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経営環境情報収集

 「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は特に「業務の有効性と効率性」を基軸にした「内部統制」の有効性を診断する評価基準です。この評価基準を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。

 内部統制評価基準の8つのカテゴリーの3つ目は
4.経営管理の実践、改善
です。

経営環境に関する情報の収集と分析について見ていきます。

4.(1)経営環境情報収集
 経営者は、経営環境(経済動向、業界動向、自社の業界での位置と競争関係等)に関し、情報収集とその分析を行い、これを基に経営方針、経営戦略を策定していますか。

 経営方針、経営戦略の策定のステップとして、事業環境分析を行います。
 事業環境は、外部環境と内部環境に分けて把握し、分析を行います。

外部環境分析
 顧客・市場の動向、競争状況、技術動向、法規制の動向など経営を取り巻く環境の変化を分析します。
①顧客・市場動向:市場規模、成長性、顧客ニーズなど顧客・市場動向の変化
②競争状況:競合企業数、競合企業の特徴、市場シェアや市場での自社の位置づけなど競争状況の変化
③マクロ環境:政治、経済、社会、技術の4つの観点から見たマクロ環境の変化(PEST分析)

内部環境分析
 経営資源や独自能力など、組織の内部環境の変化を分析します。
①独自能力:技術力、製品開発力、オペレーション能力などの変化
②経営資源:人材能力、設備・施設、財務状態、ビジネスパートナーの能力などの変化

 経営者は、経営環境の変化に対応するために情報の活用の重要性を十分に理解し、収集した情報の分析結果を必要があれば経営方針・経営戦略等にタイムリーに反映します。

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 内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。







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 内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。

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