中学受験(志望校探し)

はじめに

中学受験を少し前に終えて、やっと振り返る余裕ができたので書き留めておく。大手のNに通塾し、都内の女子校(23年結果偏差値N45~55、首都模試50以上)に合格して通学中。6年時後半の偏差値平均は52程度。N生のボリュームゾーン。

志望校の探し方

 miraicompassで勝ち切ってください!
 我々のころ(23入試組)は、20~21年において様々な制約が強く当時の6年生でも学校そのものに足を運ぶことは難しかったはず。21~22年の間は学校によっては人数を絞りながらでも様々な行事が行われ、参加することができたが、まだまだ6年生優先の行事やイベントもあった。
 親としては、志望校になりそうな学校には足を運ぶべきだし、文化祭や体育祭を見ると子供の中で優先順位が変わることも覚悟をしておくべき。埼玉校と千葉校は通う前提であるならば、やはりくべきだと思う。どんな学校が良いのかわからない場合は、塾の先生に聞いたほうが良い。先生から〇〇さんはこういう性格だから、こういう学校が良いと思いますよ。とアドバイスをくれた。とにかく最初は偏差値に関係なく広く調べてみよう。我々は御三家ありきではまったくなかったから、良くも悪くもフラットな目線で様々な学校を見られてと思う。また、最近はWeb、とくにYouTubeで動画を配信している学校もあるけど、文章・動画だけでは伝わらないものがある。

私学のナカミを知る会と私学フェアとNフレンズ

いずれも日能研主催のイベントで、活用した。
私学のナカミを知る会は、絶対に足を運んで話を聞きたいという学校と、ここはどうだろう?という学校があるはずで、その後者の話を聞くために使いました。どうだろうから、もうないわーになった学校もあれば、miraicompass入りする学校もあった。
私学フェアは、さまざまな私学の先生が一堂に介する会で、6年の夏休み前に行われた。もうこの時点で第一志望校は決まっていたが、第二志望校、第三志望校を確定させるために参加した。
首都圏最大級の私学進学相談会 私学フェア2024 | 日能研 (nichinoken.co.jp)
Nフレンズは、日能研卒塾生の中一生を中心に、私学生徒と受験生親子が話すことのできるイベント。これも夏休み前に行われる。いまは、どの学校でも学校イベントによっては、生徒から話を聞くことはできる場は設けられているが、Nフレンズは一つの会場に何校も集まるので、うまく回れば多くの学校で話を聞ける。偶然にも同じ教室の卒業生がいて、習っていた先生も同じだったこともある。

親目線で、役に立った順位で言えば
①学校主催で行われる説明会やイベント
②私学のナカミを知る会
③私学フェア=Nフレンズ

子ども目線だと
①学校主催のイベント、とくに校内見学付きのイベントと文化祭
②Nフレンズ
でした。

Nフレンズでは、数か月前まで戦士だった日能研卒業生の生の声を聴けるチャンスであるし、どんな受験生活を過ごしていたのかも知ることができる貴重な場所です。天王山と言われる夏期講習を前にして、子どもにやる気を促すのです。ただし有効時間はその日限り(笑)。翌日には、「天王山だって。そんな大げさな。」くらいの態度に戻る。
 学校内のイベントだと周りの目が気になって、裏話まで聞けなかったりするけど、プライバシーにかかわらない範囲で割と聞けるものです。
 夏休み前の偏差値はどれくらいだった?
 過去問を始めてやったら何点だった?
 先生に質問をするときはどうやっていた?
 模試の見直しってどうやっていた?(4,5年生)
 などです。
 個人的に一番えっ!?ってなった情報は、とある中堅~下位校の生徒が、
 秋以降の日能研も模試は難度が上がり、自分の偏差値だと厳しく出るため首都模試を併願して受けていた。それだと志望校の受験ゾーンと重なるので自分の順にがわかってよかった。と話していたこと。
 それを聞いて、9月以降は首都模試を本格的に利用するようになった。2月の本番でも午前・午後と受験をすることは分かっていたので、Wヘッダーに慣れるいい機会ともいえる。(ただし本番の役には立たなかった)

 卒業後に娘もNフレンズに参加をしたが
 頻出質問は
 ・どんな学校ですか(校則は厳しいですか。勉強は大変ですか。宿題は多
  いですか。通学時間はどれくらいですか)
 ・受験勉強について(苦手科目はどうやって克服しましたか。どれくらい
  の時間を勉強をしていましたか。直前期は休みましたか。)
 だったそう。
 ・学校行事の写真をもっていったら、熱心に見られたと話していた。
 

我が家の場合(親の希望)

 親として絶対にこの位(偏差値)の学校!というのは最初からなかった。本人が行きたい学校に合格してくれることが一番だと思っていたからだ。とはいえ、小学生は私立中学のことなんかはほとんど知らない。そして自分は男子校出身で妻は中学受験の経験なし。ということだから、渋谷学園渋谷(渋渋)という学校も知らなかったし、浦和明の星という学校も知らなかった。吉祥女子は偏差値がこんな数字で・・・マジかよ。である。
 しいて言えば、あまり通学に時間がかかる学校は止めようというのはあった。とにかく本人優先で、親はそれを後押しすることに専念した。

学校の探し方

 どりあえずYahoo!路線を使って自宅から学校までが1時間以内の学校をセレクトした。オプションで、徒歩の時間を「ゆっくり」に設定した。塾からはドアツードアで2時間までは、幅広く見ておいてくださいと言われた記憶もあるが、正直言おう。合格してからわかるが、ドアツードアで2時間はマジできっついぞ。90分でもどうかと思う。朝の起床時間から逆算をすると言い。お弁当を作る場合何時に起きるのかまでシミュレーションを軽くするだけで絶望的になる。
 そんな中で自宅から60分(のちに70分までは許容した)の学校をリスト化した。結果的にそこにあった学校が第一志望校となった。

娘の志望校

 新5年に入ったころから、学校によっては学校見学などに行けるようになった。
 初めてmiraicompassで予約が取れて説明会に見に行ったC中は、英語に力を入れていますアピールがすごかった。偏差値は当時の数字でも安全校だった。受験期には超安全校として残しておいた。本人の中では第3志望(弱め)だった。
 次に予約が取れたA中の学校説明会。校長先生や広報の先生の話が終わった後、「生徒が自主制作をした動画を皆様にお見せします。コロナでみなさまと直接話すことはできませんが、自慢の生徒たちの作品です。」と言って流れた数分の動画を見て、娘が本気で恋をした。「もう私この学校で良い。」である。え…まだ2校しか見てない。ほかにもたくさんあるよ?とその後も何度も何度も言ったし、見学や説明会に連れて行ったが、結果として最後まで譲らなかった。
 6年の後期通算の成績(偏差値平均)で見ると2月1日午前なら安全校。午後なら相応校。
 5年生の初夏にB中学も見に行った。2/1午前にAに落ちるかしたらここでもいい。でも少し遠いな。乗り換えが1回発生するの本人が嫌がった。この時点では、消極的な第2志望校だった。偏差値がAよりは下でやや安全校。
 D中は6年4月に入ってから塾に来た先輩の様子を見て惚れ込んだ学校。いきなり第2志望校になった。A校と偏差値がそんなに変わらないんだけど?なんなら2月1日午後とか上がるんだけど?
 他E,F,G、H、Iなども学校を見に行ったが、校舎の雰囲気がいまいちとか、制服がいまいち、これは親の意見だが、まわりの親の雰囲気が合わなさすぎるなどで早々に消えた。
 私学のナカミを知る会を含めて、ちゃんとした説明会に参加をした学校は10校くらいになると思われる。私学フェアみたいな少し座って聞いただけという学校まで入れると20校は超えてるはず。

最終的な志望校

 6年のクラスはほぼW1(A1)。6年夏休み前の面談において提出した志望校は、以下の通り。日能研では秋以降に過去問に入るので、ここで志望校をある程度固める。もちろん6年の開始時から面談はあるし、5年の冬にはプレ合格判定模試というものもあるため、塾側も志望校を把握はしている。5年時の志望校登録は、偏差値や優先度に関係なく入力をしてほしいと言われたが、この時点でほぼ固まっていた。
 ※安全校・・・6年後期(9月~12月までの全国テスト)の偏差値平均 -5
  相応校・・・同上 +/- 5 の範囲内
  挑戦校・・・同上 +6以上
A校・・・偏差値からみると2月1日午前は安全校で午後は相応。2日以降も相応かやや安全か。
D校・・・2月2日午前なら安全校と思われる→後に相応になった。
B校・・・2月2日午前は相応校と思われる。他は安全に近い相応校。
C校・・・どの日程でも安全校
どの学校も複数回受験がある。
となって、挑戦校という文字が消えました!6年11月の最終面談でも、受験日程はA校を中心に日程を組み立てるという方針でした。

ボリュームゾーン受験で、偏差値+6以上の下剋上学校に合格しました
的な成功談(?)も無かった。
涙をたくさん見て子供がかわいそうだった。というシチュエーションも存在しなかった。さらに、志望外の学校を受験することもしていません。
結果は、第一志望校のA校に2月1日午前の受験回で合格し、そのまま受験を終了となった。


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