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子供と一緒に世界を廻ると違う風景が見えてきた

こんにちは。これまで旅とデザインを絡めて世界の旅で見聞きしてきたことを書かせていただきましたが、一旦まとめてみることにしました。このnoteを機に、たづねた国を数えてみたら42か国くらいになりました。これは友人などと出かけた大人旅〜子連れ旅を含みます。同じ国や街を数回訪問しましたが、印象が変わってくるのは、国の情勢や時代だけではなく、誰と?ツアー?バックパッカーの行き当たりばったり?など、条件で変化していきます。特に、子連れ旅では、見えてくる世界が変わってくる事を書かせていただきたいと思います。


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旅のしかたいろいろ

・女子旅ツアーと男子一緒の自由旅行

以前も書かせていただきましたが、子供の頃からエジプト好きなため、今のところ2回だけ訪問しました。初めてのエジプトは友人女子と格安ツアー。若い女子だけの行動になると、現地の男子諸君が群がってくるので面倒なことが多いです。でも、ホテルも行き先も最初に決まっているツアーなら、送り出す家族にとっても安心旅。通常は手に入れにくい舞台やイベントのチケットを組み合わせた、オリジナルテーマのツアーは魅力的です。一方の自由旅行ですが、高校生時代からバックパッカー旅を続けていた連れ合いと旅を始めてから、なかなか香ばしいエピソード満載。夜中のフィレンツェで迷子になったり、砂漠の途中で交通手段が無くヒッチハイクしたヨルダンなど書き始めたらキリがないほど濃密な時間が過ごせます。でも、気分や体調次第で自由にアレンジできるのはとても楽です。1日中ナイル河を見て過ごしても誰も怒りません。贅沢な時間の使い方は、そんなところにあると思います。闘牛を見ていたら、団体の方々は20分くらいしか見れなくてかわいそうでした。いい場面を見逃してる!子供ができてからもツアーで出かけていないのは、時間に縛られるのが辛いからかもしれません。

旅の道中

機内や飛行場で。子連れ旅だとやっぱり気を使うシーンが増えます。どこの国の人もそれは同じ。そのため、子連れ家族同士ですぐに仲良くなったり、子育て卒業世代も声をかけてくれます。おかげでママトークだけ英語が上達しました。英語の先生から「君と話してると、故郷の母と小さい頃の自分を思い出すよ」と言われるように、ママトークしか話せないのですが。そんな、いろいろな国のママたちと話していると、各国の教育事情や親同士の付き合い方など、新聞やテレビでは知り得なかった情報に慰められたり考えさせられたり。物の見方も、少しだけ広くなった気がします。「普通」って、人の数だけ種類があるんですよね。

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子連れに優しい。微笑みの国、タイ

年に2−3回旅行していた頃は、季節によって高くなる航空運賃を抑えるべく、飛行機はタイの回数券を購入しバンコク経由で各国に出かけていました。バンコク発券だと、日本の祝日に関係なく価格が抑えられるからです。そのため、数えたことなないのですが、タイは一番多く旅行した国。多分10回以上は行ったかな。小さな子供を連れて行った最初の地も、やっぱりタイでした。行き先は、コタオ。タイといえば、微笑みの国と言われる優しい国です。首都バンコクの正式名称(クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット)の、最初の言葉「クルンテープ」の意味は「天使の都」。幸せにならなくちゃいけない国だと、一方的に思ってます。子連れ旅にピッタリじゃないですか?子供がグズったら、すかさず手伝ってアヤしてくれる。いつも微笑みを絶やさない。怒らない。この人たちのように、穏やかな人になりたいと感動したのを覚えてます。

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旅にはタイミングがあること

もう、いい加減大人になってしまった私ですが、20代のうちに行っておけば良かったと思うのは、キブツ。ここを知ったのは、連れ合いの友人が行った経験談から。因みにこの友人はアフリカのサバンナで、ドライブ&野宿の旅を夫婦で軽々とやってのける強者ナイスガイです。スキーもコンビニで買った雨ガッパ1つ羽織って滑走(しかも上手い)。
イスラエルのキブツについて、何も知識がなかった私にとっては衝撃的でした。皆さん知ってましたか?「イスラエルの缶詰工場でバイトしてた時」って言われて「キブツ」という単語がすぐに思い浮かぶ日本人は少ないと思うのですが。ザックリ説明すると、「伝統的な農業に基づいていたイスラエルの共同体」です。ただ、イスラエルのスタンプがあると、旅行中面倒なことも起こるのが悩ましいですね。日本からもボランティアツアーがあります。でも、こういうところに行くんだったら自分で手配しないと勿体ないですね。手配の苦労も旅の醍醐味。
その時期だから出来た事としては、子連れで世界一周をした際の中休みで長期間立ち寄ったハワイ。車の免許を取得し、こどもの予防接種を現地の保健所で受け、そして1ヶ月間ほど現地の幼稚園に通わせました。その数年後、北京に引っ越した時には記録が何かと役立ちました。
これからもう少し落ち着いたら、またフラリと旅に出れたらいいなと思います。

独りで。友人と。子連れ。若い時。老人になってから。
その時々で出会うものは違ってきます。本も映画も旅も。同じものは1つもないことを確認しながら、これからも旅を続けていくのだと思います。
今まで読んでくださった方。ありがとうございました。

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