「文系大学院生のアーニャbot」誕生の理由

 はじめまして、「文系大学院生のアーニャ」と申します。
 今回は、何故アーニャがTwitterを始めたのかをお話しするます。

(以下、アーニャ語を封印します)
 
 さて、私も気が付けば20代後半に差し掛かってきました。
 簡単な自己紹介をすると、

・専門は人文系(歴史学など)
・国立大学大学院(博士課程在学中)
・学部は他大学卒(修士課程から現在の大学に移った)


 

ということになります。
 
 我々の年代は中高生から、TwitterをはじめとするSNSを長年たしなんできた身。

 SNSには、様々な言葉が飛び交っています。
 その中でも、つい自分に近い情報が目に付きます。
 印象的なのは、私と同じ大学院生たちの言葉。
「研究辛い」
「ゼミがつらい」
「研究発表がつらい」
「論文の締め切りが…」

といった、日々の苦しみが言葉になってネット空間を泳いでいます。

そして私のスマホ画面にも流れ着くわけです。

 ただ、私が言いたいことは「(そのほとんどが)理系じゃねえか!」ということ。
 文系の大学院では、「寝ないで実験器具の様子を見る」とか、「マウスに餌をやる」とか、そういった類いのことは発生しません。さらにいえば、研究室を「ラボ」とか呼びませんし、教授や「ラボ」の仲間たちと共同研究して共著で論文を書くといったことも稀です。

 同じ大学院生だから「大学院つらい」ツイートに共感できると思いきや、そんなに実感がわかないことも多いのです。
 すると、彼らが呟くところの「大学院生活」「研究生活」の指南も、多くが理系。あまり参考にならないことも多いのです。

 「アーニャbot」の観点から言っても、例えば既に「博士課程のアーニャ(@PhD_Anya)」さんや、「修士課程のアーニャ(@syushikatei)」さんがおられます。
 理系か文系かは名前にはありませんが、お二方のツイートを拝見すると、いずれも理系の大学院生さんなのだと思われます。

 彼ら(彼女ら)と同じく「大学院生アーニャ」にはなれませんから、やはり「文系」大学院生であることを強調したかったのです。

そう、「文系大学院生のアーニャ」の誕生でした。


データによれば、大学院生(修士課程)の理系・文系の割合は、このようになっています。

・文系(人文学6.8%、社会科学10.0%)16.8%
・理系(理学8.5%、工学41.4%、農学5.5%、保健7.3%)62.7%
・教育やその他分野 20.4%(うち教育系5.8%)

「大学院の現状を示す基本的なデータ」(中央教育審議会大学分科会大学院部会H29.5.30)

(参考文献はちょっと古いですが、これです)
「大学院の現状を示す基本的なデータ」(中央教育審議会大学分科会大学院部会(第81回)H29.5.30)
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/giji/__icsFiles/afieldfile/2017/07/24/1386653_05.pdf

 ここから見てもわかるように、一般的に「大学院」というと理系の方が多いのは当然ともいえる割合です。(ちなみに、専門職大学院はデータが別にあって計算に入ってません)

 そもそも理系分野では、修士課程を修了してから就職という流れは、一般的になっているそうです。
 対して、大学院に行く必然性が文系の場合は少ないとも言えます。数少ない例でいえば、例えば教育系では教員専修免許状の取得を目指したり、臨床心理士などの資格取得を目指そうという方もおられるでしょう。
 

 そうした、資格取得を除いて、ただ純粋に「研究」を目指して大学院に入る文系学生は、この中でもさらに少なくなってゆきます。

 さて、私の話に戻しましょう。
 私の専門は人文学。全体でいうところの6.8%です。
 
 学部で学んできた内容や、卒論で取り組んだ研究が面白くて、これを続けようと思ったことが進学理由です。単純といえば単純です。


 ふと思い返すと、自分の高校の同級生で大学院に進学した人間は稀です。まして、文系で大学院進学をした人間は聞いたことがありません。
 大学の同級生に限っても、大学院進学は数名でした。

 すると、私にとって「大学院進学をするにあたって、何をすればよいのか」を教えてくれる存在がほとんど居なかったのです。
 頼れるのは大学の教員や、ネットだけだったわけです。しかし、ネット情報は基本的に「(理系の)大学院進学」をメインにしているものばかりで、どうもピッタリとした情報が少ないんですよね。

ならば、私が「(文系の)大学院つらいー!」ネタをツイートしてみようじゃないか。


 これが、「文系大学院生アーニャ」誕生の理由です。

 これが結果として、文系大学院生情報にも繋がるなら、一石二鳥だと思っています。



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