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製品・サービスの品質確保活動

 「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」は特に「業務の有効性と効率性」を基軸にした「内部統制」の有効性を診断する評価基準です。この評価基準を活用した内部統制の仕組みづくりでは、内部統制に関わる組織経営のプロセスを8つの側面(カテゴリ)に分けて、具体的に仕組みに落とし込んでいく方法をとっています。

 内部統制評価基準の8つのカテゴリーの2つ目は
2.経営資源の確保・維持
です。

 主要な4つの経営資源、ヒト・モノ・カネ・情報のうち、モノについて見ていきます。
 最初は、製品・サービスの品質確保活動についてです。

2.(5)製品・サービスの品質確保活動
 製品・サービス提供に不可欠な原料・資材(モノ)の確保・維持は、製品・サービスの品質確保と向上、購買のタイミング、生産の効率化、コストの削減等の見地から、常に検討され、その結果が経営活動に反映されていますか。

品質管理の目標は「不良低減」です。
品質管理については、品質管理システムの国際標準ISO9000シリーズによくまとめられています。

経営にとって品質、品質管理は重要です。利益と品質の関係は次のようになります。

利益と品質の関係
①利益=f(単価・数量、材料費、固定費)管理会計
②利益=f(品質、コスト、納期)    顧客視点

顧客視点では、品質→コスト→納期の順で改善を図ります。

品質の定義と領域は次のように分けられます。

顧客要求からの品質 作ってからの品質
          ①当たり前品質、②魅力的品質、③一元的品質
生産過程による品質 作る前の品質
企画・設計の品質 作ってからの品質 例:マツダ
結果の品質 設計通りの品質を実現しているか

品質は顧客が定義する(評価する)ものであることは重要です。

品質水準は次の4つに分けられます。

高  品質目標(研究技術)

   品質標準(製造)
品 
質  検査判定基準(検査) 

   保証品質(営業) ・・・顧客に対する保証

品質特性は、「ばらつき」に着目します。

計数値 不良数、欠点数、等
計量値、外観的、内観的
経済性 ランニングコスト、耐久性、等
サービス特性 クレーム処理の速さ、修理のし易さ

品質管理とは 品質を確保するためのあらゆる活動を指します。

例えば、検査は、品質管理の一つの活動です。
全数検査、抜き取り検査などあります。

品質管理の歴史を振り返ります。

統計的品質管理 デミング博士が日本で広めた
TQC 全社的品質管理 QCの発展形
TQM 売れる製品をどう開発するか
ISO9000シリーズ、経営品質、HACCEP(食品)

品質改善・生産の効率化・コスト削減に向けた各種活動を評価して、その後の改善につなげていくことが重要です。

ボルドリッジもISO9000も、よいプロセスが良い品質を作るということをベースとしています。また、品質は顧客が評価するということが重要です。

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 内部統制評価基準改訂版「内部統制評価基準 勝ち抜く会社の800のポイント」については、NPO法人内部統制評価機構のウェブサイトをご覧ください。

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の経営フレームワークです。
 筆者らが翻訳した、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。



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