高齢女子が一念発起。初めての物書き大特訓。
お邪魔します。凛です。
この夏、ご縁を得て「ライティングカレッジ」のお仲間になりました。「ライカレ」野口真代学長は高スペック女子。おばあさんでも憧れる素敵なお方です。
どのようにして電子書籍が出来上がるのかを身をもって体験したいと一念発起。日記も三日坊主のおばあさんが「いつ」「どんなふう」に、真代マジックにかかるのかが楽しみな人生初の物書き大特訓が7月から幕を開けたのでした。
第一回目「ライティングカレッジ」講義風景とオタオタするおばあさん
zoomの真ん中にはまよまよ学長がにこやかにご挨拶をなさって。同じ画面の中にはたくさんの同期の方々が小さな小窓からお顔を出していらっしゃった。
どちらさまも個性的で少人数のMTGでも、それぞれにご自身のプロフィールについて聞いている此方が興味を持てるように話してくださる。そして、やっぱり話も楽しく面白い。
そして、講義では目からうろこがボロボロと取れていった。
画面の中で繰り広げられる資料の表示と、軽やかに検索窓に文言を入れるまよまよ学長の指の動く速さっていったら見たことないレベルで。講義の内容も頑張らないと聞き取れない二倍速。特にPC設定を2倍速にはしておりません!!だって、ライブだし!!
PC操作にはちょっとだけ自信がありましたが、明らかに凌駕するまよまよ学長のテクニック。講義中のおばあさんは低レベルで幼稚な操作しか思いつかず、10分も立たずに立ち往生状態。
『皆さん、これ全部大丈夫ってことなのよね~ぇ』軽い失神に近い感覚を味わい、講義終了では誰よりも早くzoomから離脱する始末。「さようなら」の挨拶すら頭には思い浮かばないまま失礼したおばあさんでした。
「レスキュー隊」の先輩方から頂いた『くらべない』の5文字
のんびりさんチームに派遣された「レスキュー隊」の先輩に必ず頂く一言。『他の方と比べなくていいですよ』先輩諸兄は本当にお優しいジェントルマンばかり。
優しい笑顔も。語り口も。難しい説明などはいかに簡単に納得してもらえるかと、おばあさんのレベルを探りながら一つ一つを丁寧に「どれもこれも大したことないんですよ~ぉ」とご教授下さった。
おばあさんは『はい、はい』と頷きながら『そうなんですね~ぇ』と一瞬わかった顔をして(この辺でわからないと申し訳ないもので)90分間(普通の方は60分が基本)でレスキューは穏やかに終了したのです。
どれもこれも、やってみたらその日はどうにかできている。「時間はかかるけれど、出来ることも少しはあるのだわ」と安堵したその夜は0:00前に就寝。
問題は翌朝から始まりました。「PCよ!なんでそうなったの~~」と心で絶叫する、おばあさん。それはまるで年取ったムンクの叫びの様相。
絶叫の先にあるのは、自分だけできない焦りとほんのちょっとの絶望、(だって、他とは比べない)そして激流のような時間の速さだけ。
シャボン玉のような触れたら壊れる小さな不安が、おばあさんの心の中ではひしめき合い始めていました。
朝起きるといつの間にか夜になる不思議な毎日。おばあさんは「不思議の国の住人」に変身。それは、アリスがいろんな扉を開けたり閉めたり、迷ったりと一緒。今ではおばあさん、迷子のまま足踏みまで始めちゃって。
Twitterで溶ける心
講義の最後には当然課題が出ました。カレッジですから次回までに仕上げなくてはなりません。
一回目の課題はTwitterを始めること。勿論フォローしたりフォローされたり交流をすることも含まれていました。。
ここで第一関門登場。
Twitterに登録をしなくてはなりません。正直、この年代は「パスワード」が出てくるだけで一日の仕事の半分の時間を持っていかれる年代です。
四苦八苦&試行錯誤で、どうにかこうにかTwitterを開設。
次は第二関門「ヘッダー」と「アイコン」です。Twitterを見たことも無いおばあさんが今日から始めて行くわけです。人生って本当に何が起こるかわかりません。
先ずは「ヘッダー」が何を指すのか「アイコン」はどれなのか。
ネットでそれぞれの意味を検索。「ヘッダーは見出し」(おばあさんの感覚では)「アイコンは丸いのね」(自撮りか~。おばあさんの感覚では)世間様に顔を出すのが憚られる。(少しでも可愛く見られたいお年頃だし、次の写真は遺影って決めているし)なので、アイコンはイラストに決定。
イラストレーターにアイコンを依頼して、「高齢者はちょっと」と断られ、違う方に依頼して「やれないです」と断られ。
少しメールのやり取りが出来た方も「僕、忙しくなりましたので」って断られて振り出しに。実はおばあさんアイコンはできていなくても全然気にならなくて。Twitterを開設できたことで「ホッ」としていたのですね~。
でも、何故か「ヘッダー」にご執心だったおばあさん。「ヘッダー」は自分で作ろう!!と工夫しながら写真を加工。たった一枚の「ヘッダー」に2時間以上かかり埋め込み完了。
人生初の自分のヘッダーは単なる道路に木々の合間から差し込む光の写真。
「道の先にあるものを知りたい・granndma_rinn2の自由研究」の文字。出来上がって気づいたこと。
『おばあさんドライアイになったかもしれない!?』
「ライカレ」で培われる人としての『資質』
ヘッダーが出来た翌日、何人もの同期の方にTwitterをご訪問頂け、その上「ヘッダー」をお褒め下さったのです。
おばあさん、頑張って良かった!投げないで良かった!
「ライカレ5期」の皆さんに仲間の一人だと思って頂けているとは考えてもいなくて、本当に嬉しかった。今思い出しても涙が出ちゃう。
年を取ると出来ないことが気が付けば、一つや二つ増えてきちゃう。そしてそれを諦めて折り合いをつけて今日を仕舞って行く日々。
「ヘッダー」が出来て評価を頂けたことが、どれほど素敵なプレゼントだったか!! お若い皆さんには想像もつかないかもしれません。
同期の方は、優しく包んで見守って下さる方々ばかり。そのお陰さまで、こうしてnoteまで辿り着けました。一人ではここまで来ることは叶わなかったです。小さなことでも励ましていただき、足踏みすらも褒めて下さった。
おばあさん、今までの人生で『会ったことも無い』『本名も知らない』『どこの誰かも分からない』他人に、今皆さんからいただいているような【豊かな心の温かい手】を差し伸べてきただろうか…。
差し伸べられた手を「心の手」でつかむ時に、いつも自問自答してしまいます。本当に「その手」をつかむ資格が自分にはあるのかと。
何十年もの昔「人は人生の最後にさまざまに気づき、反省し、そして旅立つ」と明治生まれの祖母に教えられたことがありました。
「ライカレ」に入ったことで「人生の最後よりも少しだけ手前」で様々に気づく機会を得ることが出来たと思っています。
きっと、まよまよ学長が「書くだけでは終わらない」ライティングスキルを毎回人生に準えて教えて下さっているのでは? と思って居るおばあさんでもあります。
今日もここををお尋ねくださり、感謝申し上げます。貴重な時間をありがとうございました。
久々の青空を添えて。
さいごに、ライティングカレッジは、ものかきキャンプとしてリニューアルされたそうです。
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