【続々重版決定!!】大ヒット人体デッサン教本『モルフォ』がシリーズ累計40万部超突破! 著者からデッサンを学ぶ方へ向けてコメントが到着
ミシェル・ローリセラさんによる『モルフォ』シリーズが、累計40万部超突破!! 著者から喜びのコメントが届きました。
著者:ミシェル・ローリセラからコメントが到着! デッザンを上達させるには、観察して描いて描いて描きまくること。
みなさんこんにちは。ミシェル・ローリセラです。わたしの本が日本でたくさんの方に読まれていると聞き、とても嬉しく思っています。
本書が日本で人気なのは、マンガ文化が根底にあるからではないでしょうか。マンガを描くためには人体に関する知識や、人物を想像力豊かに描くためのテクニックが必要です。優れた作品が多く、コンテンツも豊富な日本では、自分たちもそうなりたいと思って練習をしている方々がたくさんいる。そういった方々に本書は「模写」の対象として受け入れてもらえたのだと思います。
わたしのことを少しお話すると、わたしはずっと絵を描くのが好きで1987年にパリのボザール美術学校に入学し、そこで絵を描くことを自分の仕事にしようと決めました。
そこで、描いて、描いて、描きまくってデッサンを上達させました。
まずは観察、そして描く、これが第一です。解剖図を模写したり、生身のモデルから描いたり、写真から描いたり。自分の好きなアーティストの作品がどのようにして最終的な作品になったのかを理解するためにも、模写をするのは非常に有効な手段です。自分が感動を覚えた作品をとにかく模写しまくりました。
モルフォ・メソッドの体に対する総合的なビジョンは、ボザール美術学校での古い伝統に由来しています。現在教鞭をとっているその学校で、生徒たちと直に接する過程で、わたしは彼らには簡単でとっつきやすい小さな解剖学マニュアルのようなものが必要だと思うようになりました。自分が生徒に教えている手法を紙の上で再現したんです。それが『モルフォ人体デッサン』誕生のきっかけとなりました。
絵を描くことは、自分の内なる世界を表現し探求する素晴らしい方法です。モルフォの技法が日本の皆さんのお役に立てているということは、私にとって大きな喜びであり、作品を創作する喜びを皆さんと分かち合えているということは、わたしにとってもとてもエキサイティングなことなのです!!
実はわたしは日本が大好きで今までに何度か訪れています。最初は禅の美学、紙の文化、宮崎駿の映画などに惹かれて日本に行きました。そして、地理的にも文化的にも対照的な二面性がある国ということを発見しました。ダイナミックな都市文化と自然を尊重する文化とのコントラストが非常に印象的でした。特に木工など、伝統工芸が最高レベルの技術で維持されていることに、今でも魅了されています。そんな素晴らしい国、日本にお住まいの皆さんにとって、私の本がさらにデッサンへの情熱を掻き立て、作画技術を上達させる一助になっているならばこれほど嬉しいことはありません。
◆本書イメージ
◆累計40万部超突破記念『モルフォ』の什器
<著者プロフィール>
著者:ミシェル・ローリセラ
パリ国立高等美術学校卒業。20年にわたり、エミール・コール美術学校、パリ・アトリエ・デ・ボザール・ゴブラン美術学校にて、モルフォロジー(形態学)の講義を行う。現在はパリLissa(応用高等学校)およびアトリエFabrica114で教授を務めている。
監修:布施英利(ふせ・ひでと)
美術批評家、解剖学者。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程を修了(学術博士)。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、現在は東京藝術大学美術学部教授(美術解剖学)。著書および監修書多数。近著に『ダ・ヴィンチ、501年目の旅』『ヌードがわかれば美術がわかる』(ともに集英社インターナショナル)など。
<好評既刊「モルフォ」シリーズ>
全巻情報はこちら:https://bit.ly/3pVGhnk