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常に改善し続けるために

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジ事始め、その3は、ボルドリッジ・ジャーニーを続けるためのヒントです。

常に学び続ける
30年以上にわたり、ボルドリッジはあらゆる業界で組織の卓越性を達成するための基準を設定するものとして世界的に認められてきました。世界中の組織がボルドリッジの枠組みを使用して、改善し、持続可能な結果を得ています。

ビジネスエクセレンス101::ボルドリッジ・ジャーニーに力を与える9つのヒント

ボルドリッジは、学習し継続的な改善を続けることによって将来の成功を確実にするための仕組みづくりです。

ボルドリッジは、目標を達成するために人材、プロセス、経営資源を調整しながら、戦略的に考え、行動することに力を与えます。ボルドリッジ・ジャーニーを続ける限り、あなたは学ぶ人であり続けます。
以下は、スイングを続け、将来の成功への明確な道筋を提供するための9つのヒントです。

ボルドリッジに取り組むことを、ボルドリッジ・ジャーニーと呼んでいます。ジャーニーは終わりのない旅です。

1.自己評価を実施します。
組織が小規模か大規模か、サービス業、製造業、医療、教育、行政、あるいは、非営利活動に従事しているか、拠点が一カ所かあるいは世界中に複数の拠点があるか、など組織の形態は様々ですが、いずれの場合でも、ボルドリッジ自己評価を実施することは有益です。
ボルドリッジでは、次のようなツールが用意されています。
これらは、改善と革新のために経営資源を集中させる必要がある領域を特定するのに役立ちます。

このnoteでは、「まずはここから-ボルドリッジ|旅の人|note」で日本語で紹介しています。「まずはここから・・・」で始まる16の記事をご覧ください。

このnoteでは、マガジン「まずはここから-ボルドリッジ|旅の人|note」にある「答えられるかどうかを答える」という記事で一部を日本語で紹介しています。

  • ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー
    ビルダーは、パフォーマンスエクセレンスのための評価基準から導かれた質問に沿って、プロセスと結果を評価するのに使用する採点基準を提供します。これによって、組織のパフォーマンスエクセレンスの最も重要な機能に対する組織の強みと改善の機会を評価するのを支援します。

「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」が、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。

2.Baldrige 20/20: A Executive's Guide to the Criteria for Performance Excellenceを読んでください。
Baldrige 20/20 (PDF)という出版物は、ボルドリッジ賞受賞者に光を当て、彼らのパフォーマンスエクセレンスに向けた旅の物語と、その過程で学んだ関連性のある教訓を共有しています。

3. 地域、州/地方、またはセクター固有のボルドリッジベースのプログラムに参加してください。(米国の場合)
これらのプログラムは、ボルドリッジをべースとした賞プログラムおよび、ネットワーキングの機会、トレーニング、およびコンサルティングを提供しています。例外はありますが、組織はボルドリッジ賞(国家賞)に応募する資格を得る前に、州賞の最高賞を受賞しなければなりません。

4. ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの使用を始めましょう。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織の強みを特定して活用し、課題に立ち向かうための準備をするのに役立ちます。フレームワークの小冊子と関連する出版物は、異なる方法で考えたり、新鮮な参照フレームを提供したりするのに役立ちます。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは有償です。でもたったの12ドルでダウンロードできます。
一般企業/非営利組織編、教育編、ヘルスケア編の3種あり、組織の形態に合わせて使用できます。

5. 組織プロフィールを作成します。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークを使用して業績を向上させた多くの組織、特にボルドリッジ賞受賞者は、パフォーマンス評価と改善のための開始および継続的なツールとしての組織プロフィールの価値を認識しています。
まず、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク小冊子の4~6ページの質問に目を通し、その答えを経営幹部チームと話し合います。

組織プロフィールは、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの小冊子では、パフォーマンスエクセレンス審査基準の前に置かれています。
組織プロフィールのウェブページから、一般企業/非営利組織編、教育編、ヘルスケア編それぞれの組織プロフィール(だけ)を無償でダウンロードすることができます。(英語版)

6.Baldrige Excellence Cybersecurity Builderにご相談ください。
無料のボルドリッジ・サーバーセキュリティ・エクセレンス・ビルダーを使用して、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの組織評価アプローチとNISTのサイバーセキュリティ・フレームワークの概念と原則を融合させ、組織のリスク管理を評価します。

7. ボルドリッジのイベントに参加する。
クエスト会議、ボルドリッジ秋会議、あるいは、ボルドリッジ賞受賞者の「分かち合いの日」に参加してください。これらの特別イベントでは、ボルドリッジ賞またはボルドリッジベースの賞の受賞者の取り組みをロールモデルとして紹介しています。これらの組織は、ボルドリッジフレームワークを使用して、パフォーマンスを向上させ、革新し、世界クラスの結果を達成しています。ボルドリッジの自己評価に関するワークショップは、多くの場合、これらの会議と組み合わせて提供されます。

2020年の秋会議、2021年4月のクエスト会議は、コロナの渦中であったため、オンラインで開催されました。2022年は会場集合で行われています。

8.ボルドリッジ賞審査員としてボランティアをする。
ボルドリッジ賞審査員は、貴重なトレーニングを受け、自分の組織内で使用できるパフォーマンスエクセレンスのためのボルドリッジ審査基準を理解して適用する経験を積むことができます。

9.ボルドリッジ・エグゼクティブ・フェローになる。
ボルドリッジ・フェロー(経営幹部および新進気鋭のエグゼクティブ)は、エグゼクティブ・ディベロップメント・プログラムに参加し、お互いから、そしてボルドリッジ賞受賞者から学びます。

3,8,9は米国の組織に向けたツールですが、それ以外は海外からも活用できます。このnoteでもこれらの活用を支援しています。

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