広告収益からサブスク課金へとシフトした1年を振り返る

2023年は本格的にサブスク課金へと舵を切った1年だった。
結果を言えば数字的には成功だった。サブスク加入者は、ここ1年で順調に伸びた。

(ここ1年の加入者グラフだが、途中の突起はバグだと思うw)

そもそもサブスクシフトしたきっかけは、広告単価のストレスからだった。
具体的にはAdMobのeCPMだ。
あれは自分でコントロール出来る数字ではないのだが、露骨に収益を上下させる。

気にしたくなくても、つい気になってしまうのがストレスだったのだ。
なので、サブスクを収益の柱にすることに決めた。

実装したのは去年の年末。
記録系アプリ5〜6本にサブスクを実装した。
これは事実上の「アプリ有料化」に等しかった。

なので、正月は低評価レビューなどが、バンバン来た。
ふざけんな。乞食。金の亡者か。
件数にして10件くらいだったと思うが、新年早々心が病んだ。

自分はとんでもないことをしてしまったと思った。
不可逆なことをしてしまった。もう取り返しはつかない。
このままアプリもろとも終わると思ったが、数ヶ月ほどたって、そうでもないことに気付いた。

サブスクを実装したアプリたちの平均評価は下がっていなかった。
どれも4.2~4.6くらいに収まっている。
そしてDAUも下がっていない。むしろ微増傾向にあった。

つまり、まとめるとこういうことだ。

・サブスクで収益が増えた
・レビュー評価も下がらなかった
・DAUも下がらず微増を続けている

数字だけ見れば成功と言える。

だが、サブスクを実装したアプリたちは、自分から見て「クール」ではなくなってしまった。
かつての輝きは、そこにはない。

サブスクで適当に収益は増えたが、失ってしまったものもある。
今は複雑な気持ちだ。

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