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チッピングガードごとのGPR(グループルリペア)
サイドシル(ロッカーパネル)の凹みにグルーはけっこう活躍します。
![](https://assets.st-note.com/img/1690675093661-b3AgmRYSIH.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1690675106782-Yygdo62LwL.jpg?width=800)
よくありますよね。
このサイドシルの飛び石防止のチッピングガード。
従来の鈑金方法ですと
塗膜とチッピングガードを剥がし
鉄板をむき出しにしてスタッドなりハンダを溶着させ引き出します。
ですが
このくらいの凹みであればグルーで引き出すことができます。
しかも塗膜もチッピングガードも剥がさずに!
![](https://assets.st-note.com/img/1690675137642-jkOCdOZd9Q.jpg?width=800)
「KECO」というGPRメーカーのタブとアダプターを使っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690675152951-OvhArmU0uM.jpg?width=800)
ざっとは凹みが出ましたが
まだ低い部分があるので
タブを変えながら、何回か引いては
高くなったところを叩いてを繰り返します。
![](https://assets.st-note.com/img/1690675163425-KhUu8iJ2xk.jpg?width=800)
今これ書いていて気がついたんですけど
ここまでの作業で何にもゴミが発生してませんね。
塗膜やチッピングガードを剥がさないですし
さらに使ったグルーでさえ再利用してます。
これ本当にめちゃくちゃエコな修理方法だとあらためて感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690684265781-ESLuOIddtQ.jpg?width=800)
じゃっかん出し気味に引きますので、高い部分を叩きならす必要があります。
その時に使っているのが
ブレンディングハンマーとチップ(先端部)です。
デントリペアのツールなんですが、いろいろな種類があって面白いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690695480476-LFvp3VGJjl.jpg?width=800)
この写真だとわかりやすいかなと思います。
たいていのブレンディングハンマーやポンチはねじ式です。
いろんなチップをハンマーやポンチに付け替えることができます。
今回はグルーを使ったサイドシルの鈑金でしたが
1番の注目ポイントは
チッピングガードを剥がさないことです。
この車は外車なんですけど
特に外車のチッピングガードは厚いんですよね。
これを剥がすのも少し時間がかかりますし
このチッピングガードを再現するのも難しいようです。
(再現するのは塗装屋さんなので僕はタッチしてませんが)
ですのでチッピングガードを生かしたまま引き出せるのがとても魅力です。
あと書いてて気がついた(笑)
「あれ、そーいや全然ゴミ出てないな」のエコな鈑金方法でもありますね。
以上、ありがとうございました。
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