茶の味

ガッカリする人は……多分いないと思うけど(いたらそれはそれで面白いけど)、「茶の味」と言っても煎茶やアールグレイなどの良し悪しを論じよう!という話ではなく、石井克人が監督した映画のことである。最後に見たのは数ヶ月くらい前かな?数週間すれば映画の内容をほとんど忘れる金魚並みに物忘れが激しい俺にさえ、どうしても頭から離れてくれないシーンがいくつもあった。シーンの話をする前に、まずは簡単なあらすじを述べるべきか。『茶の味』は風変りな(クリエイティブとも言ってもいいが)田舎家族の日常を描く作品だ。変人ばかりの中でも飛び切りの変人、それがおじいちゃん。名前はもちろんあるけど忘れたし、おじいちゃんの方がなんとなくしっくりくるからそう呼ぼう。孫が三角みたいなポーズで座ってると、なんであなたは三角定規なのって歌いだしたり、「山よ」というタイトルの歌詞のほとんどが山だけの歌を作ったりと、凄く面白いキャラ。映画そのものがギャグの連続で、見る人を選ぶけど、ぜひ見るべきだと思う。

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