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デジタル疲れを癒すゲームデザイン「Sky 星を紡ぐ子どもたち」

緊急事態宣言下、みなさまどのようにお過ごしでしょうか?

リモートワークにオンラインミーティング、直接会わずに人とコミュニケーションを取るのってなかなか疲れますよね...

Twitter上では多数の悪意やデマ情報、過剰報道が渦巻き、目に入れたくない情報まで摂取してしまいます。

さらに不要不急の外出自粛。旅行にもしばらくは行けないでしょう。

デジタル疲れ...ネット上の悪意...人には会えないし外には出られない...

そんな今、私からぜひおすすめしたいゲームがこちらです。


Sky 星を紡ぐ子どもたち

2019年の夏から公開されたスマホ向けアプリで、世界累計ダウンロード数は5000万を突破し、Apple主催の「Apple Best of 2019」にてベストiPhoneゲームに選ばれたほか、世界最大級のゲームアワード「TheGameAward」のモバイルゲーム部門にノミネートされるなど、非常に高い評価を得ています。

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写真を見て気づく人もいるかもしれませんが、PS3の「風ノ旅ビト」や「Flowery」の thatgamecompany が手掛けたゲームです。


オンラインゲームでありながら名前が表示されない

まず、このゲームの独自の特徴とも言えるのが、オンラインゲームにもかかわらず、他人の名前やIDがこちら側に一切表示されないことです。

さらには自分のキャラクターに名前をつけることも出来ません。

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(↑手前のキャラクターが自分で、奥の影が他のプレイヤー。何もしなければ姿を見る事すらできない)

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(↑お互い近寄ってキャンドルを灯すことにより、初めお互いの姿が浮かび上がる)

そして、仲良くなったプレイヤーにフレンド申請する時、そのプレイヤーの呼び名をこちらが決めます。

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(↑フレンド申請するには、少し貴重な白いキャンドルを差し出す。この後入力画面が出て、自分だけの呼び名をつける。もちろん、相手はなんて名前をつけたのか分からない)


ポーズで自分の気持ちを伝える。チャットはしたい人とだけ。

このゲームは最初、チャットを送る機能が制限されています。
でもその代わり、別の方法で他プレイヤーとコミュニケーションをとることができるのです。

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(↑右側のアイコンがエモート一覧。手を叩いたり、喜んだり、泣いたりできる)


初プレイの時、言葉無しで自分が名前をつけた全く知らない人とコミュニケーションをとり、冒険するのはすごくワクワクする体験でした。


そして、どうしてもチャットをしてみたい相手とは、フィールドで集めたアイテムを使うことによって、チャットを開放することができます。
(もちろん開放をお願いされると、こちら側には選択画面が出てきて、承諾するか選べますが)

これまでまったく会話しなかった相手と、初めて「Hello!」と交わすのはとても感動します。
世界中でダウンロードされているので、相手が日本人でないことも多々あり、アメリカのテキサスに住む人や、イタリアのミラノに住む人に出会った事があります。



引き込まれる美しさ

そしてもう一つ、このゲームの最大の特徴が「美しい世界と音楽」です。

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(App store より)

旅する世界はどこも美しく、ちょっとした場面ひとつ切り取っても、一枚の「絵」として成立してしまいます。
それだけじゃありません。明るいエリアが続いたかと思うと、暗いエリアに急に入ったり。
狭く薄暗いエリアが続いたかと思えば開放された明るいエリアへ出たり。
ただ移動しているだけでも風景の美しさにハッとさせられます。

また、暗い所から明るい所へ出た際視界が真っ白になり、徐々に風景が見えるようになっていくなど、細かい演出まで手を抜いていません。

エリアではオーケストラ構成の美しい音楽が鳴り響いたかと思えば、ふと音楽がなくなり、立ち止まると鳥の囀りや風の音が聞こえてきます。
動画を載せておきますので、ぜひご覧になってください。

↓制作会社thatgamecompanyによるゲーム紹介



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