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セルフケア&ストレッチ③寝返り

体の5大リセット
①Breathing 呼吸
②nod 頷く
③rolling 寝返り
④locking 身体を揺らす
⑤Crawling 這い動作

③rolling 寝返り

眼球が首に指令を出し、首が動いていくとつながっている背骨が回り、寝返りがうてます。ローリングは皮膚、筋膜、筋肉へと刺激をします。転がり方が歩き方、走り方を決定づけることさえあります。回旋系の動きであるクロールや背泳ぎは、スムーズな寝返りが出来るかどうかで泳ぎのスムーズさに影響を与えることは間違いありません。

○エクササイズ

ロッキングチェア 座り込んだ状態から”目”で上から後ろへ動作をリードし、後ろに転がります。

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エッグロール こちらも目で横にリードし、転がっていきます。

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ハーフロール 片手は上に上げ仰向けから、反対の手と同じく視線で遠くに円を描きながら仰向けからうつ伏せに、また、うつ伏せから仰向けにと転がります。
個人的には好きなエクササイズの一つで、手から足までのつながりを感じやすい動きです。
コツは呼吸を止めないことです。呼吸を止めると動作が止まってスムーズなローリングができません。

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ヘッドロール これは首が硬い方はかなり難しいので、無理をせず行って下さい。

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ローリングは皮膚を刺激し、筋膜を通して肉体的に、また精神的に欠かせないものになります。皮膚と脳は人間がその形を形成しうる初期段階で、もともとの発生元は同じです。(身近な卵で言えば、殻の部分が脳と皮膚になります)そのため、皮膚への刺激は脳に豊富な情報を与え、健康の助けになるのです。皮膚は最も巨大な感覚臓器であるためエクササイズでしっかりと刺激する必要があります。もちろん子供が抱かれ、撫でられ、皮膚への刺激を受けることは間違いなく重要です。大人ももちろん、握手を交わしたり、ハグしたり、悲しいときは背中をさすってもらうなどの、皮膚への刺激で脳が癒されていきます。逆にこの刺激がなければ、鬱などの精神疾患、免疫低下による病気へと移行していきます。

皮膚はおそらく普通の人が、考える以上に重要です。

お勧め書籍 ○第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界
傳田光洋 | 2007/7/18
○人は皮膚から癒される
山口 創 | 2016/7/21
○子供の「脳」は肌にある (光文社新書)
山口 創 | 2004/4/17

こうした皮膚への刺激はもちろん泳ぐ上で、バランスを敏感に感じ取る能力になっていきます。動きやテクニックは指導者に聞いたり、映像を見て学ぶことが出来ますが、感覚はたくさんの刺激を受けて自分で学ぶしかありません。ぜひ、日々のエクササイズで皮膚の感覚を刺激してください。

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参考文献・参考セミナー

・「呼吸力」こそが人生最強の武器である 単行本(ソフトカバー)
大貫 崇 (著)

・新しい呼吸の教科書 - 【最新】理論とエクササイズ - (ワニプラス) 単行本(ソフトカバー)

・originarl strength pressing reset(kinetikos主催セミナー) 

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