赤い線がたくさんある。

血管の上
肌色の線も腕に走る。

ぷくっと膨れた跡もあって
消えない後悔になっている。

腕や肩を隠す為の服を選び、店頭に立つ。

一生残るこの傷は、あの時の私には、
ここに存在してるって、

死にたいって意味じゃないんだ。
生きているんだって意味だった。

それは今でも変わらない。
どれもが交わりそうで交わらない。

私の人生の伏線。

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