社員をやめるまで その4 転職活動編

上司には、次の仕事が決まるまでは一旦アルバイト契約にしてもらい、店舗には土日だけ出勤したい。テレワークOKならWebの仕事を手伝ってもよい、と伝えた。

ただ、並行して転職活動をするので先に次の会社が決まったらすみません、という、今考えても足元みてる感が半端なくて失礼だろコイツ…という不良社員っぷりを発揮して、経営陣との面談の日を待つこととなったのでした。

この時はまだ、次の会社に転職するか、とりあえずアルバイト契約のまま暮らすかは五分五分くらいの感じだった。

退職の意向を伝えたところでさっそく転職エージェントに登録して、面談。

このご時世、面談も電話なんですね。

電話口で話した感じでは、僕のこと理解してくれたかな?と思ったんだけど、
実際に利用してみると、ざっくりと希望の業界、現在の職種に関係してるかな〜?くらいのレベルの求人の嵐。

あー、そうだったね。
以前使っていたのに、こういうサービスだったのすっかり忘れてたや。

毎日10件以上、最大公約数的レベルの募集要項を読んでは蹴っての繰り返し。
この精査の作業が、心も身体も折れていた自分にとってはかなりきつかった。

そして30歳をとうに過ぎた自分に提示されるのは、たいてい管理職候補の内容。

ブランクがあるくせに、Webで、残業ほとんどナシ。できればリモートしたいなー(デスクワークがキツイので)という甘っちょろいことを考えていたので見合う会社はほとんどなく、何社か気になる会社には申し込んだけど書類で落ちた。

でも、興味を引かれない会社に、時間を割いて話を聞きにいく気にはなれなかった。

私は急いでないから、じっくり選んで決めたい。でも、エージェントは早く転職を決めてもらわないと困る。
一人に時間を割いている暇はない。
さっさと転職してもらわないと、売上が上がらない!

要はそういうことなんですよね。
うん。私も接客やっていたから、その気持ち、わかるよ。

でも、
興味のない会社にもたくさんエントリーして、書類通ったら、休みの日に、面接先の会社のこと調べて、スーツ着て、出かける。

それを想像するだけで憂鬱になった。

そうだったね。転職活動って、こういうものだったよね。
数年前にやったはずなのにすっかり忘れてたや。

これ。もう無理だわ。

役に立ったらサポートしていただけるととってもうれしいです。