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戦略策定で特定したイノベーションの機会を追及します

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、組織のパフォーマンスを向上するための最も重要な質問集です。質問に答えることで自ら気づき、改善を繰り返していくことで、現在と未来の成功を確実なものにしていきます。
 6.1 業務プロセスでは、主要製品と業務プロセスをどのように設計し、管理し、改善しているかを尋ねます。

 イノベーションの機会をどのように管理しているかを尋ねます。

(8)特定されたイノベーションの機会をどのように追求していますか。
(Baldrige Excellence Builder 2021-2022 より。翻訳筆者)

 イノベーションの機会は、カテゴリー2の戦略のプロセスで特定します。
 戦略策定の一環として特定したイノベーションの機会をとらえてどのようにその実現に向けて動いているでしょうか。

 それにはもちろん、財源や人、その他の経営資源の割り当てが必要です。それらをどのように利用できるようにしていますか。
 また、状況によっては、そのイノベーションの機会の追求を中止するという判断も必要になるかもしれません。それはどのように決定していますか。

 イノベーションを支援する環境を備えた組織では、実行のために追求する経営資源よりもはるかに多くのアイデアが存在する可能性があります。
 これによって、イノベーションサイクルの2つの重要な決定ポイントが出てきます。
(1)経営資源に見合った、投資対収益率の可能性が最も高い機会(インテリジェントリスク)を追求するように機会に優先順位をつける
(2)プロジェクトを中断して、成功したプロジェクトのさらなる展開かまたは新しいプロジェクトかのどちらかに経営資源を再配分する時期を知る

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 ボリドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。


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