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晴れやかな気持ちになれる曲:松田聖子  『蒼いフォトグラフ』

「松田聖子さんほど曲に恵まれた歌手はいない」と言った人がいた。

ほんとうにそのとおりだと思う。

松田聖子さんが『裸足の季節』でデビューしたのは1980年で、彼女の人気の絶頂期は私の高校時代(1981―1983年)とぴったり重なっていた。
特にファンというわけではなかった私でも、『白いパラソル』『渚のバルコニー』『小麦色のマーメイド』などの夏のヒット曲を聴くと、甘酸っぱい夏の思い出がよみがえってくる。

聖子さんの曲の中で「1番好きな曲」を選ぶのは簡単ではない。
『SWEET MEMORIES』もいいし、『赤いスイートピー』やそのB面の『制服』も好きだ。

そして『蒼いフォトグラフ』は、必ずその候補に入る。
『瞳はダイアモンド』B面の曲ながら、私の世代では知っている人が多いと思う。
TBSの『青が散る』というドラマの主題歌にもなった。

作詞は松本隆さん。
作曲の呉田軽穂くれだかるほさんは、松任谷由美さんのペンネーム。

別れた恋人のことを歌っている歌詞なのに、この曲を聴くたびになんとも言えない晴れやかな気持ちになる。
それは自分が若かったころの、心も体も軽かったときの感覚に少し似ているかもしれない。

ということで、今日の1曲は松田聖子さんで『蒼いフォトグラフ』

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