マガジンのカバー画像

Now&Here

36
君の喋る言葉の半分は意味がない。今夜、ここには誰もいない…。oh!Yeah‼︎ by 疒教授 (佐野元春 心に残る旅の痕跡)
運営しているクリエイター

#LIVE

「不完全な完全」2023年 晩夏/今、何処Tour東京公演(佐野元春&The CoyoteBand)

Now&Here #32 2023年9月3日 日曜日 晴れ 「今、何処 Tour2023」 LIVE at 東京国際フォーラム ホール A きびしい残暑は続く。 真夏の街中がハレーション気味に ギラギラっと立ち上がる情景に ワクワクします。 とはいえ、こんなに猛暑が 長く続くとさすがにバテ気味..........。 でも、時折り吹く風に秋っぽさが 混ざってる気がする。 どうでもいいけど、 7月の終わりに人生初の骨折をした。 間抜けなことに部屋の入り口に 足の小指をぶつけて

「光の小旅行」 2023年 夏 / 静岡で…。今、何処 TOUR 2023(佐野元春& TheCoyoteBand)

Now&Here #31  2023年7月8日(土) 佐野元春& TheCoyoteBand 今、何処ツアー2023 静岡公演 朝の関東南部の空は曇り。 でも心は晴れやか! 自宅から駅までの道のりは 早足で地面から16mmくらい 浮かびながら歩いていたと思う。 様々なライヴ会場にこれまで 何度も訪れていますが 今回のように地元を離れて 行くのはまれで、以前に名古屋で 開催されたホーボーキングとの「Rock&SoulReview」 以来22年ぶりの遠征となりました。 横浜

ロック・トレインに乗って。

Now & Here  #27 2022年6月12日(日) 佐野元春& The COYOTE BAND Where are You Now Tour 2022 at 神奈川県民ホール 前夜まで降っていた雨も上がり、 今朝はお天道様も顔を出しいいお天気。 週に1度の早朝ジョグも距離を 1キロ減らして今夜のライヴに備えた。 お昼頃から空の様子が思わしくなく 雨雲が一気に広がり始めてきた。 そうしているのもつかの間、 暗い空を眺めていると土砂降りの雨。 通り雨のようですぐに

WALK ON >>>>>>

Now&Here #26 2021年11月11日(木)晴れ 佐野元春 & THE COYOTE BAND ZeppTour2021初日 at KT ZeppYokohama この日もコロナ禍の 休業要請日に充てた。 日本武道館から久しぶりの LIVEというのもあって、 気分は昂って、はやって、 舞い上がっていたかもしれません。 現地まですぐ近くなんだから そんなに早くに行かなくても いいものをお天気もよかったので お昼過ぎから出掛けて横浜駅から みなとみらい各所を歩いて

時を超えて。 (ヤァ!40年目の武道館)

Now&Here #25  40th Anniv.Motoharu Sano 2021年3月13日(土)雨 佐野元春65回目の誕生日 新型コロナウィルスで パンデミックの状況との巡り合わせ。 お天気は予報通り朝から雨模様。 肌寒く、雨は「春よ来い、早く来い」と せかしている。 午後2時 自宅を出ると風雨は 激しく傘は意味がないほど、 上着と靴の中身までびしょびしょ..........。 電車を乗り継いで九段下へ向かう。 無線のイヤフォンには サブスクリクションから

Café Bohemia Meeting 2020 [SONGS&FRIENDS 佐野元春]

Now&Here #23 SONGS&FRIENDS 佐野元春『Café Bohemia』 久しぶりの渋谷の街。 交錯するヒトと時間と欲望のスクランブル交差点。 相変わらず大きらいな場所だけど、 ヒトの流れにまかせて泳いで行くうちに どこか心地いいヴァイブスにくるまっている気がしていた。 公園通りのてっぺん。 ぼくの知っている渋谷公会堂は、少し横にズレて、 LINECubeShibuyaとして新たに建て直されていた。 開場時間までまだ少し早かった。 入口手前で列になって待

ソウルボーイへの伝言2019@ CLUB CITTA'

Now&Here #22 この日のLiveはもともとはツアーで初日10月12日に予定されていた。 この日の数日前にはとてつもない規模の台風が関東地方に接近、 上陸することが確実となり実際のライヴ日時の2日前に 公演の中止決定がなされた。 とても残念でしたが的確な判断が早くになされてよかった。 そしてこのツアーは東京の赤坂を皮切りに始まることになりました。 このツアーが始まってしばらくはネット上のうわさ話を横目に、 ちょっとじれったい気持ちでいましたが、 11月のはじめに振り替

Smoke&Blue 2019 Billboard TOKYO (佐野元春&TheHoboKingBand)

Now&Here#21 いつもそうなのだけどビルボード東京の ライヴは気が引ける。 だいぶ慣れてはきたけど何か、 ぼくは場違いなとこに迷い込んでしまうん じゃないかと思ってしまう。 でもツアーが始まり、 いくつかの噂を横目で見ながら 日々が過ぎていく毎に 「やっぱり観たーい!!」って 気持ちが満載になり、 今回も狙っていたライヴ開催日 1週間前になってみてから、 ビルボード東京に電話してみたら 幸運にもカジュアルシートが ひと席だけ空いていたので、 お願いして予約してもらっ

Shake, Rattle and Roll!!《禅BEAT Tour2018》

Now&Here#20   禅BEAT Tour2018 佐野元春&The CoyoteBand 赤い電車に乗って、日の出町で下車。 夕陽に長く伸びた影を引きずりながら、 にぎやかな野毛界隈から桜木町駅を横切って 柔らかな秋の日差しに満ちた みなとみらい へ。 ランドマークタワーの5階。 結婚披露宴を催す事が出来そうな会場。 ライブハウス仕様で前半分は椅子が設えられ、 後ろ半分くらいはスタンディング。 女性への計らいで一部に高い段差をつけた箇所が設けられていた。 今

人生の中での見知らぬ1日(a Day in The Life)

Now&Here#19   一昨年の年末から父親は体調を崩し、 何度か入退院を繰り返していたが,なんとか 現状維持でいてくれていた。 今年に入ってからすぐに再び感染症で入院したが 2週間ほどで退院、ある程度回復できる事を想定していた。 しかし、帰宅した後、日に日に弱ってきているのが 見て取れていた。 自宅介護の態勢を整えた。 ベッドからは起き上がれなくなり、反応は少なくなり、 ドクターからは危険な状態であることを告げられた。 そんな状態になってからは、仕事を終えて帰宅後は

Sweet61の 新しい航海    2018/02/02 日本青年館

Now&Here#18 夜半から雨は雪になり、ご近所は薄っすらと 白い雪が積もりはじめていました。 この日、父親の入院先での打ち合わせも兼ねて 有給休暇を申請してあったのでそんなに早起きを することもないけど、いつも通りに目が覚めたので、 「先週ほどのドカ雪ではないかなぁ」なんて思いながら、 しばらくボンヤリとご近所の雪景色を眺めていました。 こまごまと雑用を済ませて 本日のメインイベント! 日本青年館へ電車を乗り継いで向かう。 ツアーの初日に立ち会うのは初めてです。

Smoke&Blue2017/11/22 2ndステージ (佐野元春&TheHoboKingBand)

Now&Here#17 最初の2012年のSmoke & Blueに訪れた頃は、 および腰だった六本木の街にも こうして何度も訪れると やっとしっくりした気分になれるようになった。 ビルボード東京の一番安い席でビールを ちびちびやりながらTheHoboKingBandを 眺めていました。 Dr.Kyonと佐野さんの指先が鍵盤を駆け巡る。 シンバルの隙間から垣間見える 古田マイティたかしの繊細さから爆烈さ までの幅広いレンジで果てしなく空間を 司るドラムスの響きが、ファン

ポケットの中

Now&Here#01        (2005年2月記) 肌を刺す様な寒さに穏やかな冬の日差しが 春の萌しを散りばめる様な朝、 自分のポケットの中に手を入れてみる。 そこには、しけた小銭と クシャくしゃになったコンビニのレシート、 そして身元不明のゴミくずと愚にも 付かない言い訳の数々。 かつてポケットの中で疼き、 そしてのたうちまわっていた 「今にもこぼれおそうなハートブレイク」や 「吠え続けていた哀れなファイト」は、 バラバラに砕けたビスケットと 共に琥珀色の化

Lazy Dog Live'05 (佐野元春& TheHoboKingBand)

Now&Here#03 (Lazy Dog Live'05) 2005年7月記 今にも降り出しそうな曇り空。 渋谷の街はきらびやかで、ぼくのしょぼい欲望さえ 滲ませて、力ずくでふんだくる。 ヒト,人,ヒトひと,ヒト,人間,ヒト・・・・・・・・・。 涙がこぼれるのを押さえるかのように灰色の雲が ぼくの大嫌いな渋谷の街を覆い尽くす。 ラヴホテル街のど真ん中。知らずに通り過ぎ、 やっとこさ現地にたどり着く。 予定時間が過ぎても扉は開かない。 リハーサルが延びていて開場は遅れ