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大人が作った情報は入ってこないと思われてて愕然とした話

Photo by Plann on Unsplash

こんにちはグランドデザインでアートディレクターをしています山入端です。
本日はプロモーションに従事している者として、イマドキの若い子達の当たり前を知って愕然!とした話をここに残したいと思います。
この記事には明快な答えは出せていませんが、プロモーションに携わる様々な職業の方と共に、必要なプロモーションは何か?ちょっとだけ、立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しいです。


娘にお店を探してもらうわー
近所の駅へ向かっていた時、同じ方向へ三人のお母さんたちが賑やかに会話をしていました。次回のママ会のプランを楽しげに話していて、どうやら青山でお茶するっぽい事を話していました。ひとりのお母さんがこう提案しました。
「表参道なら娘にお店を探してもらうわーインスタで。」

インスタで!!

へー食べログとかじゃないんだなイマドキは。
確かにインスタでお店さがす。はなるほどーっって感じました。インスタは映像や写真が言語となっているのでタイムラインは食べた物が結構な割合で並ぶ。
位置情報も写真と一緒にピンとして追加することも可能なので、投稿されたピンを元にお店の内装の雰囲気や料理をチェックを見るのは使い慣れたユーザーなら誰しも経験したこともあると思う。

ピンタグで深掘りした「インスタでさがす」こと自体はなるほどーと思ったけど、ママ達の娘さんのように検索がわりにインスタを使うと言う発想は、イマドキの賢しこさあるなーと思ったのでした。

ここからが本題です。

以前テレビで「ハッシュタグの世界」と題された特集をやっていました。
先ほどのママ達のイマドキの娘さんのように#タグを使って情報を検索すると言った内容のコーナーでした。
内容もなるほどなーって感じで私自身も「あーそうだよねー」「なるほどー」ってとても学びがる内容で興味津々な私。
途中、メインパーソナリティーの「普通に検索しないの?ググらないの」と言う問いに、ハッシュタグについて解説していたイマドキの女性が「大人がまとめた記事とかってスッと入ってこない」と発言。

「スッと入ってこない」

「..........。」


愕然と言うか、力が抜けてソファーから崩れ落ちそうになりました。
そりゃーそーだーよなーって思いながらもめちゃくちゃ微妙な気持ちになった。
なんか、痛い、、、こころが、、、。

彼女達の見解はこうである。
「きれいまとまってて、それがリアルじゃない」
「それが盛られている感じでリアルじゃない」


え?避けられてる?そうなんです。

まさか、、、、
企画会議から複数案か提案して決定されて。そこから撮影の段取りやら諸々やってそして最終的にサイトやら情報サイトが出来上がってそこへ向けてSEOの対策やったりコンテンツを追加したり、、、、、。
こういった工程をへて作り出されたものが、避けられている対象?じゃないよね?って信じたい気持ちになりました。風呂入りながら悶々とシャワーを浴びました。

やんわりと思っていたことをハッキリとくっきりと言われて愕然としました。もちろん我々の成果物の全てがそうでは無いと思います。
これまでも、広告はノイズ、避けて通られるもの。だから響くクリエイションを!と、これまで定期的に考えるきっかけはありました。

今回は少し進化版。最近の人は行動する前に「リアル」をハッシュタグで探している。
プロモーションの対象が避けられるようじゃ効果は得られず。我々クリエイティブに携わるものも随所随所で立ち戻ってこれは「リアル」の対象として直結するものなのか?謙虚に行きたいと思いました。
もしかしてプロモーションの概念を変えなくては?いけないのかな?そこまでは言及できませんが、とにかく「リアル」とは何か?考えるきっかけになりました。

やり始めるとミクロの世界まで細かく全うしたいと思うのがクリエイティブの性だと思います。でも、クリエイションとしては良くても、スッと入ってこない対象になったり、今の「リアル」とは何か?考えるためにも日頃から様々な世代の行動や考え方を知るのは大事だなーと思いました。


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