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ホランドのあの六角形モデルは予測力0?

キャリアコンサルタントの常識を覆す内容が書かれた書籍「科学的な適職」を紹介します。

第15回国家資格キャリアコンサルタント試験が11月に実施されます。
本来は7月に行われるはずでしたが、新型コロナウィルスの影響で4ヶ月延期されました。

受験する方は今頃、寸暇を惜しんで、学科試験と論述試験、面接試験の勉強に励んでおられることでしょう。

キャリアコンサルタント試験を受験する方だけでなく、すでに資格を取得した方もホランドの名前を聞けば、六角形モデル、RIASECという言葉がすぐ頭に浮かんできますよね。

職業レディネス・テスト(VRT)や職業興味検査(VPI)は、このホランドの理論に基づいた自己理解のアセスメントツールとして使われています。
キャリアコンサルタントであれば常識です。

ところが、最近読んだこの本、「科学的な適職」にはとても衝撃的なことが書いてありました。

「RIASECの予測力はほぼ0」

RIASECで向いていると判断した仕事についても、本当に高いパフォーマンスを発揮できるかどうかは予測できないという研究結果が2011年に出ているというのです。

この内容を目にしたとき、混乱しました。
そして、試験の前に読んでなくてよかったとも思いました。

人の心理に関わることは一つの価値観や知識の制約を受けないよう、心がけねばと考えさせられる本でした。





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