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成人式に行かなかった私の話。

成人の日、おめでとうございます。





数年前、私も成人の日を迎えました。
でも、成人式には行きませんでした。

当時、語学留学していた私は韓国にいました。
留学が終わるのは2月末。
帰ろうと思えば飛行機に乗って3時間ほどで
帰れる距離ではありましたが、
修了まであと少しという理由をつけて
日本には帰りませんでした。

「せっかくの記念なんだから帰ってきなよ」

そう周りの人は言ってくれましたが、
私は「最後まで集中したいから」と
かっこつけたことを言って返していました。

では、なぜ私は成人式に行かなかったのか。
それは単純明快な答えで「行きたくなかった」から。


小学、中学は公立の学校に通っていた私。
成人式はその時の友達が集まる区主催のものでした。

別にいじめられてたわけでもなく、
友達がいないわけじゃ無い。
勉強は好きではなかったけど部活も学校も楽しかった。

だけど、中学3年生の後半から
毎日早く卒業したいと思ってた。
何だったんだろうあの時の空気感。
受験のストレスやピリピリした感じ、
クラス内のカーストみたいなのが見えて
進学先が決まっても登校しなきゃいけなくて
毎日本当にしんどかった。

卒業の日はもうこの子達と会うこともないんだな
と思ってすごくすっきりした気分だった。

それなのにまた数年後集えなんて
たまったもんじゃ無いと思ってた。

本当の理由はそれで、私は欠席することを決めました。


成人式には行かなかったけど
振袖だって前撮りで姿は残せたし
おばあちゃん達にも直接見せれた。

幼なじみのお母さんは
「一緒にお祝いできなくて寂しいわ〜」
なんて言ってくれたけど
留学終わって帰ったらお祝いしてくれたし笑

成人式当日に私が来ないことを知った友達は
「今日いないの?」なんて私にLINEくれたりして、
ちょっと申し訳ない気持ちにもなったけど
「帰ったらご飯行こうや✌︎」で友情はまだ
途切れず繋ぐことができてる。
(というか、そういう時に連絡くれるのが
本当の友達って感じするよね)


だから、私が何言いたかったかっていうと
別にこの日だけを特別にしなくていいんだよってこと。
ありがたいことに祝日にしていただいてるけど。
自分のタイミングで大切な人たちとお祝いできれば
それで幸せなんじゃないかと。

何はともあれ新成人になられた皆様
おめでとうございます。
素敵な大人に一緒になりましょう。




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