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フライデーナイツ

#眠れない夜に


いつもこうなんだよね。心が騒つくところから始まることが多い。かなりの問題として飛び込んでくる。それは私生活から仕事まで全てにおいて。絶望感を満載している。不正、不信、非難や批判。破産や滅亡でひどい時は死に至る物語から始まるのだ。

善意が悪意にすり替わる

しょっちゅうだ。僕は自分の意思はおおよそ持たない。常に人がどうしたいかを叶えるのを生き甲斐としている人種と自負している。はっきり自己評価をするならば「人誑(たら)し」だ。みんなを喜ばせようと動き、すると当然誤解を生む。ひとりの良かれは、万人にはならぬとなる。だけどそれが性分。やめられない。その結果いつも良かれが、成らぬとなる。だから人は難しい。

良かれ人

思い返せば、いつも困っている人が頼みにくるようだ。僕は誑し人だからそれは気にしない。だが頼られ続けると自分が褪せていくのが分かる。選べないのだ。頼られていい人とそうじゃない人を。そして妬まれる。僕は構わない。平等や公正だけでは導けない。いつだって偏りからその先にいけると思うんだよね。

成らぬ人

いつだって正しい人。素直に尊敬する。なぜかって?僕がなれないから。僕はたいてい間違えてると自覚する。自分に尽くさぬからだろう。自分の尺度をはっきり持ち、現在地がいつもクリアだから逸れているのが許せない。ゴールへちゃんと導ける人。素晴らしい。僕はどこへ繋がる道かわからない冒険を楽しみたい。正しくはない道でわくわくしたい。明日なんていつも何が起こるかわからないじゃん。だったら楽しいほうを選ぶ。


毎日がジェットコースター

これは僕の宿命。こないだのソファベッドの話みたいのが日常に小さく起こる。大都会でジャケットを無くす。しかも渋谷だ。前日の行動をトレースして散々探しても見つからず、ついにハチ公前の交番に紛失届も出した。定期やカードキーもポケットに入っていた。仕事を終えて諦めかけた時に後輩から連絡が入る。電車で偶然拾って駅長室に届けてくれていた。ポケットの中身もすべて無事だった。ありがたい。とても嬉しかった。だがあれ?待てよ。となる。

自分の不注意かと思いきや、ジャケットは無くしていなかったのだ。別の同僚が預かったものを電車に忘れて、それを偶然後輩が拾ったらしい。でも手元に戻ってきた。

最初から起こらなければいい事

これに感謝やドキドキが生まれている。こんな事が頻繁に起きる。僕だけかな?幼少の頃からそうで、それが当たり前になってきた時に捉われなくなった。本能的に受け身を取れるようになっていた。でもだいたい結果オーライなの。急いでる時に鍵が抜けなくなり時間より遅く車で出かけると高速で事故が起きてた。遅れたせいで巻き込まれなかった。なんてこともある。で、目的地に着くと時間を30分間違えていて遅刻にならなかったりする。無駄も予定通り。となる。

意味のある行動より

行動に意味があることに気づく。最短距離で辿り着くナビにはできないこと。そう僕は






























そう思うとなんだか豊かな気持ちなる。そんな金曜日の夜に幸せな気分で眠りにつける。何処か遠くへ行く夢を見るのだろう。





ここまでお読みくださって
ありがとうございます

トチロー




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