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おにぎり

おにぎり最強説について書こうと思う。
私は定期的におにぎりが食べたくなる。
何の前触れもなくおにぎり欲が湧いてくる。
だからと言っておにぎりを毎日食べたいというくらい大好物というわけでもない。
しかし、ふとおにぎりが食べたくなるのだ。

ここでおにぎりエピソードを思い出した。
私が高校生の時の話である。お母さんが毎日お弁当を作ってくれていた。
その日は、お弁当に俵おにぎりが3つ入っていた。ぎっしりと。
その俵おにぎりに箸を入れ、一口大に切ろうと思った瞬間、プラスチックの箸が綺麗に折れたのである。
私は衝撃を受けた。おにぎりで箸が折れることがあるのかと。
どれだけ硬いおにぎりなんだと。
それと同時に強いお母さんからの愛情を感じた。
何とか折れた箸を使いお弁当を平げ、空っぽになったお弁当箱に
「お母さんの愛情が俵おにぎりにこもりすぎていて箸が折れてしまいました。申し訳ありません。」という文章を添えた。
それから、そのメモはキッチンの扉に一時の間貼られていた。
流石にそれから約5年も経っているため、今はそのメモがどこにあるかはわからないが。
こんな愛を感じるようなおにぎり、やっぱり好きだ。
とても懐かしいことを思い出した。
これを機に明日はおにぎりを作ろうと思う。
それも炊き込みご飯で作ろう。
明日はおにぎりデーだ。


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