【神ゲー】ゼルダの伝説 BotWをクリアした感想
ありとあらゆる場面で神ゲーと評されている『ブレワイ』をプレイしてみたよ!
私、オープンワールドは殆ど遊んだことがありません。『マイクラ』の圧倒的自由度に圧倒されて、どこから手を付ければいいのか分からん状態になってからというもの、やはりゲームは指示があってこそだという結論に至ったのです。
とは言っても、有名なゲームは片っ端から遊んでみるスタンスでもあるので、先入観は0にして手に取ってみた結果、どハマり。なぜ一日は24時間しかないのかを心底恨むことになりました。
思ったことや良かったとこ、個人的に好きなとこや度し難い部分などを記事にしました。購入に悩んでいる人の参考になれば幸いです。
戦闘システムが好き
このゲームにハマった一番の理由かもしれません。武器や盾、弓はすべて消耗品であり、強い武器を手に入れてもそれ一辺倒にはならず、状況に応じて武器を切り替えていく必要があります。この節約術が私の愛するFEと非常に似通っているではありませんか。
最序盤なんて攻撃力2の木の枝で応戦です。そこから敵の武器を奪って、その攻撃力の高さに感動したり、宝箱から強力な武器を掘り当て、温存しまくった頃にはいつの間にか他より見劣りする数値であったり。こういった武器のやりくりがとても楽しかったです。
戦闘そのものも、簡単すぎず難しすぎずで良いバランスだと思いました。序盤~中盤の雑魚敵の火力の高さはしばしば問題点に挙げられますが、デスペナルティが皆無に等しい本作なら死ぬことも嫌ではなかったですね。むしろ防具や武器の強化が進んだ終盤は雑魚が本当にただの雑魚でしかなく、ライネルぐらいしか歯ごたえがある戦闘を味わえないのが残念です。
十分なストーリー
本作において全くの未知数だったものがシナリオ。自由度自由度言うてますが、そんなんでどうストーリーを展開するんだ? と。
これは「リンクが記憶喪失」という設定を設けることで、ストーリーとオープンワールドを上手く融合させています。街を訪れるごとに、英傑との記憶を少しずつ思い出していき、英傑の仇!とプレイヤーをラスボス打倒の意気にさせてくれます。
シナリオ重視の作品ではないのでボリュームはそこそこですが、王道ながらも熱い展開で、決して不満に思うことはないでしょう。
ゼルダ姫のキャラがいい
ゼルダシリーズを一切プレイしことがない筆者にとって、ゼルダに関してはスマブラ程度の知識しかありません。そんなスマブラゼルダの印象は「高貴な姫」「すげぇ力を持った才気溢れるカリスマ」だっただけに、今作のゼルダはあまりにも予想外でした。
努力はしているものの、力に目覚めることができないゼルダと、有り余る才能で頭角を現すリンク。そんな彼を見てゼルダはコンプレックスを抱くようになります。なんてリアルな人間関係でしょうか。妬みからリンクに当たり散らすゼルダなんて、姫ではなく等身大の普通の少女です。
それでも次第にリンクと打ち解けていき、リンクも悩みを抱えていると知り親近感を抱いていく…といった具合で仲が進展していく様子はとても面白かった。まさかゼルダシリーズでこのような関係性が見れるとは思わなんだ。
雨を許すな
みんな大嫌いな雨。私も大嫌いです。どこへ行くのも自由、ほぼすべての崖によじ登れる圧倒的自由度が売りのブレワイですが、それは雨が降っていないときに限る話でした。<ワイは詐欺や!プロモーション詐欺や!
探索が大幅に阻害されるストレスMAXの雨は頻度が割と高い上に、防ぐ装備がDLC含めて一切存在しないという希望0仕様。山岳地帯で雨になった場合は、待ちぼうけを喰らうしかないのは流石にあんまりです。DLCが出る前からおそらく不満は多かったと思うので、公式は敢えて無視したのでしょうね。確かに何でも便利になっても面白くないとは思いますが…。
ジャイロ操作の強制
とある祠ではSwitchのジャイロ操作を要求してきます。えぇ、地獄でした。全然やってる通りに動いてくんないのなんのって。
なんだろう、タッチペンを無理やり使わせるDSのゲームを彷彿させます。アクションが得意でもこれには手も足も出ない人もいるんじゃないかな?不得意だった私が悪いのかもしれないけど、別にブレワイでジャイロ操作したい!って人もいないだろうしなくても良かったんじゃないかなぁ。
イーガ団って何だったのか
「ガノンに与したシーカー族」と序盤に説明がありますが、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。ただリンクの冒険をお邪魔するだけの存在。アジトに乗り込んで団長と戦うイベントはありますが、大きくストーリーに絡んでもこない、ボスや手下もみな弱いなどいまいち存在意義が分からんでしたね。
ネタポジションとして片づけるには、やってることが悪逆非道。
カカリコ村のとある家族はイーガ団に酷い目に遭わされています。ドゥランという、イーガ団を抜けた男は報復として妻を殺されてしまいます。彼にはココナとプリコという幼い2人娘がいるんですが、この2人もまた、悲しくてな…。
妹のプリコは姿を見せない母親を「かくれんぼ」していると思っており、「まだかなー」と無邪気に遊んでいたりします。見るに耐えない。姉のココナは、母親が作ってくれた料理を真似て頑張って母親に近づこうと努力するクエストが用意されていたり、雨の日は村の外れで母親を想って独り泣く様子が見られたりなどとても不憫。
「雨は嫌いだったけど、涙を流してくれるから悪くないかもです」
こんな重い過去を持つ人たちがいるのに、元凶であるイーガ団はふざけた集団というやるせなさ。ポケモンXYのフレア団みたいな(向こうのボスはガチだけど)。コーガ様を裸吊りにしてナニを犬に喰わせてやりたいというのに、最後までそういった”報い”も用意されず。許すまじイーガ団。
まさかのギャルゲー要素
某イヤホンマンのごとく天才型無口系主人公のリンクは、当然のごとく複数の女の子を引き寄せます。その誰もが魅力的なヒロインであり、私みたいなギャルゲー好きには抜群でした、デュフフ。
最初はリンクに良い印象を持っていなかったけど、次第に距離が縮まっていくリンク×ゼルダはやはり王道ですが…
種族を超えた関係性であり、婿に贈るとされるゾーラの鎧をリンクに作る、日記帳に赤裸々な想いが綴られているなどかなり直接的な表現があるリンク×ミファーが僕は特に好きかなぁ。ミファーの護りによって死後もリンクと共に在り続ける、なんてすばらしいシチュエーションだ!
最初は可愛いサブキャラだとしか思っていなかったパーヤ。リンクへの感情があるかどうかはユーザーの解釈任せかなぁと思っていたのに、バッチリ恋してました。ゼルダの近衛兵というリンクのポジションにモヤっていたミファーに対して、パーヤは初めから「リンク様やゼルダ姫の幸せが私の幸せ」と諦めているという報われなさ、そそるぜ。
そんでサブキャラであるにもかかわらず、ゼルダやミファーと比べても遜色ないイベントも用意されているではありませんか。家宝(みたいなやつ)である宝珠を盗まれ怯えきったパーヤと、怖がらないようにと一日中付きっ切りで過ごすという、私得すぎるクエストです。
まとめ
アクションゲームの記事を書いてるつもりが最後の方はなんかCP厨の叫びになっていましたが、一つ言いたいことは非の打ち所がない神ゲーだったということです。オープンワールドというジャンルを敬遠し続け、ゼルダシリーズを遊んだことがない私ですら100時間は余裕で楽しめたのだから間違いありません。
とにかく神ゲーを遊びたい人、ゼルダシリーズが好きな人、Switchの有名タイトルを履修したい人、様々な人におすすめできる作品でした。あとギャルゲー要素が好きな人。
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