)

◉2cフォロワー、もしくはレヴィオンシスターズが引けている場合にキープ
・ペコリーヌ
・カゲミツ
・アイテール
・レヴィオンの正義
・君臨する猛虎
上記のうち1〜2枚

◉場合によってはキープ
・アルベール
シスターズor2コストフォロワーと、上記のキープ対象5枚のうちどれかが揃っている場合はマナを外す心配が薄いので押し付けと早期リーサル目的でキープしても良い。手堅く行きたいなら返そう
・探索者
先攻を引けているなら手札確保の目的でキープ圏内だが、基本は返してよし。
・思わぬ躓き
2/1/2として使えることがあり、手札補充の面でも非常に優秀なので、先攻で2cフォロワーもしくはシスターズを引ける自信が無いならキープしてもいい。最悪5ターン目にエンハンスでドローとして使える。その代わりキープする時はこのカード以外のは全て返そう。
・シズル
後手、先手どちらでもキープする理由がある。3/5スタッツが優秀なので守護裏に弓使い、ジェノ、カゲミツあたりを隠したい場合はキープ。後手ならキープしない理由がないカードだが、返しても動きはあるので問題ない。

レヴィオンシスターズは手札を減らさず2コストフォロワーを確保できるのでマリガンでは最優先で狙いにいきましょう。しかし2ターン目をパスしてしまうと負けに繋がるので2/2/2のフォロワーは絶対に残すようにしましょう。



立ち回りについて

基本

このデッキの基本的な立ち回りは2ターン目から横に展開し続け、その高い盤面制圧力と進化詐欺を組み合わせたアグロ〜ミッドレンジプランとなります。
横展開をさらに強く使うためにも、アイテールに進化を振るなどの動きをすることも頻繁にあるので、ただただ処理しながら盤面を強く返し続けて7〜8ターン目、遅くても10ターン目までにはリーサルを見据えるつもりでプレイしましょう。

カゲミツの切り方

上記の基本プランに加えてもうひとつ、このデッキの要となりかねない重要なポイントがあります。
それが「カゲミツの切り方」です。


そこで分かっていて貰いたいことが、
カゲミツはあくまでもテンポを取って押し付けるためのいわゆる処理札であり、フィニッシャーでもなければ雑に切れるほどの汎用カードでもない
ということです。

確かに猛虎で走らせて大ダメージを叩き出す勝ち筋もありますが、カゲミツ猛虎のためだけにカゲミツを温存するのは相手にケアされるとおしまいですし、何よりカゲミツ本来の強さを発揮できていません。
かといってカゲミツを雑に切ってしまうと相手のケアにハマってそのまま負けてしまったりしますし、生き返っても1/1のまま残してしまうと相手にとっては圧でもなんでもありません。なぜなら、相手視点で、「残してはいけないフォロワーは1/1のカゲミツのみ」という場面を作ったところでカゲミツの処理は簡単ですし、なんならそのスタッツの低さを起点にされることもあります。
そのためにも、「次のターンに生き返ったカゲミツと合わせて強力な盤面を形成出来る」状況と、「次のターンにカゲミツが盤面に攻撃できる可能性が高いor攻撃できる保証がある」状況の時にカゲミツを使うことが最適だと言えるでしょう。
その例が4カゲミツ自害→5アルベール進化顔であり、他にも後3カゲミツ自害→4シズル進化や、後3カゲミツ自害→4猛虎アクセラレート→ヘヴィーナイト進化置きがあります。
その他にもパターンはありますが、何よりカゲミツを次のターンに強く使えるプランが見えている場合がカゲミツを切る一番の理由となるでしょう。なので2ターン〜3ターン先の動きまでしっかりと見据えておくようにしましょう。

画像3

↑例えばこのような展開の時はヘリオのおかげでカゲミツが盤面にぶつかることができると保証されているのでカゲミツを切ってしまっていい。なんならシズルで蓋も出来るので切らない理由がない

また、カゲミツにはもう1つ、非常にテクニカルで練度の必要な・・・そして他のどのカードにも真似出来ない特徴があります。
それは、
あえて自害することで相手の守護札を0コストでほぼ確実に破壊することが出来る
という点です。
例えば、
「7ターン目にアルベール分身によってリーサルが見えているが、相手がもしも守護を持っていて、その守護を出されてしまった場合、こちらの打点が間に合わなくなって逆に相手の盤面で負けてしまう」
という展開の時に、カゲミツを自害させておくことでその守護を剥がしながらリーサルプランを通すことが出来るという半ば強引ながらもしっかりとしたリーサルパターンを前のターンから通しはじめることが出来るのです。

画像4

↑守護を予期してカゲミツを自害させ、無事勝ち取ったリーサルの例

画像5

↑盤面ロックをし、確実に守護を剥がせるパターンを作りながら強引にリーサルをもぎ取っていく例

他に注意すべき立ち回り

◉ペコリーヌは可能なら残せ!しかし攻めにも転じろ!
ペコリーヌはユニオンバーストが非常に強力なフォロワーで、基本的には手札で温めておいて7ターン目以降にユニオンバーストを発動させて強力な処理をしつつ6/6という高スタッツを押し付ける動きが特に強いのですが、実はこのフォロワー、3ターン目にポン置きするだけでもかなりのパワーを持っています。
例えば3ターン目にポン置きした場合、相手が取れなければ4ターン目にはなんと3/4になります。
3/4まで上がってしまうと、憑依は愚かクラークですら処理することができません。
また、3/3というスタッツを残すことも出来ないので、相手の場に2/2が居たとしても、あえて当たらずに3/3のまま放置することで相手が勝手に当たってきてくれることも多々あります。
それを利用したアグロプランを通せるということもしっかりと覚えておくと良いでしょう。しかしこれには裏目があり、長期まで持ち込まれた時に序盤に使ってしまったペコリーヌが仇となって盤面を返せなくなってしまうパターンもあるので、ご利用は計画的に

◉分身の術の使い方
このデッキの最大の特徴の1つに、分身の術を3投しているという点があります。
分身はカゲミツともアルベールとも相性がよく、地味にシズルとも相性が良かったりするので3枚投入を正当化することが出来ました。
それによって相対的にアルベールのバーストダメージも出しやすくなったほか、やっぱりカゲミツのスタッツがやばいので前環境と比べて火力が段違いに高くなっています。すべて分身のおかげです。


事故要因?知るかそんなの剣舞も一緒じゃ

分身の術の主な使い方はやはり、
・カゲミツ分身による継続的な押し付け
・アルベール分身による瞬間的なバーストダメージ
となりますが、場合によっては先5にアイテール→アイテール分身→分身体アイテール進化による半ば強引なセレスケアをすることも出来ますし、盤面に残った中型を分身→猛虎で分身体疾走の動きや、単純に猛虎分身、7エンハペインレス→ペインレス分身進化6点など、その汎用性の高さにきっと驚くことだろうと思います。
試合中に見えてくるコンボも少なくないので、他のコンボもぜひ探してみてください!

◉猛虎の注意点
このデッキのフィニッシュプランの1つ、君臨する猛虎ですが、盤面に何も残っていない場合に手札から出せる猛虎を絡めた最高打点パターンは8だという認識が多く、実際に8点ケアで9止めにしている人もいると思います。
9ターン目に猛虎から出せる打点は確かに基本的には8点が限界ですが、猛虎には9ターン目に9点を出す方法が1つだけあります。それを知っているだけでも大きく変わるので頭の片隅に置いておきましょう。
それが、レヴィオンシスターズのトークンである、ミイムに猛虎を付与するパターンです。
ミイムは4/3/3ですが、ファンファーレでPPを2回復してくれる(レヴィオンフォロワーがいるなら3回復)ので、実は9PPで直接猛虎まで繋げることができます。これを利用したワザップとして、
8ターン目にシスターズをエンハンスで開いておいてジェノ等を利用して盤面処理しながらミイム温存→9ターン目に相手のケア範囲外から突然の9点バーストを叩き込む
というコンボがあります。僕はよくこのコンボを使って勝っているので、覚えておくときっと役に立つはずです。

◉2ターン目にジェノと弓使いが来てしまった!
このデッキを使っていると、2ターン目にジェノと弓使いがどちらも揃ってしまうことがあります。その場合も気をつけなくてはいけない切り方と理由があるので、雑に切らないようにしましょう。
・先攻の場合
自分が先攻の場合は、先にプレイして押し付けることが出来ますが進化権が切れやすくなるので弓使いからプレイします。ジェノを残しておくことで進化顔などの動きもしやすくなりますし、先手で攻めやすく、また処理をしやすくなります。
・後攻の場合
自分が後攻の場合には、進化権には余裕があるのでジェノからプレイします。
弓使いは進化時効果が非常に強力で、巻き返しをする場合にかなり役に立ちます。
後攻だと受けに回ってしまうことがあるので、後4で強く使うために弓使いを残しておくのがオススメです。



対面別の戦い方について

では、このデッキの「環境デッキと対面した時の立ち回り」について解説していこうと思います。

vs式神ウィッチ

式神ウィッチ対面では、相手がアグロに弱い点、ユリウスが刺さりまくる点を利用して、正義とシスターズ、2cレヴィオンフォロワーを優先的に探しにいきます。2、3、4の動きのうち2つが見えている場合はアルベールをキープしても大丈夫です。
とにかく序盤から横並べをし続け、キョウカなどの面倒なフォロワーは正義や弓使いなどで飛ばします。5〜7にはアルベール進化やアイテール進化などを駆使して盤面で蹂躙し、シズルの謎3点やアルベール分身などを駆使したリーサルプランを目指しましょう。クオンが出てきてもペコリーヌなどが引けていればまだ勝ち筋はあるので、完全に詰むまでは諦めないようにしましょう。
また、カゲミツ等を上手く使えれば相手の疾走札を盤面に使わざるを得ない状況を作ることも出来るのでとにかく数をこなして慣れましょう。先攻を引ければ相手が相当上振れない限りまず勝てます。

vs自然ウィッチ

この対面ではパイロエレメントソーサラーが命取りになりますし、相手の打点が高すぎて気を抜くと一気に負けてしまうので気をつけましょう。
この対面では、とにかくヘルス3を作ることを意識しつつ、守護はなるべく残す動きを取りましょう。
攻めていけば相手も悠長にナテラを生やしている暇は無くなるので、ただただ攻めましょう。しかし、相手の処理能力も相当なものなので場合によってはライリーラインまでカウントを進められることがあります。その時は温存しておいたシズルや探索者で耐えを試みましょう。シズルはユニオンバーストがまず発動するラインのはずなので、両雄などがなければライリーから守りきることもそんなに難しいことではなく、横にペコリーヌなどがあればまた話も変わってきます。
決められる前に決める、出来なければ耐えながらバーンで消し飛ばすプランを心がけましょう。
こちらも先攻を引けていればまず勝てます。

vs妖怪ネクロ

この対面ではケアすることが多く、また裏目も多くなる対面なので気を抜かないようにしましょう。
まず最優先に覚えておくことが、
・セレスを出された時に自分が取れない状況をなるべく作らない
・ギンセツを意識した盤面作りをする
という点です。
まずセレスを取れない状況を作らないという点、こちらは進化置きを駆使することで楽に達成することができます。そのためにオススメしている動きが、君臨する猛虎のアクセラレートを使った後にヘヴィーナイトを進化置きしておくパターンです。そうすればセレスのヘルスは3になるので正義や弓使いで楽に取れますし、ぶっちゃけ何しても手が届く範囲になります。
また、セレスに対する決定的なメタに後4シズル進化の動きもあります。これをされると相手は酒呑童子しか答えを持たないので、セレスが出せず、結果的にギンセツのターンを遅らせることができます。しかし、こちらの盤面に何もいない場合は酒呑童子の返しに困ってしまうのでなるべくポン置き進化は避けましょう。
続いてギンセツを意識した盤面作りですが、これもあまり難しくありません。ギンセツの展開はシズル進化置きしておくだけで全て消えますし、その横にペコリーヌがくっつくことはほぼ確定の動きなので相手もやすやすと顔面を殴りつけることは出来ません。
しかし、その場合だと顔面を殴られた挙句2枚目を出されて終わってしまうパターンもあります。なので最も良いギンセツ警戒は、やはり横展開です。
ギンセツは頭2を横に4面出すだけなので、ヘルス3を2体以上含む4面展開をしておけば相手はまず返しきれません。また、ギンセツのスタッツも上がりにくくなるので顔を殴られても多少はリカバリーができ、ペコリーヌと弓使いがあれば除去することも出来ますし、ギンセツまでにかなり削れていれば、そのまま押し切れることもあります。しかし、ギンセツ連打がきついことには変わりないので気をつけましょう。
また、レジェンダリースケルトンの選択不可必殺は何気に厄介になってきますので、この対面ではとにかく相手の動きを読みながらこちらは最も強い展開を押し付けていけるように意識しましょう。


最後に

ここまで大まかな解説をしましたが、このデッキは「直感」によるプレイも重要だと思います。
例えば
「ここでペコリーヌをマリガンしたら永久に引けずに押し負ける気がする」
「アルベールをキープしてそのままアグロプランを通せそうな気がする」
などと感じた時にはその「直感」に素直に従った方がいいです。
実際に「直感」のおかげで勝った試合も多数あります。

しかし「直感」とは、使い込んで馴染んできた辺りで身につくものでもあるので、やはり勝ち越すには回数をこなしてそれぞれの分析をしっかりした上で動きを染み付かせることが前提となります。

しっかりと回して練度を高める、そうすれば自ずと勝てるようになってくるはずなので頑張ってくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?