見出し画像

YouTube「SEIKA」様のチャンネルデザインをお手伝いさせて頂きました

grape designでは、YouTubeチャンネル「SEIKA」様のチャンネルロゴ・タイトル動画を制作いたしました。他のYouTubeチャンネルデザインについても書かせて頂いておりますが、また本件の制作の流れを簡潔に紹介させて頂きたいと思います。

1.制作物の整理・ヒアリングなど

SEIKA様はバレエのレッスンなどに関する動画を発信しているチャンネルで、作りたいものは決まっておりすぐに具体的なデザインについてのヒアリングを行いました。以下はその際の質問と回答の例です。

・どのような人に見てもらいたいですか?
→視聴者層は幅広く、どんな方にも見てもらいたい
・ずばりこうして欲しい、などの希望はありますか?
→写真のシルエットを取り入れたい
・お好きな色や取り入れたい色はございますか?
→好きな色もありますが、客観的に見たイメージで当てて欲しい

SEIKA様はこれまで「チャンネルのデザインについて課題意識はありながらも、どうしていいかわからないといった状態」だったとのことでした。
YouTubeで動画を発信しているクリエイターのバックグラウンドは様々でデザインや動画制作のノウハウがあるとは限りませんから当然です。そこがYouTubeの面白いところで、テレビや映画だと当然映像作りのプロが作りますが、YouTubeの場合はクリエイター側の多様性が無限なのです。

SEIKA様の場合は、プロとしてバレエに関する動画を発信しており表現者・発信者として一流の方です。そんな方のチャンネルをデザインという面でアシストさせて頂けて大変やりがいがありました。テレビのように映像のプロ同士で仕事するのも熱い熱い面白さがあるのですが、YouTubeの仕事も負けないくらい面白いです。

2.チャンネルロゴの試作・修正

SEIKA様は写真のシルエットを使いたいというご希望がありましたが、
その他カラーなどに関しては客観的に見た印象で検討して欲しいとのことでした。SEIKA様のチャンネルはもちろん、競合チャンネルやバレエに関するデザインのリサーチを重ね以下3つのロゴ案を提出いたしました。

アートボード 1 のコピー 3-100

アートボード 1 のコピー 4-100

アートボード 1 のコピー-100

アートボード 1 のコピー 2-100

アートボード 1-100

その後修正を何度か行い、決まったのが以下のロゴです。

画像6

3.その他デザイン展開

ロゴが決まった後は、カラーセットと推奨フォントを設定してオープニング動画を制作しました。

画像7

推奨フォントは通常1つだけ設定しておりますが、芸術的かつ温かい、SEIKA様の雰囲気を考慮して2つ設定いたしました。

オープニング動画の制作にあたっては、既にご使用のBGMを引き続き使いたいということでしたので、そのBGMのリズムやタイミングに合わせて制作いたしました。ここで追加された「のYouTube」の手書き文字は、私の妻(アーティストなのです)にiPadで書いてもらいました。

「お任せ」は嬉しくもありプレッシャーにもなる

今回ご依頼いただいた案件では、1部「私から見た印象で作って欲しい」という側面がありました。つまり、半分「お任せ」ということです。
「信頼されている、期待してもらっている」と嬉しく思いつつも、お客様のこれまでの活動や伝わってくる人格などをこちらで解釈してデザインに落とし込むという、大変なプレッシャーでもありました。

自分の立場に置き換えてみると、もし期待していたものと全然違うものがあがってきたら「あ、自分はこう見えてるんだ…」と落胆するとともに、「このデザイナーとは分かり合えない」と価値観の違いを感じると思います。
だからこそ、「思った通りです!」と言っていただいた時の安堵感、喜びはいつもより強く感じました。

いいなと思ったら応援しよう!