アプリの収益化と麻雀のリーチは似ている

アプリの収益化と麻雀のリーチは似ている。
どちらも自分の手に蓋(ふた)をして、手変わりを拒否してしまうという点では同じだ。

多分なんだけど、今回の話にゲームは関係ない。
主に家計簿みたいな、日々使うツール系が対象だ。

こういうツール系は広告を差し込むポイントが少ない。
バナー広告だけ実装して、他は何もしてないって人もいるだろう。

それでめちゃくちゃ沢山の人に使われたらいいけども、今どき大量のユーザーを獲得するのは至難の業だ。
日々のDAUが数千人で、収益は月1〜2万。こういうケースってあると思う。
iOSでバナーオンリーだと、こういう数字になりがちだ。

ここで収益化に走るのも一手だろう。
広告を増やすないし、課金を実装してもいい。
個人的にはサブスクを入れるようになった。

機能を一部制限して、サブスクに加入すると、それらを開放&広告削除みたいな感じだ。

これをすると、月1〜2万だったアプリが10万円くらいになる。
全部が全部そうではないが、5〜6本のアプリにサブスクを入れた結果、収益は5〜10倍になったんだ。

でも、ユーザーの伸びは鈍化する。
機能の制限なしに、無料同然で公開してた方が、DAUは伸びていくだろう。

今回サブスクを入れて10万円になったアプリが、今後100万円になることはない。
でもバナー収益が10万円になったところでサブスクを入れてたら100万円になったかもしれない。
そうやって自分のアプリに蓋をしてしまったと思ってる。

なので最近は、アプリの収益化は本当に最後に考えるようにしている。
何ならリリースして3年くらいは考えなくてもいいのかもしれない。

まずは集客を頑張って、次に継続率の改善。
それらの数字が伸びてきて、何なら頭打ちを感じたくらいで、初めて収益化してもいいだろう。
「このアプリにはこれ以上の手変わりがない」と感じた時点でリーチ(収益化)だ。

アプリの収益化と麻雀のリーチは似ていると思う。

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