今日もやっぱり泣いてしまう:高中正義 『黒船』
ギタリストの高中正義さんが演奏する曲の中で、『黒船』がとりわけ好きだ。
サディスティック・ミカ・バンドが1974年に発表したアルバム『黒船』のA面最後の3曲は
黒船(嘉永六年六月二日)
黒船(嘉永六年六月三日)
黒船(嘉永六年六月四日)
という組曲のようになっていて、これら3曲をまとめて『黒船』と呼ぶことが多い。
このアルバムはピンク・フロイドなどを手がけていたクリス・トーマス(Chris Thomas)さんが音楽プロデューサーを務めている。
加藤和彦さん、高橋幸宏さんなど、他のメンバーも超豪華だ。
なおボーカルのミカさんは、クリス・トーマスさんとの不倫が原因で加藤和彦さんと離婚したといわれている。
聴くたびに私が必ず泣いてしまうのは、3曲目の『黒船(嘉永六年六月四日)』である。
歳とともに涙もろくなったとはいえ、ギターソロだけでこんなに号泣してしまう曲はほかにない。
これも「死んでいくときに聴きたい曲」の候補のひとつだ。
ということで、今日の1曲は、高中正義さんで『黒船(嘉永六年六月四日)』。
『黒船』3曲を通して聴きたい方はこちら。
冒頭のドラムスもカッコいい。