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「俊敏な経営」を実現する内の組織と外の組織の仕組みづくり

 俊敏性(agility)ボルドリッジにおいて「核となる価値観と概念」の一つに含まれる重要な概念です。デジタル時代を迎えて経営にさらなるスピードが求められる環境では、 意思決定と行動を素早く繰り返す俊敏な経営が求められます。
 俊敏な経営は、agile(俊敏な)をそのままカタカナにして「アジャイル経営」とか「アジール経営」などと呼ばれることが多くあります。

 先日の経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第7講座(2021年3月10日開催)では、このアジール経営をテーマに、その必要性と先行事例について話がありました。

 さて次は、そのアジール経営を実現するための、内の組織、外の組織の仕組みづくり。

 経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第8講座(2021年4月14日開催)では、「内の組織」について、「DX時代に生き残るための、『内の組織:管理しないリーダーシップとファシリテータとは!』 ⇒ 天空にいつまで居られる? リーダーかマネジャーか?」というテーマで話が進められます。

 第7講座では、講師の高梨智弘氏が以前所属されていた組織で20年以上も前に実現されていた「俊敏な経営」の一つの組織形態が紹介されました。
・2階層のフラットな組織
・固定した部門制を廃止しクラスター制度に変更
・クラスター・チームは毎年編成替えがある
・編成ごとに電話番号を付与(当時も毎年切り替え)
・完全フレックス制・・・時間、人(アウトソーシング)、場所(在宅可)
・戦略立案は現場で行う
・計画数値は個が決めて上では合算のみ

 これは日本総研(株式会社日本総合研究所)のケースです。どの仕組みも現場を中心とした迅速な意思決定を支援するものであり、アジール経営につながるものです。

 ちなみに日本総研は、ボルドリッジ賞をベースに創設された日本経営品質賞の受賞企業(1998年度サービス部門)です。上記はまさにその頃の取り組みです。(現在はまた別の仕組みになっているかもしれませんのでご注意ください。)

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 経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第8講座(2021年4月14日開催)については、Facebookイベントをご確認ください。

 会場(衆議院議員会館)とZOOMオンライン、DVD視聴(後日送付)のハイブリッドでの開催で、気軽にご参加いただけます。





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