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デマンドレスポンスにおけるポイント活用

こんにちは。ジープラン鈴庄です。
6月ももう終わりだんだん暑くなってきましたね、、、(東北南部、北陸地方が6月に梅雨明けするのは観測史上初だったようです!熱中症など体調にお気をつけ下さい!)
今回は節電とポイントをテーマに書いてみました

※ここで述べている節電は熱中症などにならないための適切な冷房利用を実施した上で行う節電です。

節電の重要性

突然ですが、これから夏を迎えるにあたり、「家庭の電気代」気になったりしませんか?
東京電力は8月の電気料金が前月と比べ247円値上がり(7月は前月と比べ306円値上がり)のプレスリリースが発表されていました。他大手電力会社も軒並み値上げの発表がされていました。

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電気料金の値上げによる家計への影響は少なくなく、節電の機運が高まると想定されます。また、電力供給は非常に厳しい世界情勢等、様々な要因で需給バランスを保つのが困難であり、安定的な電力供給のためにも節電が必要な状況になってきています。

そして先日、政府は国民に節電の呼びかけとして「物価・賃金・生活総合対策本部」の場で岸田総理大臣が電気代の負担軽減に向けた対策を行う方針を示しました。内容としては各電力会社が提供している節電プログラムに参加する家庭に向け、共通ポイントに交換できる「節電ポイント」の付与が検討されているようです。(詳細は続報を待ちたいです)
共通ポイントは様々な用途に使用することが可能なので「実質的な電気代の負担軽減」を実現するといったところでしょうか。
また、各電力会社が提供している節電プログラムはデマンドレスポンス※の仕組みを利用したものです。

 ※デマンドレスポンス:
  電力需給バランスの仕組みのことでいくつか種類があります。
  需要家(一般家庭など)側が電力会社の要請に応じ、節電量に応じて
  インセンティブが得られるものがその一つです。

デマンドレスポンス導入支援

東京都では既に「デマンドレスポンス」を導入する電力会社の支援に乗り出しています。
こういった社会的課題の解決にポイントが使用されていることはポイントに携わる身としては誇りに思ってたりします!

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一方、デマンドレスポンスと同じような仕組みの導入は環境に配慮する様々な業界でも進められており、政府も後押しをしています。「グリーンライフ・ポイント事業」などがその事例かと思います。
(2022年6月27日現在、第3次募集中です)

「グリーンライフ・ポイント事業の趣旨 ※環境省HP抜粋」
消費ベースで我が国のライフサイクル温室効果ガス排出量をみると、約6割が家計に起因しており、消費者のライフスタイルの脱炭素型への転換が重要です。消費者の環境配慮行動を促進するため、ポイントというわかりやすい形で行動の結果を見える化、インセンティブ化してフィードバックすることが有効であることが、環境省のこれまでの行動科学の知見を活用したナッジ事業により実証されています。
このため、環境省では、令和3年度補正予算の食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業により、環境配慮製品・サービスの選択等の消費者の環境配慮行動に対し、企業や地域等がポイントを発行する取組を支援し、こうした取組を拡大していきます。

こちらの公募ですが、2次募集まで実施されており様々な業種の団体が採用となっているようです。

公募内容をざっくり要約すると一定の要件を満たした環境配慮への社会の行動変容を目指しその行動の対価としてポイントを利用する仕組みを募集し、採用となった場合はその活動にまつわる費用を補助金として負担するものです。つまり、先ほどのデマンドレスポンスとでは行政が負担する範囲に違いはありますが、その仕組みは同じです。

当社がお手伝いできること

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今回の節電でのポイント活用は「共通ポイントへの交換」がキーワードになっており、ポイントを運営されている・運営しようとしている事業者様の中には自社で集めたお客様に共通ポイントに交換できる仕組みを提供するのはどうなのか?と考えられる事業者様もいらっしゃるかと思います。

以前、上記記事で触れたところでもありますが、汎用性の高い共通ポイントへの交換を用意することにより自社のポイントの用途の選択肢が増え、結果として自社ポイントのロイヤリティ向上につながるという考え方もあるかと思います。また、「グリーンライフ・ポイント事業」のように環境に配慮する活動を積極的に行うことにより、自社ブランドの価値向上にも寄与するかと思います。当社は各事業社様のこのような取り組みを「共通ポイント交換・付与」の領域でお手伝いできればと考えています。(現状、自社ポイントがない企業様でも、Gポイント直接採用で対応することも可能だったりもします!)

ここで書かせていただいたデマンドレスポンスに代表される「行動とその対価がセットになっている仕組み」ですが、弊社でもアライアンス先様と共同でその仕組みを利用した取り組みを以下プレスリリースにて発表しております。是非ご一読ください。

世の中の流れをヒントに、事業者皆様のロイヤリティ向上に寄与できればと思い書いてみました。もちろん、当社がそのお手伝いをさせていただければベストです。
ポイント交換・付与についてお悩みがあれば、こちらからお気軽にご相談いただけると嬉しいです。
ご一読いただきありがとうございました。