見出し画像

しつこい不動産コンサルの訪問営業を通報した話。

タイトルの通りです。しつこい訪問営業に困っている人にも届けばいいなと思って経緯をまとめておきますが、まず結論から言ってしまうと通報安定だと思います。警察最強です。


以下経緯。

時は遡り2023年の12月23日。この日も夜勤の予定だったのでいつものように18時頃に床につき、0時の出勤に備える…はずだった。
20時ごろ、チャイムの音で目が覚める。インターホンで応えると、「このあたりの賃貸の管理を任されている者です」とのこと。(アパートの管理人か…?)と思い玄関で対応。訪問者はかなりがっちりした体躯の大柄な男性であった。仮にAとする。
0時から仕事なので寝ていた、明日のお昼なら対応できるという旨を伝えるとその日はそれ以上追及されなかった。床に戻り二度寝をキメる。

翌日12月24日、仕事を終えて帰宅しクッキークリッカーを遊んでいるとお昼の12時ごろにチャイムが鳴る。(そういえば昨日管理会社?みたいな人来てたな…)と思い玄関で対応。この時スマホをもっていかなかったのが悔やまれる。
扉を少し開けてちょっと話をする。曰く、不動産コンサルの会社から派遣されていて住まいの事に関しての意識調査を行っているとのこと。この時点で違和感を覚える。こいつ、管理会社の人間じゃないな…?
僕は心底どうでもよかったので「もう大丈夫です、お断りします」と伝えてドアを閉めようとしたところAに反対側のドアノブを押さえられ、足をドアと玄関の間に差し込まれる。
今までも訪問販売の類はたまに来ていたのだが、こういう手合いは初めてなので心底ビビった。半ばパニックになりながら「警察呼びますよ!」と言ってもドアノブを両手で押さえているため手が空かず、スマホも部屋に置いてきてしまったので実際に通報することは叶わなかった。

ちょっと泣きそうになりながらドアノブを押さえてしばらく押し問答をしていたのだが、僕が「あなたちょっとおかしいですよ!」と言ったところでAが逆ギレ。「こんなに拒否されることなんか普通ない!おかしいのはあなたの方でしょう!何かやましいことがあるんですか!」と言いながら力づくでドアを全開にさせられる。このままだと家に押し入られかねない…!と思って恐怖で半泣きになり心が折れてしまった僕は、ついに観念して玄関から出て外で話を聞くことになるのだった。

流石にAもさっきの行動はマズイと思ったのか若干柔和な態度になったものの、興味のない不動産トークに生返事をしていた僕に対して「適当に答えてませんか?」「自分のことなのに真剣に考えられないんですか?」「私が話をしているのにどういう態度で聞いているんだ」といった半ば説教じみた話を延々と繰り返す。
話の流れとしては、「賃貸と持ち家のどちらに住むべきかは個々人によって異なるので、あなたのデータをもとに資料を作って後日持ってくるから収入や勤め先などの個人情報と、話をするのに都合のつく日を教えてくれ」といった感じだった。僕はその中で何度も「話をする気はないので帰ってほしい」と伝えたのだが、Aは「今考えなくていつ考えるんですか」「逃げているんじゃないですか」みたいなことを言い一向に帰ろうとしない。
玄関での対応から二時間が経過した時点で僕の方が根負けしてしまい、やむを得ず翌年1月12日の12時に会う約束を取り付けてしまった。約束を取り付けると、Aは僕の氏名、年齢、家族構成、勤め先、収入、保険の契約などあらかたの個人情報を聞いたうえで帰っていった。
やっとの事で解放された僕はその日夜勤だったこともあり、ベッドに戻り眠りについた。

翌日12月25日。SNSで相談したり似た事例を調べたりして、やっぱり警察に相談した方がいいと判断。
まずは、念のためAの名乗った会社がアパートの管理関係にかかわる会社じゃないことを確かめるためにレオパレスに電話をする。レオパレスの相談窓口の人はめちゃくちゃ親身に話を聞いてくれた上で、その会社が自宅の管理にまったく関係してないことを調査して証明してくれた。この時の対応がほんとに優しくてあったかかったので電話口でぽろぽろ泣いてしまったのを覚えてる。ほんまありがとう。

その後近所の警察署に直接行くと、相談室的なところに案内された。事の顛末を説明したところ、警察の方から相手の会社に電話をしてくれるということになったのでお願いした。
会社側は「Aに関しては以前も営業で問題を起こしているので事実関係を確認したうえで厳重に注意する」とした上で、「1月12日の約束はキャンセルする」と約束してくれたので僕は心底ほっとした。警察の方も「今後は怪しい訪問に対しては居留守を使っても良い。それでも帰らないときは迷わず通報して」と言ってくれた。
これで訪問営業に関する一連のトラブルは収束を迎えた…はずだった。


年は明けて1月12日。ちょうど12時頃。約束の事なんてすっかり忘れ帰宅し、自宅のドアを開けようとしたところで背後から声がかかった。「〇〇の者ですが…」という若い男は見知らぬ顔だったが、その男の言った言葉はAが名乗った会社名であった。この男をBとする。
Bのいうところによると「Aは解雇になった。自分はAの上司にあたる者で、当日の事実関係の確認と、謝罪をするために来た」という。
(事実確認も何も、警察から電話で会社の方に全部話してるんだから社内で確認すればよくないか…?)と思いつつもまぁ事実関係の確認だけなら…ということで対応をする。

Aに比べると体躯も小さく態度も穏やかなBだったが、やはり事実関係の確認を終えた後も帰る様子はない。その時点で「帰ってください。それ以上話を続けるなら僕は警察に通報しなきゃいけなくなります」と言ったのだが、Bは「Aは怖い思いをさせたかもしれないが、Aが説明した内容をあなたは誤解しているので改めて説明させてほしい。そのうえで判断をしてください」と食い下がる。
結果的に言うと、Bの説明もAと全く同じものだった。「後日また詳細を説明しますので…」と言いだしたところで僕は警察に通報した。

意外だったのは、通報した後もBは「自分は何も悪いことをしていない」と強気な態度を崩さなかったことだ。それどころか、「すぐに警察が来るので警察の方を交えて話しましょうね」と言った僕に対して「警察の方が住まいの事についてちゃんと考えるべきだと言えば、自分の話を聞くんですね!?」とまで言ってきた。いや、さすがにそれは無いんじゃ…と苦笑いで返しても、Bは「いや、全然ありますよ!」と謎の自信を崩さなかった。

20分ほどして警察が到着した。来たのが若い婦警さんだったので、言い負かされないか少しだけ心配したが全くの杞憂だった。
婦警さんは「一度警察を介して断ってるのに来たらアカンっすよね?非常識やって分かりません?」「断る理由は人それぞれやし、兄さんには関係なくないですか?」「兄さんはただ営業したいだけやろ?」と正論パンチを次々に繰り出しBを黙らせた。僕もちょっと楽しくなってしまった。

婦警さんが「流石にこれで二度目なんで、兄さんの会社に警察から連絡させてもらいますね」というと、Bはかなり狼狽したように見えた。
その会社がどういう組織で成り立ってるかわからないけど、もしかしたらBも組織の中で命令に従ってるだけなのかな…と思うとちょっと可哀想にも見えた。まぁでもかける情も義理も無いな。
結局公権力に敵うはずもなく、Bはがっくりと肩を落として帰っていった。その背中を見ながら「なんかちょっと可哀想っすね」と言うと、婦警さんも「あの子も営業やしいろいろあるんやろうけどね。まぁでもしょうがないよ。」「もしまた来たら気軽に110番ね!」と言ってくれた。若い婦警さんだけど、めちゃくちゃ男前でかっこよかった。ほんまありがとう。


ということで、しつこい不動産コンサルの訪問営業を通報した話でした。さすがにこれで解決だと信じたい~~~!!!

こういう事例って調べる限り結構あって、自分も頭では「通報すればいいじゃん!」ってわかってたはずなんだけど、実際目の前で威圧されると頭真っ白になっちゃうのだな~。
とにかく、怪しい訪問に対しては居留守!しつこい場合は警察に通報!これに尽きるのかなと思いました。あと、会話を録音しておけば後々警察とかに説明するのに便利そうかもですね。次こういうのに遭遇したら試してみようと思います。

まぁなんか散々な目にあいましたけど、この一連の件に関して助けてくれたレオパレスの人、警察の方、そして相談にのってくれたり励ましてくれた友達のみんなにはほんと~~~~~~~~~~~~~に感謝しています!僕も他人に対して優しくありたい!!
この記事が少しでも困ってる人のためになれば幸い!ここまで読んでいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?