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月経カップのこと

※生理・月経のことについて書いてます。

毎月くる生理。まあまあめんどくさいことこの上ないんだけど、私はPMS(月経前症候群)の症状もほぼなく、生理痛や不順などもなく、楽な方だと思う。

数年前に、紙ナプキンから布ナプキンに変えた。
布ナプキンに変えたことで変わったことがいくつかある。
まずは「生理周期が、32日ぐらいから28日ぐらいに変わった」こと。「血の付いたものを洗うことに抵抗がなくなった」こと。そして、なんといっても「紙ナプキンを買うコストがほぼなくなった」こと。布ナプキンはそれほど安いものではないのだけど、一旦ある程度の分量をそろえてしまうと、数年買い替える必要はないので、紙ナプキンのコストはさらっとクリアしてくれるのだ。

よく、「女性は生理があるから、血に対する抵抗力がある」みたいなことをいうことがあると思うのだけど、確かに、毎月だらだらと流れ出る血を見ているので、血に対する抵抗力はあるかもしれないけれど、生理になったころから、高性能な紙ナプキンが存在する年代の私は、「血の付いたものを洗う」ということは、「失敗して(汚して)しまったものを洗う憂鬱な作業」という感覚だった。けれど、布ナプキンに変えると、毎日布ナプキンをごしごし洗うので、憂鬱な作業ではなくなり、当たり前の作業になった。セスキ炭酸ソーダに浸けておけば、あとはさーっと水だけでほぼ落ちる。
血の汚れには、セスキ炭酸ソーダ!!覚えておきましょう。
あ、それでも落ちにくいものや黒ずんでいってしまう汚れはあるけれど、仕方ないよね!汚れるものだもの!と思いきれば、問題ない。

布ナプキンをし始めたころだったと思う。ふとネットで、「月経カップ」の存在を知った。シリコン製のカップを、膣の中に入れて使うものなのだが、そのころは自分が使える自信もなく、気になりつつも手を出す勇気はなかった。

最近はよく長期で移動することも多く、移動先で生理になることもあるので、布ナプキンだと圧倒的に荷物の量に影響が出る。そこで、「月経カップ」を思い出した。これが使えるようになったら、布ナプキンの必要量が減るんじゃないかなと思ってのことだった。

改めて調べてみるとかなりいろいろな種類があることを知った。一番最初に知ったころは海外製のものぐらいしかなかった気がするのだけど、今は日本製のものもあり、紙ナプキンでよく見る「ソフィ」も月経カップを販売していた。とりあえず、初心者用(シリコンの硬さの違いでいろいろあるのだ)となっているレベルのもので、気になったソフィの月経カップと、ドイツ製の月経カップを買ってみた。

今は在宅勤務なので、着脱は風呂場でやることにした。
さすがに最初は入れるのに苦労したけれど、なんとなくコツがつかめてくると、一度で入れられるようになってくる。
取るのはぐっとおなかに力を入れればリングをつかんできゅぽっと抜ける。
心配していたほど汚れることもないし、もう少し慣れれば、トイレでの着脱もできるようになるだろう。

布ナプキンに変えたとき、「自分で洗うことで経血量を確認できるようになる」といわれていた。確かに、なんとなくの経血量は見えるのだけど、血って、ちょっとだけでも水がすごく染まるんだよね。ざばーざばーと経血のついた布ナプキンを洗いつつ、「これ、めっちゃ血がついてる気がするけど、以外に血の物量はそれほどでもないのでは」と思っていた。あまり具体的な量はわかりづらいな、と思っていた。
けれど、月経カップは違う。具体的にカップの中に経血が溜まっているので、具体的な量がわかる。

月経カップがうまくつけられていないときや、カップからあふれたときは、漏れたりすることはあるけれど、漏れると流れ出る感覚があるので、変え時も分かりやすい。3日目ぐらいまでは、さすがに1日に何度か変えなければいけないけれど、それがなければ流れ出る感覚が全くないので、生理であることをほぼ忘れられる。これは本当に楽。ナプキンも、さすがに漏れることがあるから、ある程度は消費するけど、今までほど血が付かないので、洗うのもそれほど大変じゃない。漏れ出てから変えてると、ナプキンも汚れるけれど、漏れ出る前に月経カップを入れ替えてれば、ほぼナプキン汚れないんじゃないか、と思う。

月経カップ、お勧め。

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