見出し画像

ジクサー250の気に入ったところ

私はジクサー250に乗っている。
それを選んだ経緯については、過去の記事で書いた。

今回は気に入ってる点について書こうと思う。

私にとって1台目(教習所のCB400SFを含めれば2台目)のバイクであり、正直比較のしようがない。

比較のしようがないが、現時点ではかなり気に入っている。
とにかく困ったことが起きないのだ。


まあまず新車で気軽に買えるくらい安いというのは良いことだ。

バイクのための引っ越しやら何やら、その他事情であまり貯蓄がなくなっている自分ですら、現金一括で買えるくらいには手頃だ。

もちろん値段相応の、例えば溶接部がなんか数ヶ月で錆びてくるとか、そういう作りの甘さはあるけれど、走行性能とかそういうところに安さの問題を感じたことは今のところない。

実際、他を削ってタイヤに金をかけている、というくらいには走行には力を入れているとはよく言われている。


単気筒エンジン、低速トルクの力強さ、扱いやすいギヤ比。これらにはとても助けられている。

免許とってまだ半年未満の初心者ライダーだが、とにかくエンストしにくく、扱いづらさを感じたことがない。

クラッチとスロットル、ブレーキの遊びを把握さえすれば、それ以上に気を使うことがほとんどない。

ギアチェンジも頻繁にしなくても概ねの速度域をアクセルワークだけでカバーしてくれる。
一般道ならスロットルを大きく捻る必要も大してない。
5速6速を使う範囲がかなり広いが、3速固定でもなんとかなりそうな感じ。

しかし無理をすると、「明らかに無理をしている」というのがわかるような振る舞いをしつつも粘ってくれるので、ミスを修正しつつも走り続けられる。抱擁力があるというか、気難しさを感じない。

丁寧なアクセルワークとギア選択をすれば非常に静かに走ってくれるし、少しアグレッシブになれば相応の音で応えてくれるのも良い。TPOに合わせた走りができる。

高速道路では、新東名で試したところ、実速度120km/hが実際の限界値らしく、多少風があるとそれ以上上がらない。が、法的な上限がそこであることを踏まえると、制限速度ライダーな私は問題とは感じていない。(もうちと余裕があってもと思わなくはない)

まあ250ccということもあり、80km/h走行が楽なのは事実で、100km/hは長く続けるとしんどいところはある。
とはいえ、合流などの低速からの加速に関しては特に全く問題を感じたことはない。

ABSには何度か助けられた。急ブレーキが必要になった時にもわかりやすく効かせてくれる。


車重が154kgと軽いので、変なところで倒してしまっても一人で復帰できるという点は、非常に助けになる。

駐車場で倒してしまった時も、あらかじめ純正アクセサリーバー(エンジンガード)をつけていたので、ダメージもクラッチペダルが曲がった程度で済んだ。

油冷エンジンにより低重心なので、コントロールもしやすい。
意外と倒れにくいし、足つきも悪くないので、渋滞時のコントロールも難しくないのが助かっている。

ただ、風に煽られやすいのは弱点ではある。

車重の軽さもあってか、90kg近い身体を乗せていても大体30km/Lは常に出ているのが助かる。

12Lタンクなので、360kmは走ってくれることになる。


メーターの情報が必要十分なことも好みに合っている。
購入時に気に入っていた点でもあるが、ギアポジションから、燃料計まで必要な情報は一通り表示されるし、電圧計、時計までついている。

初心者ライダーにとってギアポジション表示は必須だし、ガス欠も起こしたくないので燃料計も必須。
もちろん今時、これらがついてない方が珍しいが...

一方、燃費計とかアナログ針とか油温計とかは付いてないが、必要はそんなに感じないのでいいと思っている。

もちろん小洒落たスマホ連動機能とかタイヤ空気圧計とかもない。

でもシフトタイミングインジケーターと、オイル交換通知はある。本当に素晴らしい。


ネイキッドの素朴な見た目、ライディングポジションの乗りやすさ、足つきの良さも、好きな点だ。

まあ多少の工夫が必要とはいえ、500km越えを日帰りでやっても、そんなに体に支障が出ない程度には乗りやすい。

積載能力の無さには閉口したが、まあ曲がりなりにもスポーツバイクの一種なのだと思えばそこは仕方がない。シート下にETCも入れられないバイクがあることを思えば、ドラレコとETCが車載工具入れスペースにきちんと収まるだけまだマシなのだろうと思う。

拡張性がそれなりにあるのも良い。

大人気車種というわけではないのだろうが、アクセサリ類もそれなりに揃っていて、スクリーンやリアキャリア、その他装備も現役で揃えられるのは良い点である。

DCソケットやらドラレコやらETCやらは純正では付いていないが、まあ好きなのを選んで取り付ければ良い。


まあそんな感じで、走りを楽しみ、遠出を楽しんでいる。
何かの参考になれば幸いだ。