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パフォーマンス測定の仕組みに求められる俊敏性

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織のパフォーマンスを向上するための最も重要な質問集です。質問に答えることで自ら気づき、改善を繰り返していくことで、現在と未来の成功を確実なものにしていきます。
 4.1 組織のパフォーマンスの測定、分析、改善では、組織の計画立案とパフォーマンスの向上をサポートするために、パフォーマンスの測定、分析、およびレビューのためのデータと情報をどのように選択して活用しているかを尋ねます。

 組織内外の急激な変化あるいは予期しない変化にどのように対応するかを尋ねます。

(3)パフォーマンス測定の仕組みが、急激なあるいは予期しない組織内外の変化に対応し、タイムリーなデータを提供できることをどのように保証していますか。
(Baldrige Excellence Builder 2021-2022より。翻訳筆者)

急激なあるいは予期しない組織内外の変化としては例えば
・規制の変更、
・その他の政策の変更、
・その他の社会環境の変化、
・災害、
・その他の緊急事態、
・組織のプロセスやビジネスモデルのイノベーション、
・競合組織の新製品、
・生産性の向上
などが想定されます。

 こうした変化に対応するために、パフォーマンス測定の仕組みも、俊敏な対応が必要になる場合があります。そのような変更への対応には、たとえば、
・異なるパフォーマンス測定の採用
・測定間の間隔の調整
などがあります。

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 筆者らGQFが翻訳した「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。



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