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ご祝儀の歴史と海外の事情を踏まえて

お疲れ様です。
金曜日ですね。GOZIです。

今度、古い友人の結婚式に出席することになりました。
結婚式は何度か招待されていて、今年に入ってこれで3回目、
年末までにあと1回控えています。

結婚式の出席が近づくと、いつも考えるのが
結婚式にまつわるマナーの多さです。
特にご祝儀について。

前もって言うと私は結婚式やご祝儀が悪だとも排除すべき慣習だとも思ってません。
ただ、時代が流れているんだし結婚式とかご祝儀の形も変わっていいよね。ということは思っています。

今度参列する友人の結婚式の招待は
結婚の連絡も兼ねていたので大変めでたいと思ったし、
実際その友人に人生の伴侶ができたこと自体素晴らしいことだとも思っています。ご祝儀の3万円もそれはもう喜んで包みます。

しかし、一方でご祝儀のマナーには度々驚きます。
・金額は3万円を基本として、奇数で割り切れない数字としましょう
・包む金額によってご祝儀袋のデザインを変えましょう
・お金は新札またはピン札を用意しましょう。。
結婚式のマナーを入れたらこんなもんでは済みませんね。

疑問が生まれました。
この文化、一体いつ生まれた?海外ではどうなの?

ご祝儀の歴史

簡単に調べましたのでザッと簡潔に。
・明治時代中期:そもそも結婚式という概念が生まれたのはこの頃。欧米文化の影響を受けて神前式に
・戦後:公民館や集会所等で参列者が設営や運営を手伝いながら実施。まだ参列者は少ない
・東京五輪(1964年ごろ):オリンピックの影響でホテルが増えた結果、結婚式もホテルで開催するのが主流に。また、ホテル側が運営し参列者が手伝わなくなってよくなった結果、手伝いではなく金銭を渡すように
↑ここで初めてご祝儀文化が!
・高度経済成長期:引き続きホテル開催が主流。ご祝儀は1万円程度が相場に
・バブル期:時代の通りとにかく派手な結婚式に。ご祝儀は3万円が相場に
・現在:結婚式の形態は多様化。ご祝儀の相場は3万円

なんとご祝儀文化が生まれたのは60年前で、相場が3万円になったのは、せいぜい30年前くらいです。

海外のご祝儀事情

結論から、
欧米をはじめとした海外には日本のようなご祝儀文化はないようです。
とはいえ、お祝いとしてプレゼントを贈るなどはあるようですね。
また、欲しいモノリストというAmazonのような合理的な仕組みもあるようです。
他にも色々ありましたので気になる人は調べてみてくださいね。
いずれにせよ日本のように現金を包んで渡すスタイルはないみたいですね。

ご祝儀と歴史と海外のご祝儀事情を調べて思ったこと。

  1. バブル期に定着したご祝儀の金額がそのまま据え置きなのは参列者側の負担が大きいよね。
    バブル期の平均年収が460万円程度であることに対して、現代の平均年収は400万円を切ります。ざっくり15%くらい落ちていることに加えて、バブル期より税金や社会保障費は上がっていますので体感する負担は大きいはずです。

  2. ご祝儀もそろそろキャッシュレスになってもいいよね。
    私が思う現金払いが多いものにラーメンと田舎のタクシーがありますが、この二つも徐々にキャッシュレスが増えてきている印象です。そんな中ご祝儀がいつまでたっても現金だけというのは若干疑問です。
    銀行等に行って新札にして、ご祝儀袋に名前書いて、丁寧に包んで、とこのオペレーションだけで速攻でやっても軽く2時間はかかります。
    でも、これについてはキャッシュレスご祝儀のサービスがそこそこ出てきているみたいですね!普及することを祈ります。

色々書きましたがちょっと疲れちゃったのでここまでとしますが、断じて私は結婚式はやるなとか招待するなとかご祝儀はやめろとかは思ってません。
でも、

  • キャッシュレス2秒でご祝儀送れるようにする

  • ご祝儀と言う形ではなくみんなで相談してお金を出し合って結婚式のコンテンツをつくりあげる

  • 服装超自由

とかがもっと浸透してもおもしろいな〜と思います。
まあ現実は、いろんな年代の方が参列されたり、あらゆるステークホルダーの想いとかもあるのが結婚式というものだと思うのでなかなか難しい部分もあるんでしょうね〜。

そもそも結婚式やらない人たちも増えていますが、
個人的には結婚式のスタイルが今後どのように変わっていくのか、
とても楽しみです。



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